ISTPは日本語で「巨匠」と呼ばれています。
しかし、なぜ巨匠なのかと思ったことはありませんか?
性格イメージだと、職人気質だったり芸術家タイプのように感じたりします。
実際のISTPは、派手さや自己主張を好むタイプではなく、寡黙な印象を持たれやすいですよね。
日本語で「巨匠」という大きな肩書きが与えられている理由は何なのでしょうか?
実は、認知機能や行動特性に基づいた明確な理由があるようです。
この記事では、ISTPがなぜ「巨匠」と呼ばれるようになったのかを解説。
各国での呼び名や由来、性格的特徴と照らし合わせながら、丁寧に解説していきます。

ISTPはなぜ「巨匠」と呼ばれる?

いまでは自然に「巨匠」と呼んでいるわたしたちですが、あらためて考えると
なぜ「巨匠」?
どこらへんが「巨匠」なの?
と思うことがありませんか?
ISTPが巨匠と呼ばれるようになった理由や、由来について見てみましょう。
職人型と呼ばれてきたISTPの本質
ISTPが巨匠とよばれる理由は、ISTPの認知機能にありました。
ISTPは、主機能にTi(内向的思考)を、補助機能にSe(外向的感覚)を持っています。
この2つを組み合わせて使うタイプのため、まず頭の中で仕組みを理解し、それを現実世界で正確に再現する力に優れているのです。

この特性は、古くから「職人型」「技術者型」として語られてきたもの。
感情的な表現よりも、完成度や精度、機能性を重視する姿勢が、黙々と作品を仕上げる職人像と重なり、巨匠という呼び名につながっているのですね。
感覚と論理を同時に極められるから
ISTPは、理屈だけでも感覚だけでも動きません。
自分の中で納得できる理論を持ちつつ、実際の感覚(五感)を使って微調整ができるタイプです。

この、考えながら手を動かすというやり方は、長年の経験を通して洗練されていくもの。
職人というと、年齢とともに深みが増していきますよね。
その姿が、技を極めた「巨匠」と重ねられているのです。
言葉より成果で評価されるから
ISTPは基本的に寡黙なため、自分を大きく語ることを好みません。
説明よりも、実際に手を動かした「結果」で示す傾向があります。
完成したものや実績がそのまま評価につながるため、周囲からは「ふだんは大人しいけどすごいんだ」と、一目置かれる存在になりやすいでしょう。
この無言の実力主義も「巨匠」という称号にふさわしい理由の一つですね。
ISTPは各国で何と呼ばれている?

MBTIはアメリカ発祥の性格理論ですが、現在では世界各国で独自の翻訳や解釈がなされています。
アルファベット4文字の表記は全世界共通ですが、それを各言語に訳したタイプ名には、微妙なニュアンスの違いが見られます。
たとえば、ISTPは日本で「巨匠」と呼ばれていますね。
巨匠というと、やや重厚で職人的な呼び名に聞こえます。
これが他国では、文化背景に応じて異なる言葉が選ばれていました。
これらの呼称を比較すると、ISTPというタイプが持つ本質的な特徴が、国や言語を超えてどのように理解されているのかが浮かび上がってきますよ。
英語名
英語圏におけるISTPの代表的な呼び名は「Virtuoso」です。
「Virtuoso」は、日本語に訳すと「名人」や「達人」という意味になります。
この言葉は本来、音楽や芸術の分野で高度な技術を持つ演奏家や表現者を指す言葉。
「天才的な技巧を持つ人」という意味合いを含んでいますが、そういう意味ではやや感覚的・感情的なすごさを表します。
ISTPを表す「Virtuoso」は、感情表現の豊かさよりも、技術の正確さや完成度の高さに重点が置かれていますよ。
たとえば「Virtuoso」と検索すると、以下の画像がヒットします。


バイオリン、パソコン、キーボード、クッキーを焼いたおばあちゃん…?

全部「○○の名人」という意味でヒットしています!
音楽のプロやパソコン(この画像はFP)、タイピングの達人、そしておばあちゃんはクッキーを焼く名人という画像だそうです
ISTPが持つ「仕組みを理解し、現実世界で再現していく能力」は、Virtuosoという呼び名と相性が良いですね。
自己主張をせず、成果によって評価される姿勢も、英語圏でこの名称が選ばれた理由の一つです。
韓国語名
韓国でISTPは「장인型(チャンイン型)」と訳されています。
これは、日本語の「職人」や「匠」に近い意味合いなんですよ。

