打たれ強い人、気にしない人、切り替えが早い人…
MBTIの中には、実にさまざまなメンタルの強い人がいます。
表面上タフに見えても、内面では繊細に葛藤している人。
感情をコントロールして、安定を保っている人。
同じメンタルの強さでも、種類やタイプがいろいろあるんです。
この記事では、MBTIの中でも特にメンタルが強いと言われるタイプや、強さの理由を深掘りしていきます。
メンタル強くなりたい!
あの人はなぜあんなに鉄メンタルなの?
そんなふうに思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「メンタルが強い」ってどういう状態?

まず、メンタルが強いとはどういうことなのか見てみましょう。
メンタルが強いと聞くと、さまざまなイメージが浮かぶのではないでしょうか。
たとえば陰口を言われても気にならなかったり、嫌われることを恐れなかったり、誰に対しても強気だったり…
この記事で総括的にご紹介する「メンタルの強さ」は、ずばり落ち込んでも回復が早い人です。
ここからは、MBTIの観点で「メンタルの強さ」がどのように説明できるのか見てみます。

メンタルの強さって、実は単なる「打たれ強さ」ではないんです…!
感情に飲まれず客観視できる
感情に流されず、冷静に分析できるタイプは「メンタルが強い」といえるでしょう。
困難な状況でも立て直しが早く、合理的にものごとを考え整理できる傾向があります。
MBTIでいうと、T(思考型)がこれに該当するでしょう。
T(思考型)は感情を冷静に整理し、問題を構造的に捉える考え方をします。
そのため、失敗や批判を「攻撃された」「悲しい」とは感じず、事実をそのまま飲み込んだり有益なアドバイスとして受け入れることができるのです。
何事も受け入れる柔軟性がある
固定観念に縛られず、どんなことも受け止められるタイプは、メンタルが安定しやすく「強い」といえます。
これに該当するのは、P(知覚型)です。
P(知覚型)は柔軟で、急な変化や突発的なできごとを受け入れるスピードが速いとされています。
どんなことにも大らかで、完璧でなくてもいいと思える柔軟な思考を持っています。
失敗や不確実な状態であっても怖がらず、どっしり構えて行動できる強さが魅力ですね。
自分の価値基準を持つ
他人の評価に左右されず「自分はこうありたい」という内的基準で動けるタイプも、メンタルの強さを持っているといえるでしょう。
外部の期待(社会の常識・他人の評価)ではなく、自分の価値観や美意識に基づいて判断できるので、結果的にブレにくくなります。
他者から見ると頑固に映ることもありますが、そもそも自分の価値基準を持った人は他者評価を気にしないので、どう思われても強くいられるのですね。
内向(I)タイプや直観(N)タイプに多く、孤独な時間を通して自己理解を深める力があります。
この時間はメンタルの回復にも役立ち、回復力が高い秘訣でもありますよ。
メンタルが強いMBTIトップ5

MBTIの16タイプの中でも、特にメンタルが強いと評されるタイプを5つ挙げてみました。
それぞれの特徴を見てみましょう。
【1位】ESTP:打たれ強く回復が早い
ESTPは、行動力と柔軟さが群を抜いているタイプです。
失敗しても「次どうするか」にすぐ意識を切り替えることができ、落ち込む時間が短いのが特徴。
論理的思考力も持ち合わせますが、それよりも過去の経験を学びにして立て直すことができます。
そのためショックを長く引きずらず、過去は過去と割り切るのが強さの秘密です。
スポーツ選手や営業職など、瞬発的判断が必要な環境で輝きやすいでしょう。

人からどう見られるかも気にしないから、病まないよ~♡
【2位】ENTJ:失敗を学びにするタフさ
ENTJは目標志向が強く、失敗を「過程の一部」ととらえる強さを持っています。
感情に流されることはなく結果を優先するため、落ち込むことはほとんどありません。
それよりも、この先どう改善するかに思考を集中させるのが得意でしょう。
自分に自信があり精神的にタフなので、批判にも動じにくく、プレッシャーの中でこそ能力を発揮するでしょう。
多くの人を統率するリーダー向きのメンタルの強さを持っています。

落ち込んでる時間がもったいないよね!
【3位】ISTP:感情に左右されない
ISTPはトラブルやピンチの時でも、慌てず現実的な対処ができるタイプです。
感情表現が少なく、外から見ると「動じない人」と思われがちでしょう。
感情表現が少ない、感情に疎いという弱みがあるものの、細かなことで一喜一憂せず「感情に距離を置くこと」ができるため、メンタルの浮き沈みが少なく安定しています。
また孤独にも強く、1人で問題を解決する力が高いのもメンタルの強さのポイントです。

