ISTPは、クールで頼れる存在ですよね。
しかし、恋愛になると途端に挙動不審になりがちなんです。
デートの誘い方やLINEの返し方ですら、どうしていいか迷ってしまうことが多いとか。
「え、これって脈あり?それとも気まぐれ…?」と、相手を困惑させる絶妙な素っ気なさも、彼らの魅力のひとつ。
誠実さが裏目に出て、不器用と言われることもありますが、実は行動でちゃんと愛を示しています。
この記事では、ISTPが恋愛に不器用だといわれる理由や行動パターンを解説。
あなたがISTPの場合でも、好きな人がISTPの場合でも、きっと恋愛発展に役立つ情報があるでしょう!

ISTPの恋愛はなぜ不器用?

ISTPは行動力がありアクティブなタイプですが、恋愛になると途端に「どう振る舞えばいいのか」迷ってしまう傾向があります。
普段は冷静沈着でも、気になる相手を前にすると、気持ちを言葉にするのが苦手。
結果的に「不器用」と思われることも少なくありません。
実際には誠実で真っ直ぐなのですが、そのシンプルさが誤解されやすいのですね。
気持ちを言葉で表現するのが苦手
ISTPはI(内向型)とT(思考型)という要素が組み合わさっているため、気持ちを言葉で表現するのが苦手です。
「何が事実か」や「どう行動するか」を重視するため、愛情をどうアピールしたらいいかわからないことがあるのです。
好きな人に対し「あなたをどう思っているか」情熱をもって伝えるよりも、行動や態度で示そうとするでしょう。
たとえば誕生日を覚えていて、そっけなくLINEで「おめでとう」と伝えたり、困っているときにムスッとしながらも助けてくれたり…
ニコニコしていなくても、好きな気持ちが顔にあふれていなくても、それがISTPなりの伝え方なのですね。

しかし相手は「わかりにくい」と感じてしまうこともあるでしょう。
これが、ISTPが不器用だと思われる大きな要因です。
どんなに好きでもマイペース
ISTPは、恋人に依存するタイプではありません。
恋愛中でも、どんなに相手に惚れ込んでいても、自分の趣味や自由を大事にする姿勢は変わらないでしょう。
相手からすると「本当に私のこと好きなの?」と、不安になる場面が出てくるかもしれません。
しかしISTPにとっては、自然体でいることが愛情の証。
しかし、恋人や好きな人との関係をより安定させるには、相手が安心できるような小さな配慮を意識すると良いですね。

ISTPはどんなときも無理をしたくないの。
自然体で気負わずいられる相手っていうのは、ISTPが何より信頼を置いている証拠なんだけどな

そこを相手が理解するまでの間が勝負なんだろうね…!
サプライズや駆け引きが苦手
ISTPは、正直でシンプルな性格。
そのため、恋愛の駆け引きやテクニックなどには興味がなく、さらにサプライズも得意ではありません。
「素直すぎて面白みがない」「リアクションが薄い」と思われることもありますが、逆に裏表がなく安心できる存在でもあるんです。
もちろん、恋愛のためにISTPが無理にリアクションやロマンチックな恋愛を演出する必要はありません。
ただ、誠実な気持ちを大切にすれば、十分に魅力的ですよ。
ISTPの不器用さは最大の魅力!

恋愛に不器用といわれるISTPですが、その不器用さこそが相手に「誠実さ」「真面目さ」を感じさせるポイントになります。
小手先のテクニックで取り繕うことがないため、一度心を開いたときの想いの強さは本物。
長く付き合うほど安心感が増し、信頼できるタイプなんです。
ISTPの不器用さが、恋愛においてどのような魅力になっていくか見てみましょう。
不器用だからこそ信頼できる
ISTPは、遊びや軽い関係にあまり興味がありません。
好きな人、好きなこと、自分や大切な人の時間にだけエネルギーを注ごうとするでしょう。
不器用に見える行動も「真面目に向き合っている証」といえるのですね。
恋人にとっては、誤解を解けば大きな安心感に変わるでしょう。

