ISTPは論理的で冷静な性格を持つ一方、サイコパスとの関係について誤解が生じることがあります。
実際、ISTPがサイコパスとされることは少なくありませんが、両者には大きな違いがあります。
今回は、その違いやISTPの特性を整理していきましょう!

ISTPは「巨匠型」といって、寡黙だけれど心は温かいタイプ。
決してサイコパスではありませんよ~!

ISTPとサイコパスは違う!

ISTPとサイコパスは一見似た冷静さや分析力を持つものの、大きく異なります。
倫理観があるところや、他者への共感性も違いますし、意図的に人を傷つけるかどうかの性格も、根本的に違うものです。
サイコパスの場合、行動の動機が「他者を搾取すること」や「自身の利益に偏っている」という点が特徴ではないでしょうか。
ISTPの寡黙さや冷静さは、問題を解決することや実務的なものであり、サイコパスの冷酷さは目的達成のために感情を切り離す特性といえるでしょう。

寡黙な知能派だからってサイコパス扱いはやめてよね!笑
それでは、ISTPとサイコパスの違いについて詳しく見ていきましょう。
ISTPには感情があるがサイコパスにはない
ISTPは感情をあまり表に出さず、冷静で理論的に物事を考えます。
しかし、これは決して感情がないわけではありません。
ISTPは自分の感情を内面で整理するタイプであり、必要な時には人間関係にも感情を見せることがあります。
一方、サイコパスというのは感情に乏しく、他人の感情を理解することが難しいとされています。

ISTPは職人気質なだけで頭のキレはいいんだから、人の気持ちくらい分かるわよ!笑
参考:銀座泰明クリニック
ISTPには倫理観があるがサイコパスにはない
ISTPはT(思考型)なので、現実的で論理的な思考を重視し、ものごとを冷静に分析します。
しかし、それとは別に良心や倫理感を持っています。
基本的な社会のルールや法律に従うことができ、道徳的な判断をすることもできますね。
しかし、サイコパスは共感能力や倫理感に欠けているのが特徴なので、他者を無視した行動を取ることがあります。
ISTPは交流しサイコパスは他者を操作する
ISTPは内向的なタイプで、少人数で深い関係を築くことを好みます。
パーソナルスペースを守るために、他人と深く関わりすぎることを避け、社交的な場面では一歩引いた態度を取ることが多いでしょう。
サイコパスも人と関わりたがらないイメージがあるかもしれませんが、実際には人間関係を自己中心的に利用し、他者を操作しようとすることがあるそうです。
参考:デイライト法律事務所
何もかも自分の思い通りにいかないと気が済まないがために、他者を操作しようとしたり、相手の気持ちを無視した行動をとるのですね。

こう見るとサイコパスって本当に怖いわね。
一緒にしないでほしいわ…
ISTPがサイコパスに見える理由

ISTPがサイコパスに見える理由は、感情を表に出さない態度や、合理的で効率的な行動が挙げられます。
他者の感情よりも事実や結果を重視するため、冷たい印象を与えることもあるでしょう。
しかしISTPは基本的に誠実で、他者を傷つける意図はありません。
どうしてISTPがサイコパスに見えてしまうのか、詳しく解説していきましょう。
冷静で感情を表に出さないから
ISTPは基本的に冷静で、感情を外に出すことが少ない人物です。
そのため、無表情で冷徹に見えることがあります。
こういった様子は、サイコパスが感情を感じずに平然と行動する印象と似ており、一件冷酷で無感情な人間に見えてしまうのでしょう。
しかし、実際にISTPは感情を内面で処理しているだけで、感情がないわけではありません。
I(内向型)なので面には出さないけれど、周囲との関係に配慮しながら行動しているのです。
冷静ではありますが、必ずしも非人間的なものではありません。

寡黙なだけでサイコパスだと思われるってことは、INTJやINTPも危ないってことよね

わかる。言われる。笑
孤立しているように見えるから
ISTPはI(内向型)のため、自分1人でいる時間を大切にします。
独立心や自立心が強く、仲間と群れないのも特徴的ですよね。
このような行動が、他者とのかかわりを避けているように見えたり、社会的なつながりがないと誤解されたりする要因となります。
そして、サイコパスのように見えることがあるのでしょう。
周囲から見るとISTPは自分の世界に閉じ込もり、感情や共感が欠如しているという印象を与える可能性があります。
話し方が論理的すぎるから
ISTPは物事を論理的に考え、感情よりも事実やデータを重視するタイプです。
そのため、なにか問題が起きたときには極力感情を見せず、私情を持ち込まないようにするでしょう。

そのおかげで効率的、かつ冷徹な判断を下せるのが強みですよね。
しかし、この合理的で無駄を省く姿勢が、自己中心的に見えることがあります。
サイコパスも同様に感情を無視し、自己の利益を追求することがあります。
この点が共通して見えることから、ISTPがサイコパスなのではないかと思われるようです。

