MBTI診断が広く知られるようになるにつれ「日本人にはこのタイプが多いらしい」といった話題を目にする機会が増えました。
実際、MBTIは国や文化によって分布に違いが出やすいと言われています。
日本は独特の言語や文化がある国ですから、特定のタイプが多く見えやすいのでしょう。
ただし、これは単純に性格が偏っているという話ではないようです。
社会構造、教育、文化、自己認識のクセなど、複数の要因が重なった結果として、多く見えるタイプが存在していることがわかりました。
そこでこの記事では、日本人に多いとされやすいMBTIタイプやその背景、文化的理由をリサーチ。
みなさんが最も気になるであろう「本当に多いのかどうか」という視点まで、丁寧に解説していきます。

日本人に多いMBTIタイプは?

日本人に多いといわれるMBTIタイプには、いくつか共通点がありました。
それは、以下のものです。
- 協調性
- 責任感
- 空気を読む力
- 集団で安定を重視するスタンス
ここでは、特に日本人に多いとされる代表的なMBTIタイプを5つ取り上げます。
それぞれが、なぜ日本社会と親和性を持ちやすいのかを解説していきましょう。
ISFJ(擁護者)

ISFJは、他者への配慮や実務能力の高さ、ルールや慣習を大切にするタイプです。
日本社会では、周囲に気を配り、決められた役割を丁寧にこなすことが高く評価されます。
ISFJの「目立たず支える」「縁の下の力持ち」という在り方は、和を重んじる文化と相性が良いと言えますね。
そのため、実際の人口以上にISFJ的な振る舞いをする人が多く見えるのでしょう。
結果として、日本人に多いタイプとして認識されやすくなっていますよ。

ISFJに合う国としても、日本が挙げられています
ISTJ(管理者)

ISTJは責任感が強く、規則や手順を守りながら着実に物事を進めるタイプです。
年功序列やルール重視の組織文化が根強い日本では、ISTJ的な思考や行動が「理想的な社会人像」として評価されやすいですよね。
その結果、本来は別タイプであっても、ISTJ的に振る舞うことを求められ、自己認識としてもISTJを選ぶ人が増えているようです。

ISTPとかINTJとか、ISTJに近いMBTIタイプが「ISTJっぽく」見える現象もありそうだね
ESFJ(領事官)

ESFJは、周囲との調和を大切にし、人間関係を円滑に保つことに長けたタイプです。
日本では、場の空気を乱さず周囲に合わせる姿勢が重要視されるため、ESFJ的な行動が高く評価されやすいでしょう。
学校や職場でも、気が利く人やまとめ役として期待され、その役割を自然にこなす人がESFJと認識されやすくなります。

明るく優しく気配り上手。
調和重視の日本では理想とされやすいタイプなのかも♡
INFJ(提唱者)

INFJは、世界的には少数派とされています。
しかし、日本では比較的多く見えると言われることがあるようです。
これは、日本人が内省的で空気を読む文化の中で育つため、INFJ的な思考力が育ちやすいからだといわれていますよ。
ただし、実際にはINFJそのものというより「INFJ的な価値観や行動様式を身につけている人」が多いという見方のほうが近いでしょう。

実際は別のタイプでも、日本で生きやすくするためにINFJ的な振る舞いをしている人が多いのかもね
INFP(仲介者)

INFPは、自分の内面や価値観を大切にし、他者に対しても優しさを持って接するタイプです。
日本では、直接的な自己主張よりも、内に秘めた思いや空気を読む姿勢が好まれる場面が多くありますよね。
そうなると、INFP的な在り方が自然に育ちやすい環境が、日本にはあるのでしょう。
日本人に多いタイプの1つだといわれていますよ。
日本人には「SJタイプ」が多い