メンタルが忙しい人って大変そうよね
【4位】INTJ:理性的で損得勘定ができる
INTJは、目標・理想に向かう集中力が強く、他人の評価を気にしません。
それよりも、自分が思い描くビジョンや未来に価値を置きます。
これらは、INTJが損得勘定でものごとを判断していることにも関係しています。
感情的な揺らぎがあっても「今はそれに時間を使うときじゃない」と、冷静に切り替えられるところも、メンタルが強い秘訣でしょう。
精神的な浮き沈みが少なく、常に理性的でいられるタイプです。

病んでる暇があるなら、できることを探します
【5位】ESTJ:秩序的で安定している
ESTJは、責任やルール、現実的な判断を得意とするタイプで、感情よりも義務感や使命感で動きます。
そのため、感情的な動揺には流されにくい強みを持っています。
ストレスがあっても、やるべきことを遂行できるタフさが強さの秘密でしょう。
感情と理性、ストレスとやるべきこと、そういった類の違う要素をパキッと切り離して行動することができるので、誰が見ても精神的に安定しています。

悲しいことはそりゃあるだろうけど、やることがあるなら落ち込むのは後!
メンタルを強くするヒント

メンタルの強さは、誰もが育てることのできるものです。
MBTIを通して、自分に合った回復法を見つけましょう!
F(感情型)がメンタルを強くするヒント
F(感情型)タイプは、他人との関係性や感情の調和を重視するタイプ。
他人の気持ちに敏感で共感力が高い一方、自分の心が消耗しやすいのです。
F(感情型)タイプがメンタルを強くするには、まず他人の気持ちと自分の気持ちを切り離して考える練習をしましょう。

相手の悲しみや怒りを、自分の責任かのように思い込むことをやめる必要があります。
他人が、ではなくあなた自身がどう感じているかにフォーカスしましょう。
また、感情を内に溜め込むI(内向型)の場合は、紙に書いたり声に出したりするなどして、言語化してみてください。
F(感情型)タイプは、自分のやりやすい方法で感情を整理し、自分を癒してあげることが必要です。
優しさとは、何でも受け入れることではありません。
他者と適切に距離を取る力も育てましょう。
そうすることで、本来の包容力を持ちながらも、折れにくいメンタルを築けるでしょう。

T(思考型)がメンタルを強くするヒント
T(思考型)タイプは、感情よりも論理を重視するため、ストレス下でも冷静さを保てる傾向にあります。
しかしながら、感情を抑え込みすぎる傾向もあるため、気づかないうちに限界を迎える可能性が考えられます。

メンタルを強くするためにT(思考型)タイプにおすすめの考え方は、感情はデータであると捉える視点です。
T(思考型)タイプは、怒りや不安を感じても「非合理的なもの」「考えても無駄なもの」として、無視してしまいがち。
しかし、こみ上げる感情を「今自分が満たされていないもの」として、分析的に見ることが大切です。
なぜ自分はこのように感じているのか、ゆっくり振り返る時間を確保すると良いでしょう。

自分の感情を振り返ったり自問自答したりする時間は、決して無駄ではないよ
また、T(思考型)タイプは他者に悩みや不安を打ち明けない傾向がありますが、ときには感情を見せることも「問題解決の方法」と考えてみましょう。
そして、信頼できる相手に話すことで、過度な自己コントロールを緩められるかもしれません。
理性と感情の両輪で、しなやかな強さを発揮できるようになるでしょう。
I(内向型)がメンタルを強くするヒント
I(内向型)タイプは、1人の時間でエネルギーを回復させます。
そのため、ストレスを感じると「引きこもりモード」に入りやすいでしょう。
たしかに1人で考える時間は必要です。
しかし、思考のループに陥ってしまうと、不安が増幅してしまうかも。
そこで有効なのは、F(感情型)の項目でもお話した「言語化すること」です。
信頼できる人に話したり、日記やメモを使って感情を外に出すことが、メンタルを強化する方法の1つです。

「内省力の高さ」は、I(内向型)タイプの強みです。
内省することで、反省や後悔の念ばかりが芽生えることのないよう、成長や明るい未来につながる前向きな結論を出せるようになると良いですね!
まとめ
実は、メンタルが強い人というのは「傷つかない人」ではありません。
傷ついても、回復する力を持っている人です。
MBTIのタイプによって、回復方法や強さの形は異なります。
大事なのは、自分の強さを理解すること。
人と比べるのではなく、それぞれのメンタルの保ち方を知ることが、真の強さにつながるでしょう!













