この記事では、ISTPがストレスに強いと言われる理由や、その特性について掘り下げてみます。
ISTPは寡黙な巨匠タイプとされ、謎めいているところが魅力でもあります。
そんなISTPがどのようにストレスを対処しているのか、学んでみましょう!
ISTPの強みを理解し、自分や他人の性格をより深く知るきっかけにしてみてくださいね。

ストレスに強いMBTIと弱いMBTIがいると思うから、今回はISTPからストレスとの付き合い方を学ぼう!
ISTPはなぜストレスに強い?

ISTPがストレスに強いのは、その寡黙で頼もしい性格が理由です。
さらに柔軟性も高く、ストレスを受け流したりそもそも気にしなかったりする能力が高いタイプですよ。
それでは、具体的になぜISTPがストレスに強いのか見てみましょう!
現実的だから
ISTPは【S】現実主義の特徴を持っていて、未来や過去のことよりも「今この瞬間」に集中するタイプ。
現在の状況をありのままに受け止め、未来の不確実性や過去の失敗をくよくよ考えることがありません。
そのため、現実的な解決策を見つける力が強く、ストレスの原因を具体的に対処できるのです。
冷静で問題解決能力が高いところも、ISTPがストレスに負けない理由の1つですね。

敵(ストレス)が来たらただ戦えばいいだけよ。
常に冷静で合理的だから
ISTPは常に冷静で合理的なので、ストレスを感じても思考で解決できることがあります。
感情を持ち込まず、余計なことを考えずにストレスの対処にだけ集中できるところも強みです。
ISTPタイプが「主機能」として持っているのが、Ti(内向的思考)です。
自分の中に向けて思考を巡らせることができるので、周囲の感情や環境に惑わされたり影響されたりすることが少ないでしょう。
ストレスを感じても感情的にならず「どうすれば解決できるのか」を冷静に考えることができる性格です。
独立心が強いから
ISTPは独立心が強いので、ストレスを感じたときも1人になります。
そうすると自然と自分の感情や思考を整理でき、エネルギーを取り戻すことができるのです。
他人に頼りすぎることなく、自分で考えてストレス発散ができるのですね。

【I】内向型のMBTIは、1人になるとストレスが軽減されるから、自己調整能力が高いよ
思考プロセスがシンプルだから
ISTPは思考プロセスがシンプルで、問題を深く考えすぎることがありません。
そのため、ストレス発散したいときにもやることがシンプル。
趣味に没頭したり、思いきり美味しいものを食べたり、自分で自分を癒せる方法を知っているのです。
そして、仕事や私生活で問題が起きても、選択肢を絞って素早く結論を出すことが得意です。
そのためストレスが長引いたり、ダラダラと悩み続けたりすることがありません。
【S】感覚型のタイプなので、自分の五感で感じて考えることができるISTPの強みでもありますね。
柔軟性が高いから
ISTPは【P】知覚型の特徴を持っていて、マイペースで柔軟性があります。
突発的な問題や計画変更にも「どうにかなる」という姿勢で臨むことができるのです。
また、固定された計画に縛られないため、思い通りにいかなくてもストレスを感じにくいでしょう。
急な変更や環境の変化でストレスを感じやすいMBTI(【J】のつくタイプ)と比べると、ISTPはサラッと受け流すことができるんですね。
ISTPはどんなときにストレスを感じる?
ISTPは、冷静で柔軟な性格が特徴ですが、特定の状況下ではストレスを感じやすくなります。
特に、以下のようなシチュエーションはISTPが特に嫌うでしょう。
細かすぎるルールがある環境
ISTPはマイペースで、ルールや制約に縛られることを嫌います。
たとえば、細かいルールのある職場や厳格なスケジュールに追われる業務に対しては、ストレスを感じるでしょう。
ISTPは【P】知覚型の要素を持つので、ルールに従うよりも自分で考えて行動したいタイプ。
そのため、縛られる環境ではモチベーションの低下や反発心が生じやすいんです。
感情的な反論をされること
ISTPは【T】思考型のため、感情的になることを嫌います。
常に冷静で、論理的にものごとを考えたいからです
周囲の人が感情的に言い争っていたり、それに巻き込まれたり、また相手から感情をぶつけられたりするのが苦手でしょう。
強いストレスを感じるので、次第にそのようなタイプの人とは距離を置くようになります。
長時間のコミュニケーション
ISTPは【I】内向型のため、基本的にコミュニケーションが苦手なタイプです。
長い会議や飲み会、集団行動が続くと、精神的にどっと疲れてしまう可能性があります。
ISTPはコミュニケーションが苦手でも、人が嫌いなわけではないので、頼られれば面倒を見るタイプ。
それでも、1人の時間を大切にしたいと思っていて、人付き合いにはエネルギーを使うのです。
長時間のコミュニケーションが続くと、疲労感や無気力感を覚えるでしょう。
抽象的な議論が行われる場
ISTPは【S】感覚型の人間なので、未来の話やもしもの話など、抽象的なトピックが苦手です。
遠い未来の話をすることに価値を見出せなかったり、抽象的な話題だといまいちイメージができなかったりします。
【S】感覚型のMBTIタイプは「今この瞬間」に集中するので、曖昧な話題にはストレスを感じるでしょう。