日本語と韓国語はやっぱりニュアンスも似てるのね!
韓国社会では、専門技術を長年磨き続ける人物に対して強い尊敬の文化があります。
この点が、ISTPの性格と一致していますよね。
感情を前に出すよりも、黙々と成果を積み重ねる姿勢や、即時対応力が高く評価されるため「장인」という言葉が自然に当てはめられたそうです。
この呼び名からは、ISTPが単なる「理論家」ではなく、実践の場で信頼される存在として見られていることが読み取れますね。
スペイン語名
スペイン語圏では、ISTPは「Virtuoso」または「Técnico」と表現されます。
Virtuosoは、英語名でご紹介したものと同じ意味です。
後者は「技術者」「専門技能を持つ人」という意味を持ち、実務能力の高さを強調した呼び方ですね。
スペイン語圏の文化では、実際に役立つスキルや現場対応力が重視される傾向があり、理論よりも「何ができるか」が評価されます。

そのため、ISTPの冷静な判断力やトラブル対応能力が、この名称に反映されているんですね。
芸術性よりも実用性を評価する点が、日本の「巨匠」とは少し異なる特徴かもしれません。

日本の「巨匠」は実用性もそうだけど、芸術的センスも感じる呼び名だよね
フランス語名
フランス語でISTPは「Virtuose」と訳されることが一般的です。
このVirtuoseも、英語名・スペイン語名と同じく名人・達人という意味を持ちます。
とくにフランス語のVirtuoseは、芸術的な洗練と高度な技術をあわせ持つ人物を指す言葉。
つまり、単なる技能者以上の意味を持っているんです。

この呼び名には、ISTPの持つ「無駄を削ぎ落とした美しさ」や「合理性の中にある完成美」が重ねられているようです。

「無駄を削ぎ落とす」って、なんだかニュアンスがフランスっぽい!
感情的な自己表現を抑えつつも、結果として洗練された成果を生み出す点が、フランス的な価値観と親和性が高いと考えられています。
ドイツ語名
ドイツ語圏ではISTPは「Virtuose」や「Handwerker-Typ」と説明されることがあります。
ドイツ文化は、構造、精度、効率性を重視します。
そのため、ISTPの論理的かつ実践的な思考スタイルが高く評価されるのです。
特に、機械やシステムへの理解力、問題解決能力はドイツ的価値観と相性が良い要素なんですよ。

このため、ISTPは感覚的な人というより、信頼できる技術者や現場のプロフェッショナルとして捉えられるのが、ドイツでのMBTIの特徴です。

ドイツ人は勤勉で真面目なイメージがあるから、ISTPのように実践的で知能の高いタイプが評価されそうだね!
中国語名
中国語はISTPは「鉴赏家型」や「工匠型」といった表現が使われることがあります。
特に「工匠」という言葉は、中国文化において長年技を磨き続ける人物を指す尊敬語。
日本の「匠」や「職人」と近い概念です。
効率よりも完成度、スピードよりも確実性を重視するISTPの姿勢は、この言葉と強く結びついていますね。
集団の中で目立つよりも、裏方として確実な成果を出す点が、中国語圏でも一貫して評価されているそうです。
ISTPが「まさに巨匠!」と思われる性格的特徴

それでは、ISTPがまさに巨匠だとされる特徴をまとめてみましょう。
各国でさまざまな呼ばれ方をしているISTPですが、日本で「巨匠」と呼ばれるからには、それに見合った性格的特徴をしているはず!
ということで、巨匠という呼び名にふさわしい能力や魅力を、深掘りしていきましょう。
1人で黙々と没頭できる集中力
ISTPは、興味を持った対象に対して驚くほどの集中力を発揮します。
周囲が気にならなくなるほど没頭し、細部まで作り込む姿勢は、まさに職人そのものですよね!
この集中状態こそが、高い完成度を生み出すのかもしれません。
国によっては、この「完成度」にプラスして芸術的な美しさや洗練されたセンスを特徴とすることもあります。
巨匠のような、アーティストのような、感覚的センスの塊というイメージなのですね!
機械や仕組みへの理解力
モノの構造や仕組みを直感的に理解し、使いこなす力は、ISTPの大きな強みです。
マニュアルに頼らず、自分で最適解を見つけ出す姿勢が「巨匠感」を際立たせていますね。
寡黙で一見何を考えているかわかりにくいですが、誰よりも行動力に長けているISTP。
多くを語らず、ただ実績だけで勝負しようとする姿がカッコいいですね!
評価を求めない自然体の実力
ISTPは、称賛や注目を目的に行動することが少ないタイプです。
むしろ注目を浴びることは好きではなく、ただただ自分の実力を発揮し勝負しようとします。
結果として「気づいたらすごいことをしている人」と評価されやすいのです。
この自然体の実力こそが、巨匠と呼ばれる理由の核心でしょう。
巨匠という呼び名が誤解を生むことも

ISTPと診断されたあなたは、巨匠という呼び名が「偉大すぎる」「荷が重い」と感じたことはありませんか?
巨匠というのは、誰でも簡単になれるものではありませんが、MBTI診断をすると大勢の「巨匠」が誕生することになります。
そこには、名前によって生まれがちな誤解も存在していました。
「芸術家タイプ」だと思われがち
「巨匠」という言葉から、芸術家肌を想像されることがあるISTP。
しかしISTPは、必ずしも芸術分野に限られるわけではありません。
技術、整備、分析、現場対応など、幅広い分野でその力を発揮するタイプなのです。

