ISTJは真面目で責任感が強く、常識やルールを大切にする性格です。
感情を表に出すことは少なく、表面上は冷静で落ち着いた態度を取るため、本音が見えにくいように感じられることがあるでしょう。
そんなISTJですが、嫌いな相手や苦手な人に対しては、独特な反応を示すことがあります。
ポーカーフェイスのイメージが強いISTJだからこそ、嫌いな人にどのような態度を示すのか気になりますよね。
あなたが周囲のISTJと「良い関係を築きたい」「嫌われているか気になる」という場合、この記事を読めば、ISTJの人の態度から少しばかり意図が読み取れるかもしれません。
円滑な人間関係を構築するためのヒントにしてみてくださいね。

ISTJが嫌いな人にとる態度

ISTJは、嫌いな人にどのような態度をとるのでしょうか。
嫌いな人にとる態度は、まさにMBTIの特徴を表し、タイプによって大きく異なります。
「あなたのことが嫌いです」とストレートに伝える人もいれば、陰口で発散する人、とことん関わらない人…
さまざまな対応がありますが、ISTJはその中でもちょっと特殊かも。
「ISTJのあの人に嫌われているかも…」
「嫌われないようにしたい!」
と考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
距離を置こうとする
ISTJは不快な相手に対しても、感情的に怒鳴ったり攻撃的になったりすることはほとんどありません。
そのかわり、そっと距離を取る傾向があります。
必要最低限の会話しかしなくなったり、プライベートな情報を一切話さなくなったりするのが、彼らなりの拒絶サインです。
ISTJは【S】感覚型の特徴を持っているため、基本的に態度や返事がシンプルな傾向があります。
好感を持っている相手とはにこやかに話す、嫌いな人とは挨拶のみなど、比較的態度でわかりやすいタイプかもしれません。
表情が乏しくなる
ISTJといえば普段から感情表現が控えめですが、嫌いな相手にはさらに無表情で”事務的な対応”になります。
話しかけても必要な返事だけを返すなど「情がない」ように見える態度をとるため、冷たい人と思われることもあるでしょう。
ISTJのように【I】内向型のタイプは、普段からテンションが高いわけではないので、表情だけで意図を読み取るのは難しいと思います。
しかし、いつもより暗い表情だったり、特定の誰かにそのような雰囲気で接していたりすれば、その人のことを良く思っていない可能性があるでしょう。
無視や陰口はほとんどない
ISTJはもともと誠実なタイプなので、嫌いな人であっても感情的に無視したり、陰口を言ったりすることはないでしょう。
しかし「無関心」に近い態度を取り、存在は認めているが深入りはしないという線引きをするのが特徴です。

嫌いな相手とは当然話したくないので、事務的な対応にはなりますが、わざわざ無視したり陰口を言ったりはしません。
嫌いになることと、その人を攻撃すること(無視・陰口)は違うので。
ISTJが嫌いになるのはどんな人?

ISTJが嫌いになるのは、ISTJの信念やポリシーに反する行動をとる人です。
ISTJは真面目で曲がったことが大嫌い。
時間や約束、秩序など、社会を円滑に回すためのルールはきっちり守りたいタイプです。
そういったマナーやモラル的な価値観が合わない人に、違和感を感じやすいでしょう。
具体的に、ISTJがどのような人を嫌う傾向にあるのか見てみましょう。
約束を守らない人
ISTJにとって、信頼と責任は非常に重要です。
時間にルーズだったり、仕事や約束を適当に済ませる人を見ると、不信感が募りやすくなります。
ISTJはMBTIの中でもダントツの実直さ、真面目さを誇るタイプ。
自分も絶対に約束は破りませんし、相手にも同じだけの誠実さを求めます。
感情的すぎる人
論理や事実に基づいて考えるISTJは、感情的な人が苦手です。
感情を爆発させすぐ泣いたり怒ったりする人を見ると近づこうとしなかったり、気分で行動する人に対して「信用できない」と感じたりするでしょう。
また、仕事もプライベートも冷静沈着なISTJは、感情に振り回され場の空気を乱したり、計画を台無しにしたりする人にも、嫌悪感を覚えます。
失礼な人
ISTJは、社会的マナーや秩序を重視する人物です。
無礼な人やルールを軽視するタイプには、強い拒否反応を示すでしょう。
あいさつや言葉遣いはもちろん、細かなマナーや礼儀もきっちり守るのがISTJ流。
「フレンドリー」と「失礼」をはき違えているタイプにも、嫌悪感を感じやすいでしょう。
ISTJに嫌われているかも…と感じたら

もしあなたが「ISTJのあの人に嫌われているかも…」と感じていたら、次のことを意識してみましょう。
ISTJの人から避けられているとき、再び信頼を取り戻すためにできる行動をご紹介します。
先に言っておきますが、一度ISTJに見限られてしまうと、再び振り向いてもらうのは難儀です。
ISTJは現実的で意思が固く、一度した決断を覆すことがめったにないからです。
それでも、ISTJを相手にアピールできる方法はあります。
さっそく今日から意識してみてくださいね。
無理に距離を詰めようとしない
ISTJは一度「苦手」と感じた相手に対して、心を開くのに時間がかかります。
無理に仲良くなろうとするより、まずは誠実で一貫した行動を見せることが信頼回復のカギでしょう。
ISTJは【S】感覚型のため、目に見える形で誠実さをアピールするのがもっとも効果的です。
いくら「これから変わるから」といっても【S】感覚型のISTJには響かないでしょう。
また【T】思考型のため「許して」と、感情で訴えかけるのも逆効果です。
感情をぶつけない
ISTJは感情的な人が苦手です。
泣いたり許しを請うたり感情的に話すより、落ち着いて丁寧に会話を進める方が、ISTJにとっては「建設的な話し合いができる相手」と認識してもらいやすいでしょう。
ISTJは、感情で訴えかけて考えを変えてくれる相手ではありませんので、アプローチには注意が必要です。
時間をかけて信用を取り戻す
ISTJとの信頼は、一朝一夕では築けません。
1回サシで飲みに行ってみる、一緒にカラオケにでも行ってみる…
そのようなことで、ISTJの信頼を取り戻すことは到底できないでしょう。
ISTJにまた振り向いてもらいたい、受け入れてほしいと思っているのであれば、一貫して誠実に接していくことが必要です。
時間をかけて誠実さをアピールできれば、徐々に態度が軟化することもあるでしょう。
ISTJに対しては、継続的な信頼の積み重ねが重要です。
まとめ
ISTJは、嫌いな人に対して表立って攻撃することはほとんどありません。
ただ静かに距離を置くだけのため、人によってはISTJの意図に気付かない人もいるでしょう。
感情を表に出さない分、関係修復の糸口も見えにくいですが、誠実さと一貫した対応がカギとなるでしょう。
ISTJの沈黙や冷静さの裏には、自分のルールや価値観を大切にする強い意志があります。
一度人を嫌うと、なかなか信頼を取り戻すのは至難の業かもしれませんが、ISTJが大切にする真っすぐな誠実さを見せるチャンスです!