静かに内面の世界を大切にするINFPと、明るくエネルギッシュなESFP。
一見正反対に見えるこの2タイプですが、意外にも惹かれ合いやすく、互いにない魅力に惹かれる組み合わせです。
この記事では、INFPとESFPの相性の良さやぶつかりやすいポイント、そしてうまく付き合うコツまで、くわしく解説します。
INFPとESFPの相性について気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

INFPとESFPの基本的な性格

まずは、INFPとESFPの基本的な性格から見てみましょう。
INFPとESFPは、MBTIのアルファベット4文字中2文字が共通しています。
社交性や考え方の基本は違うものの、どちらもマイペースで思いやりのある性格だという共通点も。
それぞれがどのような性格をしているのか、最初に知っておきましょう。
INFPの基本的な性格
INFPは「理想を大切にする内向型」のタイプ。
豊かな内面世界を持ち、自分の価値観や信念に深く根ざして生きる傾向があります。
静かで控えめながらも、人の感情に敏感で、困っている人を放っておけません。
一方で、現実よりも理想を優先するタイプで、社会のペースに馴染めず悩むことも。
【I】内向型ではありますが、自己表現することに魅力を感じ、創作活動や心のこもった対話を好みます。
繊細ながらも、自己の本質や自分が思い描く世界を周囲に伝えたいと願っています。
慎重で傷つきやすく、人間関係では心から信頼できる人と深く関わるでしょう。
ESFPの基本的な性格
ESFPは、今を楽しむ外向的で社交性の高いタイプです。
人との交流を通じてエネルギーを得るため、自然と輪の中心になりやすいでしょう。
明るく陽気な雰囲気で場を盛り上げ、臨機応変に行動できるのが魅力です。
直感的にものごとを捉えるのが得意で、空気を読むのもお手のもの。
なにごとも、深く考えるよりも「やってみる」スタンスが強く、感情表現が豊かでストレートです。
人に元気や癒しを与える天性のムードメーカーです。
INFPとESFPの相性が良い理由

INFPとESFPの相性は良く、お互いの優しさに包まれながら、温かく穏やかな関係を築くことができるペアです。
半分は正反対の要素を持っている組み合わせですが、なぜ相性が良いのでしょうか?
特にうまくいきやすいポイントを見てみましょう。
お互いにないものを補える
ESFPはINFPにとって刺激的で、新しい世界を見せてくれる存在。
底抜けの明るさとポジティブさ、そして細かいことを気にしない大らかな性格に、心が救われることがあるでしょう。
一方、INFPはESFPに対し深い感情や哲学的な視点をもたらします。
楽しさを重視するのがESFPの特徴ですが、INFPと一緒にいることで内面世界の深さに魅力を感じるかもしれません。

感情に共感できる
INFPもESFPも「F(感情型)」を持つタイプであり、人の気持ちに敏感で共感力が高い点が共通しています。
どちらも人の痛みに共感したり、優しさをもって接したりする人物でしょう。
相手の感情を理解しようとする思いが共通しているため、感情面での理解は早く、自然と打ち解けやすいのが相性の良さです。
ESFPはオープンな感情表現で人とつながることを大切にし、INFPは静かに深く、相手の気持ちを理解しようとします。
たとえば、ESFPが楽しさや喜びを素直に表現することで、INFPの緊張がほぐれることがあるでしょう。
そして、INFPの繊細な気遣いが、ESFPの心を温めることもあるでしょう。
楽しさと絆を分かち合える
ESFPは「今を楽しむ」ことが大好きで、人生の明るい側面に自然と目を向けられるポジティブマインドを持っています。
一方でINFPは、より深い心のつながりや意味のある対話を求める傾向があります。
多くの人間関係においては、これらは別の方向性として見られがちです。
しかし、INFPとESFPの組み合わせでは、それぞれがそのバランスを取る役割になると考えられるでしょう。
たとえば、ESFPがINFPを誘って外の世界に連れ出し、楽しさを分かち合うことができるかもしれません。
INFPはそんな時間の中で、相手との心の絆を深めていくでしょう。
このように、楽しい時間と精神的な深いつながりの両立ができるのが、この2人の強みですね。
INFPとESFPがすれ違いやすいのはどんなとき?