本音を隠して嘘で取り繕う「器用さ」よりも、ISTPのように誠実でシンプルな「不器用さ」のほうが圧倒的に信頼に値するね
落ち着いて安心感を与える
ISTPは、派手な言動は少なくても、穏やかで落ち着いた雰囲気を持っています。
恋人が感情的になっても冷静に受け止め、きちんと話し合いをしてくれるタイプでしょう。
そのため、相手は一緒にいて安心できると感じやすく、感情の起伏が少ないのでメンタルも安定しています。
感情表現や愛情表現は控えめかもしれませんが、逆に感情のジェットコースターがないことは、恋愛において大きな強みとなるでしょう。
長期的な関係に向いている
ISTPは冷静で落ち着いているため、その場のノリや勢いで盛り上がる恋愛はしないかもしれません。
しかし、将来を見据え落ち着いた関係を築くのは得意。
結婚や長期のパートナーシップにおいて、ISTPの堅実さは大きな強みになるでしょう。
不器用な一面も、誠実で裏切らない人と評価されやすく、長い目で見ると強い武器になります。

楽しすぎると不安定に感じるけど、逆に面白みが少ないと安心感に変わるの、不思議だよね(笑)
ISTPの「恋愛不器用体験談」まとめ

それでは、ISTPの恋愛が不器用であるという体験談をご紹介します。
MBTI♡MASTERメディア事業部では、今回3名のISTPさんにインタビューをさせていただきました。
同じISTPでも性格は少しずつ違い、中には「こんなに朗らかで明るいのにISTPなんだ!」とスタッフが驚く方もいましたよ。
しかし、そんなISTPさんたちも恋愛では、数々の不器用エピソードや失敗談があるとか。
彼らがこれまで感じてきた「恋愛不器用体験談」を見てみましょう。
体験談①もどかしい思いを乗り越え告白

「好きな人にLINEを送るのがすごく緊張しました」と話すのは、ISTPのちゃめさん(仮名)。
一緒にいたお友達に聞くと、普段はクールで何でもそつなくこなすというちゃめさんも、恋愛になると途端に行動が遅くなるそうです。
たとえばどんな行動が遅く、恋愛に発展しづらかったんですか?
自分はよく既読スルーをしてしまうので、基本的にLINEもテンポよく進まないんですよね。
ちゃんと返そうと思いつつも、長いラリーが苦手で…。
LINEが思うように返ってこないと、相手の気持ちが変わったりしてしまいそうですよね
それで恋がうまくいかなかったこともありました。
「次こそは!」と思っても、こういう性格なのでなかなかマメになれない…!
最終的にどうしたんですか?
思い切って相手に自分の気持ちを伝えてみたところ、相手も同じ気持ちでいてくれたことがわかったんです。
「やりとりが面倒だから」と逃げずに、相手と真っすぐ向き合って本当に良かったです
ちゃめさんの行動は、ISTPらしい「行動は遅いけど誠実」という、典型例の体験談ですね!
体験談②よかれと思って大暴走

続いては、初デートで大失敗をしたことがあるという、ISTPのむぎさん。
なんでも、デートプランを細かく立てすぎて相手を疲れさせてしまったそうです。

ISTPってデートプランとか細かく立てるタイプだったっけ??
そう、ISTPはP(知覚型)なので、基本的には自由でマイペースな性格。
しかしむぎさんは、好きな人との時間を有意義に過ごしたい気持ちがあり、相手が喜ぶと思ってプランを立てていったのだそうです。
デートプランを立てることは相手にも誠実さが伝わるし、良いことだと思うのですが…失敗に終わってしまったのですか?
相手も自分も「楽しかった」「充実していた」と思う日にしたくて、ちょっと細かく計画しすぎたみたいです
相手を疲れさせてしまったとのことですが、恋愛自体も失敗に終わったのでしょうか?
それが、相手はENFPだったんですけど「もっとカジュアルでいいんじゃない?てか、いつもはもっとのんびりしてるじゃん!」って言われて。
その瞬間、肩の力が抜けました(笑)
相手の方が、むぎさんの努力を受け止めた上で「自然体でいいよ」と言ってくれたんですね
はい。考えてみれば彼のことを好きになったのも、マイペースで自由な感性が似ていて一緒にいて楽だったからです。
それなのに、付き合えるかもって思ったら急に「ちゃんとしなきゃ」って思っちゃったんですよね。
ふだんは冷静なISTPですが、恋愛に本気になればなるほど「どう行動するのが正解なのか」わからなくなってしまうのですね。
まさに、恋愛になると急に不器用になってしまうISTPの典型パターンでした。
体験談③愛情表現ができず自分にモヤモヤ

