ISTJは責任感が強く、どんなことにも丁寧に向き合うタイプです。
しかし、その真面目さゆえに「完璧主義すぎて疲れてしまう」という悩みを抱える人もいるでしょう。
また、ISTJの人は自分で普通だと思っていても、周囲からは「細かすぎる」と言われたり、人の雑さが気になってイライラしたり…
ふとしたことで、ISTJ特有の完璧主義さを痛感することもあるかもしれません。
この記事では、ISTJの完璧主義の背景を理解し、疲れを軽減するための具体的な考え方や対処法を紹介します。
自分を追い込みがちなISTJの人が、少しでも心を軽くできるよう、丁寧に解説していきますよ。

ISTJが完璧主義になりやすい理由

ISTJは論理的で堅実なタイプですが、同時に「一度やると決めたことは最後まで徹底したい」という強い責任感を持っています。
そのため、自然と完璧主義的なこだわりが生まれやすく、周囲が気にしない細部まで気を配り続けやすいのです。
完璧を目指す姿勢は、もちろん偉大な長所です。
しかしその一方で、自分で自分を追い込み、疲れてしまう原因にもなるでしょう。
責任感が強すぎるから
ISTJは「仕事はきちんとやってこそ意味がある」という価値観を持ちやすいタイプです。
MBTIタイプの中でも、特に仕事熱心な完璧主義だといわれています。
やるべきことを曖昧にしたり、途中で妥協したりすることをためらう特徴があるでしょう。
そして、一般常識や周囲の基準より、自分の高い基準を優先する傾向があります。

そのため、どれだけ時間がかかっても納得いくまで作業を続けることがありませんか?
こういった姿勢は、ISTJの仕事の質を高めます。
しかしその一方で、常に緊張感を抱えながら作業することになり、心身の負担につながるのです。
失敗を繰り返したくないから
ISTJはS(感覚型)のため、何をするにも「過去にうまくいった方法」や「失敗した経験」を思い出します。
失敗を繰り返したくないという気持ちが強いため、自然と慎重さが増し、同じミスが起こらないように細かく準備したり、確認したりするでしょう。
慎重であることはもちろん良い点であり、だからこそISTJには失敗が少ないわけです。
しかし「完璧でなければ不安」という感覚が強まると、疲れを感じやすくなるでしょう。
自分を律しすぎるから
ISTJは「自分で決めたルールは必ず守る」という自己規律の強さを持ちます。
しかし、この特徴が行き過ぎると「自分はもっとできるはず」「まだ不十分」という感覚に支配されやすくなるでしょう。
要は、自分に高すぎる基準を課すようになってしまうのですね。
結果的に、努力しても努力しても、なかなか達成感を得られなくなります。
心が休まらなくなってしまい、いつの間にか弱ってしまうでしょう。
ISTJが完璧主義になりやすいのはどんなとき?

ISTJは普段から落ち着いて見えますが、頭の中では多くの気配りや、慎重さが働いています。
そのため、特定の場面では特にストレスが溜まりやすく、疲れを感じることがあるでしょう。
予想外の出来事が起きたとき
ISTJはJ(判断型)のため、何をするにも計画を立てて行動したいタイプです。
そのため、普段からしている仕事や行動であれば安定して、ストレスなく、継続できます。
しかし、完璧主義が発動してメンタルが疲れてしまうのは、予想外のできごとが起きたときでしょう。
いつものやり方やいつもの予定から崩れると、ISTJから安心感が消え、ストレスに変わります。

本当、急な変更は大嫌い!急に戦闘態勢に入っちゃう
自分の中で、理想的な進行プランが固まっている場合、変更はISTJにとって「乱れ」です。
「完璧を維持できないかもしれない」「今から準備してどこまでできるだろう」という不安につながりやすいでしょう。
その結果、心が追いつかなくなり疲れを感じやすくなります。

急な変更があったら完璧にやり遂げなくてもいいと思うけど…そこもISTJ的には譲れないのかもね

「急な変更だから仕方ない」とパキッと切り替えらえるほど、ISTJは柔軟じゃないんです…
ルーズな人に影響されるとき
ISTJ自身は完璧主義なので、1人でおこなう作業はほぼ完璧にこなすでしょう。
しかし、仕事やプロジェクトとなると、誰かと一緒に取り組む必要があります。
周囲の人が計画や時間にルーズだったり、細かい部分を気にしない人だったりすると、ISTJにとってのストレスになります。

しかし、ISTJはI(内向型)でリーダーシップのあるタイプではないため「ちゃんとやろうよ」と声をかけるよりも、自分で補おうとしてしまうのです。
「自分がやらなければ」という気持ちになり、責任を抱え込んで疲れてしまうことが多くあります。
本来は分担すべき部分まで背負ってしまうため、消耗が増えていくのですね。
大きな責任を背負っているとき
ISTJは大きな責任を背負えば背負うほど、完璧主義の傾向が強くなります。
もともと責任感が強く、与えられた仕事を完璧にこなそうとするタイプなので、その責任が大きいほど頑張ろうとしてしまうのですね。
さらに、ISTJは完璧主義であるがゆえ、作業を終えるまでに多くの確認や手直しを繰り返します。
そのため、他の人より時間や労力をかけるでしょう。
完成度を高めることには価値がありますが、常に全力で取り組むため、体力や集中力を消耗しやすいのです。
さらに、思い通りに進まない場合は焦りが生まれ、精神的な疲れも大きくなるでしょう。
ISTJが完璧主義で疲れないために

