この記事では、ジブリ映画『となりのトトロ』の登場人物のMBTIを推測してみたいと思います。
みんな大好きトトロは、一度でいいから会ってみたい(!?)お化けのトトロと、サツキ&メイという姉妹が登場する物語。
ファンタジー作品ですが、トトロが登場することを除けば、のどかな田舎町での平和な暮らしが描かれています。
そこで『となりのトトロ』の登場人物にMBTIを当てはめてみました。

サツキ(ESFJ)

主人公・草壁サツキは、12歳(小学6年生)という設定です。
12歳にしてはとてもしっかりしていて、家庭でも学校でも周囲の人に気を配る性格であることがわかりますよね。
母親が入院し、家のことを支える役割を自然に引き受け、メイの世話も献身的にこなしています。
こういった性格は、ESFJの持つ「責任感の強さ」「他者への思いやり」と一致します。
具体的に、サツキがESFJである根拠を見てみましょう。
引っ越してすぐ打ち解ける社交性
サツキは、引っ越し先の地域の人と交流する際にも、とても礼儀正しく、すぐに打ち解けていました。
相手に安心感を与えるコミュニケーションが得意で、落ち着いていながらも、外向的な要素が強く見られますよね。
サツキは、引っ越したてで「みっちゃん」というお友達ができ、一緒に登校していました。

サツキの明るく優しい性格で、転校してもすぐに友達ができていたのでしょう。
また、メイが行方不明になったときにも、地域の大人たちに助けを求める素直さを持っていました。
カンタのおばあちゃんをはじめ、みんなサツキを可愛がっていたからこそ、協力を引き出すことができたのでしょう。
そういった人脈もESFJらしく、危機的状況で他者とのつながりを自然に活かせる点が、よく表れていますね。
どんなときもメイ優先
サツキは、本当に良いお姉ちゃんですよね。
ESFJが持つ責任感と、大切な人を守らなければいけないという義務感が、サツキという人物にはよく表れています。
特にサツキが守りたかったのは、家族の中で唯一自分よりも小さく弱い、妹のメイだったでしょう。
メイが行方不明になったときは、なりふり構わず町じゅうを探していましたよね。

ESFJは身近な人の安全が脅かされると、自分の感情よりも行動を優先する特徴があります。
サツキの焦りや涙もすべて「家族を失いたくない」という強い感情からきていたのですね。
周囲を頼りながら積極的に動き、誰かのために行動できる行動力を見せたサツキは、まさにESFJらしい温かなリーダーシップを発揮するキャラクターでしょう。
誰に対しても丁寧で親切
サツキのESFJらしさは、誰に対しても丁寧で親切に対応しようとする振る舞いにも表れています。
くり返しになりますが、サツキは12歳の小学校6年生。
それにもかかわらず、カンタに傘を借りて返しに行った際、カンタのお母さんにとても丁寧にお礼を言っていましたよね。

カンタさんが貸してくれたんです。メイもいたから、とても助かったの。でもカンタさんが濡れちゃって…ありがとうございました!

たしかに小6の子が言えるお礼の言葉じゃないよね!
ESFJは典型的な優等生×人気者タイプ。
まさにサツキの性格を象徴しているように感じますね!
メイ(ENFP)

メイは4歳という設定で、わんぱくで元気いっぱいな女の子。
好奇心のかたまりで、外の世界で興味を持ったものに一直線で飛び込む行動力が、ENFP的ですね。
トトロと出会ったときにも、恐れよりワクワクが勝っていました。
想像力豊かに世界を広げていく姿は、典型的な外向直観(E+N)タイプ。
感情表現もストレートで、喜怒哀楽がそのまま行動に反映される点は、外向感情(E+N)の特性がよく表れていますよね。
物語中盤では、大好きなお母さんのために「とうもろこしを届けたい」と強く願って、迷子になってしまいます。

熱い情熱と衝動性で行動してしまうところも、ENFPの純粋さと危うさの象徴。
自由奔放で天真爛漫、そして人が大好きで人懐っこいメイは、まさに幼いENFPそのものと言えるキャラクターです。
トトロを見ても怖がらない度胸
メイは、物語の中で最初に、まっくろくろすけとトトロに出会った人物です。
まっくろくろすけを見かけたときも、積極的に追いかけ手でパチン!とつぶそうとするなど、肝が据わった性格であることが窺えます。
外では小さなトトロを見かけ、草むらに入っていくのを追いかけていきましたね。