相性が良く、惹かれ合いやすいINFPとESFPですが、すれ違う部分もあります。
主に双方の性格が対照的である【I/E】(内向型・外向型)、そして【N/S】(理想主義・現実主義)の違いが相性にあらわれることがあります。
具体的に、このペアがどのような場面で衝突する可能性があるのか見てみましょう。
刺激の求め方が違う
ESFPは人と関わりながら刺激を得たいタイプであるのに対し、INFPは1人の時間や静かな環境を必要とします。
INFPがESFPのアクティブさに疲れてしまったり、逆にESFPはINFPの静かさに物足りなさを感じたりすることがあるかもしれません。
週末の過ごし方や日常のテンションに差が出やすく、お互いが「自分と一緒にいて楽しくないのかな」と誤解しがち。
一緒に過ごすときには、お互いが心地よいと思える活動を一緒にするため、共通の趣味を持ってみるのも良いでしょう。

ストレス解消法や好きな過ごし方が違うなら、別々で過ごす日があっても良いわけだし、お互いが心地よくいられる距離感を大切にしたいね
意思表示の仕方が真逆である
INFPは言葉を選び慎重に伝えますが、ESFPは思ったことをすぐに口にする傾向があります。
ストレートな意思表示や喜怒哀楽の激しさが、ときにINFPを驚かせてしまったり、INFPの曖昧な反応にESFPが混乱したりすることもあるでしょう。
また、INFPは傷ついていても黙って我慢する傾向があるため、ESFPがそれに気づけずすれ違いが生まれてしまう可能性も。
ESFPは「言ってくれないとわからない」という不満を抱え、INFPは「言っても伝わらない」ともどかしい思いを持ち、感情のギャップがすれ違いの原因になります。
生きるスピード感が違う
INFPとESFPでは、日常的なテンションや性格そのものに加え、生きるスピード感が違います。
簡潔にいうとINFPは深い生き方を好み、ESFPはテンポ感を重視します。
INFPは一つのことに深く向き合い、ものごとの意味や感情の背景を大切にします。
一方、ESFPは瞬発力があり、その場で素早く決断・行動するタイプ。
このテンポの違いが、コミュニケーションに支障をもたらす可能性があるでしょう。
INFPにはじっくり考える時間を、ESFPには行動する自由を、それぞれ尊重する意識が必要ですね。

どちらも【P】知覚型のマイペースさんだからこそ、全然違うスピード感で生きてるんだね!
INFPとESFPがうまく付き合うためのコツ

INFPとESFPはお互いにないものを補い合い、それぞれの魅力に惹かれる組み合わせです。
では、そんな2組がさらに円満に付き合っていけるポイントをまとめてみましょう。
関係を深め、お互いの良さに気付けるよう、ぜひ意識してみてくださいね。
お互いのペースを尊重する
ESFPはINFPの静かな時間を邪魔せず、INFPはESFPの自由を制限しすぎないよう配慮することが大切です。
「無理に一緒にいようとしない時間」も関係を安定させるでしょう。
それでも、双方ともに【F】感情型でお互いを必要とする時間があるかもしれません。
そうやってバランスを取りながら、一緒にいる時間を調整すると、心地よい距離感が掴めてくるでしょう。
たとえばアプリを使ってお互いの予定を共有したり、連絡が窮屈にならない工夫(即レスはしなくてもよい、など)をすることも有効ですね。

お互いが窮屈にならず、寂しさを感じない、ちょうどよい距離感を模索していきたいね♡
気持ちを言葉で伝える
感情を察してもらおうとせず、できるだけ言語化する習慣をつけましょう。
特に【I】内向型のINFPは、自分の気持ちを言葉にせず溜め込む傾向にあります。
ESFPは感情表現がストレートなので、INFPからのアウトプットがなければ一方通行になってしまいます。
お互いに「伝える努力」「受け取る努力」をすることで、ちょうどいい伝え方が見えてくるでしょう。
INFPは少し勇気を出して言葉にし、ESFPは沈黙の裏にある気持ちを汲み取る努力を心がけてみましょう。

「モヤモヤするけど…まぁいいか」と気づかないふりをしてしまいがち。小さな違和感をシェアすることが大切ですね

私は逆に感情的になりがちだから、まずは一呼吸おいて冷静に話し合うようにしようっと!
共通の心地よい時間を作る
INFPとESFPはそれぞれ異なる特性を持っているからこそ、お互いが心地よいと思える時間を作れると良いですね。
たとえば「先週お出かけをしたから今週はおうちで映画を見る日にする」など、お互いの好きなことを少しずつ取り入れてみましょう。
INFPとESFP、ふたりだけのバランスを築くことが、より居心地のよい関係を築くポイントです。

ともに優しいふたりだから、お互いを尊重し合って素敵な関係性を築けそうだね♡
まとめ
INFPとESFPは、世界の見方も行動スタイルも異なります。
しかし、人を大切にしたいという本質は共通しています。
違いを楽しみ、補い合う関係を意識することで、ふたりの間には思いがけない深い絆が芽生えるかもしれません。