日本人に多いMBTIタイプとして、特にSJ(Sensing × Judging)タイプが挙げられます。
これは偶然ではなく、日本社会の構造そのものがSJ的な性質を強く求めてきたようです。
ちなみに、SJタイプというのはMBTIの中で「番人タイプ」と呼ばれます。
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番人タイプは、現実的で地に足がついており、日本社会で評価される特徴を持った人物たち。
やはり、日本という文化に適した特性を持っている人は、日本で生きやすくなるため、必然的に国民性に近いタイプになるのかもしれませんね。
では、具体的になぜSJタイプが多いのか見てみましょう。
教育システムがSJ気質を育てやすい
日本の教育は、決められた正解を覚え、ルールを守り、集団行動を重視する傾向が強いですよね。
この環境では、現実的で手順重視、計画性のあるSJタイプの思考が育ちやすくなるのです。
逆に、自由な発想や型破りな行動は抑制されやすいため、SJ以外の気質が表に出にくくなるでしょう。

わかるわ~。ENTP、ESTP、ENFPあたりの自由人は日本だと窮屈に感じることがあるよね!
社会構造が安定重視である
日本社会は、変化よりも安定、革新よりも継続を重視する場面が多くありますよね。
この価値観は、過去の経験をもとに判断し、秩序を保とうとするSJタイプと相性が良いのです。
そのため、SJ的な行動が「正しい大人の振る舞い」として強化されてきたのですね。

決してSJタイプの生き方や考え方だけが正しいわけではないけど、少なくとも日本ではそのように評価されやすいから、日本に多くなるのかもね
\ あなたのMBTIは何位?/
集団主義と親和性が高い
SJタイプは、組織や集団の中で役割を果たすことに安心感を覚えやすいタイプです。
日本文化は、個よりも集団を優先する傾向がありますよね。
SJタイプの性質は日本で自然に評価されやすく、結果として多く見えるのでしょう。
責任感が評価される文化
日本では、自分の意見を強く押し出すことよりも、与えられた責任を果たす姿勢が重視されます。
この日本独自の価値観は、J(判断型)の特性が強い「しっかり者」のJタイプと相性が良いでしょう。
社会全体で、その気質が強化されやすくなっているのですね。
特定のタイプだけが多く見えるナゾ

日本人に特定のMBTIタイプが多いと感じられる背景には、興味深い事実がありました。
実際の人口分布だけでなく、なぜかそのように見えてしまう理由が存在するのです。
ここでは、その錯覚が生まれる要因を解説してみましょう。
診断時の自己認識が影響
MBTIは、自己申告型の診断です。
そのため、ある程度の「理想の自分」や「求められている自分像」で回答してしまうこともありますよね。
日本では、協調性や責任感が重視されるため、わたしたちは自然と「そうあるべきなんだ」と思いながら生きているかもしれません。
その結果、SJタイプ寄りの回答を選びやすくなり、結果として分布が偏って見えるという可能性があるのです。
環境による性格の上書き
わたしたちは、もともとの性格と後から変わった性格という要素を持っています。
本来の気質とは別に、社会に適応する中で後天的に身につけた思考や行動のパターンが、MBTI診断に影響することがあるのです。
特に日本では、空気を読む力や我慢強さが求められます。
そのような環境で生きてきた人は、本来は別タイプなのだとしても、SJタイプのように見える人が増えやすいでしょう。
その結果、日本人っぽく見えるMBTIタイプが多くなるという現象が起きているのかもしれません。
「日本」には「日本人」が多い
当たり前かもしれませんが、日本には日本人が多いですよね。
そのため、日本人っぽい性格をしている人が多く見えるのは、当然のことでしょう。
そして、自己主張の強いタイプや型破りな行動をする人は、どうしても少数派に分類されやすくなります。
目立たなかったり、あるいは同調圧力に負けて抑えられやすくなったりするでしょう。
その結果、N型やP型が少なく見えるという現象が起こります。
相対的に、SJタイプが多く感じられる構造が生まれているのですね。
まとめ
MBTIタイプの中で日本人に多くみられるのは、実際の性格分布だけでなく、日本特有の文化、教育、社会構造、そして自己認識のクセが影響していました。
ISFJやISTJ、ESFJといったタイプが多く見えるのは、それらの性質が日本社会で評価されやすく、育ちやすい環境が整っているから。
しかし、それは他のタイプが少ない、価値が低いという意味ではありません。
日本では見えにくいだけで、多様な気質は確実に存在しているからです。
それぞれの特性が、どのように社会と関わっているのかを理解し、それぞれの強みや良さを発揮していきたいですね。