芸術家はもっとこう…感覚で生きているイメージがあるよね。
ISTPは基本的な思考が論理派だから、芸術(アート)とは違うかも

まさしく!ISTPに近い「ISFP(冒険家)」が、芸術家という別名を持っていますよ
そのため、あえて芸術家という呼び名は付けられず「巨匠」というより大きな肩書になったのでしょう。
ストイックすぎる印象とのギャップ
ISTPは、寡黙で超集中型。
そのため、近寄りがたい印象を持たれることもあります。
実際はP(知覚型)のため、柔軟で現実的な思考の持ち主。
堅苦しく融通の利かないタイプだと思われがちですが、意外にもマイペースで、人から頼られればこころよく面倒を見てくれる人物なんですよ。
第一印象がやや怖くなりがちなので、ギャップが誤解につながることがあるでしょう。
本来の魅力は「自由さ」
ISTPが巨匠としての魅力を発揮できるのは、自由な性格にあるでしょう。
ISTPは、自分のペースと自由を何より大切にするタイプ。
「巨匠」という言葉が持つ重厚さとは裏腹に、内面は軽やかでマイペースなんです。
だからこそ自分の得意分野で才能を開花できたり、自由な発想で、説明書も読まずさまざまなモノを使いこなしたりできるのですね。
「巨匠」という呼び名とどう向き合うか

それでは、ISTPが「巨匠」という呼び名とどんなふうに向き合っていくべきなのか、見てみましょう。
巨匠といわれてもピンと来ない人、自分が巨匠という呼び名にふさわしいのかわからない人も、ここから先を読んでいただくことで、ISTPと診断された本当の意味に気付けるかもしれません。
呼び名に縛られすぎないことが大事
ISTPは「巨匠」と呼ばれると、あまりに大きな肩書に「そんなスキルはないのに…」などと思ってしまうかもしれません。
しかし、巨匠という言葉にプレッシャーを感じる必要はありません。
ISTPは、自然体でいることこそが最大の強み。
自分を大きく見せようとしないのが、ISTPらしいともいえますね。
MBTI診断で巨匠という結果が出たのなら、若干の違いはあったとしても、あなたにはISTPの強みが備わっているということです。
なにも、巨匠という名前だからといって何かを作る才能に長けていたり、実際にものづくりの仕事をしていなければいけないわけではありません。
寡黙で合理性があり、マイペースで、自由な発想をもってモノに向き合うという「型」が該当しているということなんですね。
自分の強みを正確に理解する機会
ISTPは「巨匠」という背伸びしたような呼び名を意識しすぎて、自分はどれほど優れているかを気にしてしまうと、負担に感じるでしょう。
そうではなく「どれだけ安定した性格なのか」に目を向けてみてください。
あなたは何か急な変化が起こったとき、比較的冷静でいられるのではないですか?
職場の連絡やプロジェクトで使う新しいアプリやソフトを紹介された際、使い方をすぐに覚えられるのではないですか?
余計な一言を発することなく、淡々と必要な行動ができるのではないですか?
こう考えてみると、ISTPという結果が出たあなたには巨匠らしい素質があるといえます。
誇張したり「巨匠っぽくいなければ」と思うのではなく、地に足のついた自分でいることを誇ってくださいね。

派手な成功よりも積み重ねた経験
ISTPとは、派手な成功を狙うタイプではなく、着実に経験を積み上げることを得意とします。
たしかに巨匠というと、すでに専門技術を習得済みで、その道で成功しているベテランを思い浮かべるでしょう。

しかし、考えてみてください。
多くの「巨匠」と呼ばれる人たちも、最初から特別だったわけではありませんよね。
才能を誇示するのではなく、目の前の作業を淡々と続けていたからこそ、結果として「巨匠」になれたという表現が正しいでしょう。
もしISTPと診断されたあなたが「自分が巨匠だなんて…」「そんなスキルはないのに…」と思っていたら、今そのプロセスの中にいると考えてみてください。
ISTPと診断されたのだとすれば、あなたには専門技術を習得し、その道で成功するポテンシャルがあるということです。

むしろ巨匠って「自分なんてまだまだだ」って思っている謙虚な人が多いイメージ。
そういう視点を持っている時点で、すでに周囲からは信頼される人物なのかも!
まとめ
ISTPがなぜ「巨匠」と呼ばれているのか、解説しました。
また、ISTPが世界各国でどう呼ばれているのかも調べてみましたが、意外な結果でしたね。
各国で微妙な違いはあるものの、知的な技術者という印象は共通しているようです。
「巨匠」という大きな肩書にプレッシャーを感じてしまうこともあるかもしれませんが、呼び名にこだわりすぎず、あなたらしいマイペースな知的好奇心を大切にしてください。
そしていつしか、周囲から信頼される人物になっている…そんな未来が待っているかもしれませんよ。
