4歳といっても、見たこともない生き物に遭遇すれば怖がる子は怖がるもの。
しかし、メイはワクワクした気持ちが勝って、最終的に大きなトトロに巡り合いました。
お腹の上に乗って「大きなお口!」とケラケラ笑ったり、気付いたらトトロの上で寝てしまっていたり、怖いもの知らずなENFP的特徴がみられました。
メイは発達障害?
一部では、メイに「発達障害(多動衝動)の傾向があるのでは?」という意見もあります。
メイの行動はENFPらしく、強い感情に突き動かされる行動力と、今の気持ちを優先する衝動性が表れています。

母を思う気持ちが高まり、それが即行動へつながるのは典型的な外向×直観×感情(E×N×F)の動き。
合理性よりも「届けたい!」という純粋な思いが勝ってしまいました。
また、幼いENFPが抱えがちな、多動気味の衝動性もみられます。
好奇心や情熱が暴走してしまう面が、とくに強調されていますよね。
危険性を理解するより先に行動し、迷子になってしまう展開も、ENFPの弱点として語られる「リスクを読みきれない無鉄砲さ」と一致しています。
とはいえ、メイはまだ4歳ですから、年齢とともに落ち着く部分もあるでしょう。
作品の中では、ENFPの傾向が強いという結果になりました。
サツキとメイのパパ(INFP)

サツキとメイのパパは、穏やかで柔らかい雰囲気を持っています。
子どもたちの想像力や感性を否定せず、寄り添うスタンスが典型的なINFPですね。
大学での研究職という職業も、内向型で思索的なINFPの適性に合っています。
また、妻の入院という不安要素を抱えながらも、家族への優しさや信頼を崩さず、静かに支え続ける心の強さも見られますよね。
サツキに頼りきりで不安定な一面
一方で、家庭のことを自分で引き受けるよりも「思索」に集中しがちな面もあります。
たとえば、まだ12歳のサツキに家のことをすべて任せてしまうような部分は、INFPの弱点でもあるでしょう。

INFP特有の思索に偏りやすい傾向、実務能力より精神性を重視する性質があらわれているように感じます。
職業が研究者ということもあり、INFPのように内向的に集中するタイプは、家事や生活管理よりも思考にふけりがち。
根底には家族を深く愛する誠実さがあり、INFPらしい父親像なのですが、日常的に「やるべきこと」の優先度は低くなる傾向があります。
無関心ではなく家族への愛情は深いものの、リーダーシップが弱く、自然とサツキに役割が集中してしまう状況なんですね。
これは、INFPの弱みと優しさが同時に表れた人物だといえるでしょう。
のんびり寛容的な性格
サツキとメイの父親は、トトロの存在を子どもたちが話したときも、頭ごなしに否定しませんでした。
「そうか、会えたんだ」と自然に受け止め、子どもの世界観を尊重していました。
このセリフからも、父親はトトロのように非現実的な存在を心のどこかで信じていて、子どもたちの経験を素直に信じることができたのかもしれませんね。
妄想や空想の中で自分の世界を広げていくのが、INFPの特徴。
父親は、そんなファンタジーの世界にいながら、いつも大らかに生きることができているのかもしれませんね。
サツキとメイのママ(INFJ)

サツキとメイのママは、優しく落ち着いていて、家族の心の状態を深く理解するように寄り添うタイプ。
MBTIを当てはめると、INFJになるでしょう。
入院中という設定で、作中にはめったに出てこないため、主要キャラクターと比べて人物像が見えにくいですが、慈愛と洞察があふれていますよね。
寂しい思いをしているであろう子どもたちの気持ちを敏感に察知し、励ます言葉の選び方にも、愛情を感じます。
また、家族や地域への思いやりが自然体で「みんなで仲良くやりましょう」「自分が不在でも仲良くやってね」という姿勢がみえますね。
INFJは、理想と現実の間で静かにバランスを取るタイプですが、体調が万全でなくても家族の未来を大切にしようとする母親の姿勢は、その象徴といえます。
サツキやメイへの深い信頼、子どもの成長を温かく見守る視点、そして優しく穏やかなコミュニケーション力は、まさに家庭の精神的中心としてのINFJらしさを感じます。
カンタ(ESTP)

カンタは活発で、直感的に行動するタイプです。
恥ずかしがり屋でありながらも、必要な場面では迷いなく動く勢いが、ESTPに近いですよね。
サツキに傘を渡すシーンや、トトロの存在に驚きつつも受け入れる柔軟さなど、行動力と現実的な判断力のバランスが見られます。
また、素直で感情が表に出やすく、照れ隠しのためにぶっきらぼうな態度をとるところも、典型的なESTP少年像という感じがしますね!