感情的になるのが好きじゃないだけで、サイコパスのように感情を無くしたわけじゃないんだけど??
相手を支配したいように見えるから
ISTPは、決して人間関係において支配的ではありません。
むしろ他者と一定の距離を取りたいタイプであり、リーダーシップも高くはありません。
しかし、言葉選びや態度によっては相手が不安や不快感を感じることがあるでしょう。
ISTPが意図せずに冷たく見えるこの行動は、サイコパスの特徴として「他人を操る」「感情を無視する」といったイメージにつながります。
しかし、ISTPは相手に依存せず独立した関係を望んでいるだけなんです。
積極的に人間関係を築こうとしないため「サイコパスなのでは?」と誤解されることがあるでしょう。
衝動性があるように見えるから
ISTPは冒険心旺盛で、新しい挑戦をしたり、リスクを取ったりすることも楽しめるタイプです。
危機的な状況であっても冷静に対応し、計算されたリスクを取ることができる知能派なんですね。
その行動が、ときに衝動的で予測不可能な人物のように映ってしまうことがあるかもしれません。
サイコパスもリスクを恐れず、他人の感情や危険を顧みずに行動することがあります。
そのため、似ていると感じられる場面がみられる可能性はあるでしょう。

しかし、ISTPはあくまで冷静な判断に基づいてリスクを取っているものであり、サイコパスの衝動的な行動とは一線を画しています。
ISTPはP(知覚型)なので、マイペースでときに衝動性を見せることがあるかもしれませんが、人を傷つけるような意味ではありません。
同時にT(思考型)でもありますから、基本的には冷静で落ち着いていますよ。
ISTPの本当の性格とは

ISTPは論理的で、手先が器用で実務的な性格をしています。
それが冷徹に見えることもありますが、実際には直感力に優れ、人間関係を築く能力も持っています。
感情を外に出すことは少ないものの、他人を傷つける意図はなく、深い友情や信頼を築くこともできますよ。

口数は少ないかもしれないけど、信頼性が高くてめんどうみの良いタイプよ
冷静さと感情のバランスが絶妙!
ISTPは冷静で理論的なタイプですが、それは感情を無視しているわけではありません。
実際、感情を内面でしっかりと整理するタイプであり、理性的な人物といえるでしょう。

ストレスの多い状況でも冷静に対応できるため、感情がないように見えるかもしれません。
しかし、特に親しい相手には温かみや配慮を見せる場面もありますし、必要なときには感情表現もちゃんとします。
サイコパスのように、冷酷な人物では決してないのですね。

ISTPは感情がないのではなく、あえて見せていないだけなんだよね

そう。無駄な感情表現にエネルギーを使いたくないからね
論理的思考と倫理観にすぐれている
ISTPは、問題解決能力に長けているタイプです。
常に論理的で感情に流されず、事実やデータに基づいて冷静に決断を下すことができます。
それはあくまで効率的な結果を求めているからであり、無倫理的な行動を取るわけではありません。
ISTPは社会的ルールや倫理感をしっかり守り、正しいと思ったことには誠実に取り組む人物。
サイコパスのように、他人を無視した行動をすることはありません。

実際、私たちISTPはかなり常識人だと思うわよ
独立心があり自立している
ISTPは独立心が強く、他人に頼らず一人で行動することを好みます。
自分のペースでものごとを進め、他者に依存することを避けるためだといわれています。
そのため周囲は、ISTPが孤立しているように感じ、冷たい人だと思うかもしれません。
しかしISTPは交流を避けているわけではなく、単に自分の時間と空間を大切にしているだけなんですね。
社交的である必要性を感じないだけで、他者を拒絶する意図は全くないんですよ。
感情的な共感と気配りができる
ISTPは感情を外に出すのが得意ではなく、感情表現が控えめなタイプ。
しかし、これは共感能力がないわけではありません。
実際、ISTPは頼られることを好み、他人の気持ちにも敏感に気付ける思考力を持っています。
友人や家族など親しい間柄であれば、配慮や思いやりを見せることもあるでしょう。

一方、サイコパスは他者の感情に一切共感できず、平然と無視できる性格です。
冷静で控えめに見えるかもしれませんが、頼られれば快くめんどうを見ますし、周囲からも頼られるタイプですよ。
ストレス耐性がある
ISTPは、ストレスに強いタイプだと言われています。
I(内向型)でもともと社交的なコミュニケーションを好まないため、対人ストレスにさらされることが少ないのです。
さらにT(思考型)で感情に流されないため、ストレスを受けてもさらっと受け流したり、無駄な感情を排除したりすることができます。
冷静沈着であるため、サイコパスだといわれることもあるのですが、ISTPの冷静さは魅力的な性格の一部分。
感情やストレスを自分の中で冷静に対処し、必要であれば捨てたり、忘れたりすることもできる理性的な人物なんですよ。
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まとめ
ISTPは冷静で感情的な表現が少ないため、サイコパスと誤解されることがあるようです。
しかし実際に彼らは倫理観を持ち、感情を内面で処理し、他者との関係にも配慮できる人物です。
ISTPの冷徹に見える一面を理解し、本当の魅力を知ることが大切ですね!