最後は、付き合い始めの愛情表現に苦労したという、ともくんさん。
相手に何をしてあげたら喜ぶのか、分からなかったそうです。
事前アンケートによると、それまでに2人の方とお付き合いされたことがあるそうですね。
ご自身の恋愛体験をふまえても、何をしたら喜ぶのか困ってしまったのですね
そうですね(笑)
それまでの恋愛で、正直「相手のために何かをしよう」と思わなかったのかもしれません。
今回の相手は初めて「結婚したい」と思った人だったので、けっこう必死でした
何をしたら喜ぶのかわからなかった期間は、どう接していたのですか?
本当にどうしたらいいか分からなかったので、彼女といるときは無言になりがちでした。
それでも、彼女の好みを覚えて飲みものを先にオーダーしておいたり、行きたいと言っていたお店を予約してみたり、行動で示そうとはしていましたが…
行動で示されるのは嬉しいですよね!
でも、相手によっては気づかないこともありそう…
言葉で言わないと分からないこともありますもんね。
でも、彼女は僕の「不器用だけどしっかり愛情深いところが好き」と言ってくれて、プロポーズもOKしてくれました

ともくんさん、なんとそのままご結婚されていたんですね!
おめでとうごさいます~♡
ISTPの不器用さは悩みどころでもありますが、少し工夫するだけで魅力に変わることが分かりますね。
ISTPが恋愛で心がけたいポイント

ISTPの不器用さを補うためには、いくつか意識して取り入れたい工夫があります。
小さな習慣でも、その後の恋愛関係が大きく変わることがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
なるべく「言葉」で伝える
ISTPはあまり言葉で愛情を伝えないタイプです。
しかし、言葉でコミュニケーションをとることは思っている以上に絆を深めるので、信頼性を高めるためにも効果的です。
「好き」「ありがとう」など、短い言葉を意識して口にするようにしてみましょう。
相手の不安は大きく和らぎ、ISTPの不器用な愛情を感じられるでしょう。
ISTPにとっては照れくさいかもしれませんが、言葉にする習慣を持つことは大切なんですね。
相手に関心があることをアピールする
マイペースで自由人のため、自分からはあまり干渉しないISTP。
悪いことではないのですが、相手からすると「気にかけてもらえない」「私に興味ないのかな?」と感じることがあるかもしれません。
「大丈夫?」「疲れてない?」と声をかけるだけで、愛情が伝わりやすくなるでしょう。

もともと行動で愛情表現をするのは得意なのだから、そこに一言二言プラスするだけで、相手に安心してもらえるかもね
言葉がダメならとことん行動で示す
言葉でのコミュニケーションが大切とはいっても、ISTPの性格上難しいことがあるかもしれません。
言葉や短い一言などで、相手を安心させてあげる努力は大切ですが、もし頑張りすぎるとしんどくなってしまう場合には、とことん行動で示しましょう。
プレゼントやサプライズをするということではなく、相手が遊びに来るときは好きな飲みものを買っておいたり、LINEの終わりに「いつもお疲れさま」と一言入れてみたり…
ほんの小さな配慮が相手に伝わり、ISTP特有の「行動で示す愛」が、大きな支えとなるでしょう。
まとめ
ISTPは恋愛において「不器用」と言われがちですが、それは感情表現が控えめで、駆け引きを好まないから。
実際には、誠実で真面目な愛情を持つタイプなんです。
大切なのは、不器用さを自分で責めず、少しの言葉や小さな配慮で不器用さをカバーすること。
自然体で温厚な性格が、ISTPの魅力の1つです。
そこに、少しだけ相手を安心させる工夫を取り入れれば、ISTPの恋愛は長く安定した関係へとつながっていくでしょう。