「もし〇〇だったらどうする?」っていう話をして何の意味があるの?と思ってしまうわ…

噂話が無駄だと思う人もいれば、もしもの話が無駄だと思う人もいるんだね!
ルーティンワーク
ISTPは新しい挑戦や問題解決を楽しむため、ルーティン作業を苦痛に感じる傾向があります。
変化のない単調な作業や、決められた手順を繰り返す仕事だとモチベーションが保てず、効率や生産性も下がってしまうでしょう。

ISTPは内向型だけでど好奇心や探求心は人一倍強くて、常に自分の手を動かしていたいタイプなんだよ
自分の能力を過小評価されること
ISTPは、他人に意見や成果を軽視されたり過剰に指示されたりすることを嫌います。
自分のスキルや能力に自信を持っているので、自分が信頼されない状況を不快に思うのです。
そのため、ISTPには会社員など他者からの評価が立場を左右する職場よりも、フリーランスや自営業などのほうが向いていることがありますよ。
ISTPがストレスを感じたときの行動

ISTPはストレスを感じた際に、性格や行動パターンに基づいて反応することが多くあります。
たとえば、以下のようなものです。
ストレスを感じても常に冷静
ISTPはストレスを感じる環境下でも、取り乱すことはありません。
常に冷静で、状況を客観視し、原因や解決策を探ろうとするでしょう。
感情的にならず、論理的に対応しようと努力します。
焦ることはほとんどなく、仕事に追われても1つ1つに優先順位をつけてスケジュールを見直す余裕があるでしょう。
一時的に距離をとる
ISTPは、ストレスの元から離れ、1人になろうとすることがあります。
問題解決に集中するため、物理的・心理的に距離をとるという賢い選択をするでしょう。
ストレスを感じたときに無理して続けようとしても、身が入らなかったり生産性が下がったりして、良いことがありませんよね。
ISTPは合理的にものごとを考えるのが得意なので「今はちょっと離れよう」と冷静に判断できるのです。

頑張りすぎないことも、ISTP流のストレスの付き合い方よ
好きなことに没頭する
ISTPはストレスの扱い方が上手なので、ストレスを感じたときには好きなことに没頭します。
自分が心から楽しめることに集中することで、ストレスを発散します。
ISTPの特性でいうと、手を動かしたり自分で考えて創り出すような活動が多いでしょう。
たとえばDIYやゲーム、アートなど、ものづくりや創作系がISTPらしいですね。
感情を封印する
ISTPはストレスを感じても感情を見せず、抑え込む傾向があります。
【T】思考型のため他人に感情を見せない性格であること、そして弱みを見せたくないことが理由です。
ストレスを感じても平静を装うことができるので、周囲には気づかれにくいでしょう。
疲れていたり、イライラしていたりしても、いつも通り淡々と「大丈夫だよ」と言って頑張ろうとします。

確かにISTPちゃんが「ストレス溜まっていそう」と思ったことないかも…

いつも静かだから気づかれないのよね(笑)
リスキーな行動に出ることも
【I】内向型のISTPですが、ストレスが溜まるとリスキーな行動に出ることがあります。
ここでいうリスキーとは、スリルを求める行動やアドレナリンを刺激する活動のことです。
突然旅行に出かけたり、スポーツを始めてみたり、大胆な気分転換を図ることがあるでしょう。
まとめ
ISTPがストレスに強い理由を解説しました。
ISTPは現実的、合理的、そして周囲の影響を受けにくい堂々とした性格であることが、ストレスに強い秘訣です。
それゆえ、厳しすぎる環境や感情的な相手とのコミュニケーションを嫌う傾向にあるでしょう。
ISTPの特性を理解し、自分自身や他者のストレス対処法をよりよいものにしていきましょう!