考えるより先に体が動く一方、周りの空気を読む力もあり、サツキの気持ちを察して一生懸命サポートしようとする優しさもみられました。
困ったときに頼りになる少年として、ESTPの強みである勇気と実行力が、作品を通して描かれています。
傘を貸したのに嘘をつく一面
カンタの行動は、ESTPらしく行動で示す優しさと、恥ずかしがりによる口下手さが混ざったものです。
ESTPは普段はぶっきらぼうでも、本当に困っている人を見たら瞬発的に助けることができます。
考えるより先に身体が動くため、たとえばサツキに傘を貸してあげるシーンのように、自分が濡れるなどの損得は気にしていません。

また、傘を貸したにもかかわらず母親には「なくした」といって怒られています。
こういった部分からも、感情を言語化するのが苦手なESTPの典型的特徴が垣間見えますね。
好意や優しさを言葉で伝えるより、黙って行動で示すタイプであり、母に見つかったときに照れて叱られるのも含め、ESTPらしい不器用な優しさが表れています。
メイの捜索に参加する優しさ
カンタはメイが行方不明になったとき、表情やセリフで心配している様子を見せるというより、行動で示していたのが印象的でしたね。
特に、サツキに黙って自転車を貸し出すシーンでは、カンタの不器用な優しさを感じました。
ESTPは感情的な励ましよりも、今その場でできることを優先する現実対応型。
頭で考えるより先に体が動く、感覚型らしい瞬発力が表れていましたね。
カンタのおばあちゃん(ISFJ)

カンタのおばあちゃんは、地域の子どもたちを見守る存在。
サツキやメイに対しても温かく、保護者のように接していました。
落ち着いた判断や、昔話を自然に伝えられる語り口、困っている人を放っておけない献身性など、どれも内向感情(I+F)と外向感覚(S)の特性が出ています。
サツキやメイを心配して駆けつける行動力もあり、昔ながらの価値観を大切にしながらも、相手に寄り添う柔らかさがありますね。
家庭や地域のつながりを重んじる姿勢は、まさにISFJの「守護者」気質そのもの。
安心感と安定を提供する存在として、物語のなかでも精神的支えの役割を果たしています。
静かに暮らしを積み重ねる安定感
カンタのおばあちゃんは、日ごろから畑仕事や家事など、日々の暮らしの積み重ねを大切にしています。
ISFJらしく、夢や希望よりも具体的で現実的なことに目を向ける特徴といえるでしょう。
だからこそ、都会から引っ越してきた草壁家のことを特に気にし、野菜を届けたり水くみを手伝ったりと、コミュニティの中で人を支える役割を果たしていました。
長年その土地で生きてきた記憶と敬意があるからこそ、新参者に対しても排他的にならず温かく迎え入れる姿勢を持っているのでしょう。
サンダルをメイのだと早とちり
カンタのおばあちゃんといえば、池に落ちていた女の子もののサンダルを、メイのものだと勘違いし、村じゅうの人が水の中を捜索することになりました。
ISFJは経験に基づいて物事を判断しやすく、目の前の情報と自分の知識を素直に結びつける傾向があります。
おばあちゃんの早とちりも、経験則による推測が働いた結果だったのでしょう。
ISFJらしい慎重さと、心配性が混ざった行動でしたね。
また、ISFJは人の安全に強い責任感を持つため「もしメイちゃんのものだったら大変だ」と、悪い可能性を想像しがち。
大人たちに捜索するよう即座に知らせたのも、配慮と保護本能が強いISFJの典型で、相手を守りたいという思いが先走ってしまったのでしょう。

あのシーンはいつ見てもハラハラするよね…!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『となりのトトロ』は、一度は見たことのある作品なのではないでしょうか。
登場人物は少ないものの、物語の中に深みと愛、そしてファンタジー要素が詰め込まれ、惹き込まれますよね。
『となりのトトロ』の舞台のモデルは、狭山丘陵(さやまきゅうりょう)周辺だといわれています。
田舎町でののどかな暮らしの中にある、人々のMBTI事情に触れるのもまた、興味深いものですね。


