ISTJの完璧主義な性格は、ほかのMBTIにはない長所です。
そのため、もしあなたがISTJなら、完璧主義を完全にやめる必要はありません。
しかし、少し考え方を緩めるだけで、ご自身への負担を大幅に軽減できるでしょう。
ISTJの良さを活かしつつ、疲れを抑えるための思考法を覚えておきましょう!
できている部分に目を向ける
ISTJは完璧主義であるがゆえ、欠点や不十分な部分を優先して考えるクセがあります。
しかし、そうではなく「すでにできていること」に意識を向ける時間を作ってみましょう。
そうすることで、自信がつき気持ちが安定します。
達成したことを記録したり、終わったタスクを視覚化したりすると効果的ですよ。
完璧にこなすために「何が終わっていない?」「あとは何をすればいい?」に着目しがちなISTJですが、それよりも「今ここまで終わっている!」を大切にする意識を持つと、心の余裕が生まれます。

ISTJは完璧主義すぎて自分の能力を過小評価することもあるから、チェックリストで記録するのがおすすめだよ◎

確かに完璧主義だから、チェックリストが埋まっていく過程は楽しいかも!
理想のハードルを意図的に下げる
完璧を目指すのは、悪いことではありません。
むしろISTJの完璧主義さがあるからこそ、成果物のクオリティーが上がったり、周囲から高評価を受けたりするでしょう。
しかし、状況によっては「8割くらいで進める」という戦略が必要なこともあります。
周囲を見渡してみると、すべてを完璧にしなくても良い場面というのが必ずあります。
それを見分ける練習をしてみましょう。
「これは完璧に仕上げなくても大丈夫そう」「これは手を抜いても良さそう」という見極めがつくことで、負担が軽くなります。

特に雑務や家事の中には、手を抜けるものがあるのではないでしょうか。
本当に注力しなければいけないものを優先し、そうでないものは優先度を下げていきましょう!
「自分がやらなくても大丈夫」と考える
ISTJは責任感が強すぎるあまり、必要以上に仕事を抱え込みやすい傾向があります。
しかし、他人に任せられる部分は任せることで、ストレスは格段に減るでしょう。
自分ひとりで完璧を目指さなくても、チームや家族と協力して負担を分け合えると考えるだけで、気持ちが軽くなります。
また、自分が抱えているタスクを周囲に振ることはもちろんですが「誰もやりたがらない仕事=自分がやらなければ」と思うクセも、少しずつなくしていきましょう。
誰もやりたがらない、残った仕事を、あなたがやらなくてはいけない理由はありませんよね。

仮にあなたがやるべき理由があるなら、なにか別の仕事を他の人に振るとか、自分にだけ負担がのしかからないように調整してみてね
ISTJの完璧主義と上手に付き合おう

ISTJの完璧主義思考は、日常生活や仕事の環境を整えることで、疲れ方が変わってきます。
完璧主義だと、どうしても自分の中に疲れを溜めてしまいがち。
ストレスとなって蓄積するのを防ぐために、以下のことも試してみてくださいね。
最初から完璧な手順を準備しておく
ISTJは何事も完璧にこなそうとするからこそ、やると決めたことにかける時間や労力が天井知らずになってしまいます。
そのためできる範囲で、やるべきこと(仕事や家事)の明確な手順を用意しておきましょう。
完璧主義なISTJが自分で用意する手順なので、その手順自体が完璧なものに仕上がると思います。
そうしたら、あとはその手順に従ってその作業を行うようにしましょう。

手順に書かれたこと以外はしない、手順の中で「ここまでできたら終わり」と書かれているところで、終わる。
ISTJの特性を逆手にとって、きっちり守れるマニュアルを自分で用意するのです。
流れややり方を固定し、その場で判断したり追加したりする手間を、徹底的に省きましょう。

なるほど、その手順よりもさらに完璧にやりたい!と思ってしまったら、それはやりすぎなわけね

その通り!マニュアルや手順という形で、ある程度の「枠組み」を決めておいて、そこから逸脱しないようにしよう
優先順位を固定する
ISTJは完璧を目指すあまり、どのタスクにも全力投球してしまいがち。
そうすると無意識に多くのエネルギーを消費してしまい、疲労につながります。
そこで、重要度を明確にしてエネルギーの配分を決めておくのがおすすめです。
それぞれのタスクに使う労力や時間が明確になるので、負担が軽減されるでしょう。
優先度の高いものには集中し、低いタスクは軽めに終わらせるなど、自分なりのルールを作ってみてくださいね。
完璧にやりたいならこまめに休憩する
ISTJはどれだけ努力しても「完璧にやりたい」という思考を拭い去ることができないかもしれません。
むしろ、完璧にできないことがストレスになることもありますから、自分の心が納得するやり方を優先するのが一番。
もし完璧主義思考を持ち続けるほうが心が安定するならば、完璧にやるかわりにこまめに休むことを心がけましょう。

ISTJは働き者タイプなので、休むことに罪悪感を抱きがち。
しかし、予定に「休息」組み込むことで、疲れの溜まり方が変わるでしょう。
静かな場所で1人になれる時間や、自分の趣味に没頭する時間を持つことで、心が落ち着きエネルギーが回復します。
休息もまた効率を上げるための大切な要素だと考えれば、罪悪感を持たずに休めるようになるでしょう。
まとめ
ISTJは真面目で責任感が強く、どんなものごとにも丁寧に向き合える人物です。
ただ、その誠実さが完璧主義につながり、疲れを生みやすくしていることも事実です。
完璧を求める気持ちを否定する必要はありませんが、少しハードルを下げたり、環境を整えたり、他人に任せる勇気を持ったりして見ましょう。
そうすることで、大きな負担を減らすことができます。
自分を追い込みすぎず、今できていることを認めながら進むことで、ISTJ本来の魅力がより豊かに発揮されるでしょう。














