ISFJは、優れた共感力と実行力で知られ、周囲に安心感をもたらす性格タイプです。
別名「擁護者」と呼ばれ、マザーテレサもISFJだったといわれていますよ。
そんな心優しく思慮深いISFJの長所や短所、そして特徴をどのように活かせるか、解説していきます。

ISFJの基本的な性格

ISFJは「守護者」や「奉仕者」とも呼ばれる性格タイプです。
内向的な性格でありながら、周囲の人々に対して深い関心を持ち、他人の気持ちを理解し支えることに喜びを見いだします。
具体的で現実的な視点で物事を見つめ、計画的に行動することが得意でもあります。

特に人間関係で信頼される存在ですよね!
ISFJの長所

まず、ISFJの代表的な長所について見ていきましょう。
ISFJは世話好きといわれることがあり、現実的でありながらも思いやりに溢れた性格です。
理想を掲げたり夢や希望を描いたりするよりも、現実を見て着実に対応したいしっかり者。
そのため、困っている人には迷いなく手を差し伸べたり、助けを求められたら力を尽くしたりするでしょう。
ISFJの長所は周囲の人々に安心感を与え、信頼される存在として魅力を発揮します。
以下は、ISFJの主な長所です。
高い共感力
ISFJの最も顕著な特徴の一つが、他者への共感力です。
相手の気持ちや状況を素早く察知し、思いやりを持って接します。
困っている人や悩みを抱えている人がいれば、自然とサポートに回るでしょう。
そのため、周囲に安心感と信頼感を与える存在です。

人を助けることや、人に喜んでもらうことが何よりの生きがいなんです
責任感が強く信頼できる
ISFJは「任されたことは最後までやり遂げる」という強い責任感を持っています。
約束や義務に対して忠実で、確実にものごとをこなすため、周囲から信頼されるでしょう。
特に家庭や職場では、堅実で頼りがいのある人として評価されます。

優しくて誠実な性格なので、男女問わずモテるMBTIとしても知られていますよ
細やかな気配りと配慮
ISFJは周囲の小さな変化に気付き、相手の些細な感情の変化を察するのが得意です。
そのため、周りの人が必要としているサポートや、気遣いのタイミングを逃しません。
この能力は家庭でも職場でも役立ち、周りから「気が利く人」として評価されます。

いつも周囲に気を配っているから、そんな自分の姿を評価してもらえると幸せです
実行力と計画性
ISFJは計画を立てて行動することが得意で、目標に向かってコツコツと取り組むことができます。
【S】感覚型のため、細かな目標設定や行動ができるところも強み。
特に細かい仕事で、その力を発揮するでしょう。
目標に向かってコツコツ努力できるので、チームの進行役としても、そして秘書的存在としても活躍できるでしょう。

おっとりしているといわれますが、こう見えてけっこう仕事はテキパキできます♡
安定感をもたらす
ISFJは落ち着いた性格で、周りに安心感と安定感をもたらします。
プレッシャーがかかる状況でも冷静さを失わずに対処できるため、頼れる存在として評価されるでしょう。
家庭や職場で長く信頼を築ける点も、大きな強みですね。
ISFJの短所

ISFJは思いやり深く信頼される存在ですが、短所もあります。
他人を優先しすぎるあまり、自分の気持ちや健康を犠牲にしてしまうことが多いのが、主な短所です。
また、変化や新しい挑戦を避けがちで、柔軟性に欠ける場面があるかもしれません。
批判に敏感で傷つきやすい一面もあり、自己主張が苦手なため、ストレスを溜め込みやすい傾向があります。
ISFJの短所を詳しく掘り下げてみましょう。
自己犠牲を払いやすい
他者へのサポートを大切にするあまり、ISFJは自分のニーズを後回しにしがちです。
頼まれた仕事やサポートを引き受けすぎてしまい、自分が疲れてしまうことも。
過剰に負担を抱え込まないよう、時には断る勇気を持つことも大切ですね。
変化に対する抵抗感
ISFJは変化よりも安定を好みます。
「前に成功した方法」や「慣れたやり方」「ルーティン」などに安心感を覚えるタイプでしょう。
逆に、突然の変更や新しいことへの挑戦には、苦手意識を感じやすい傾向にあります。
そのため、変化に柔軟に対応するためのスキルを身につけることが役立つでしょう。
小さな変化を少しずつ取り入れることで、変化への不安を軽減することができます。

環境の変化や果敢な挑戦は「危険」と考えてしまいがち…
レールの敷かれた安全な場所にいるほうが好きかも。
批判に敏感
ISFJは他者の感情に敏感なため、批判やネガティブなフィードバックを受けると深く考え込み、落ち込むことがあります。
このような場面では、批判を成長の糧として捉え、客観的に受け止める力が求められます。
自己評価を高め、自分に対して優しく接する練習も効果的ですよ。
完璧主義的な傾向
責任感が強く、仕事に対しても真面目に取り組むISFJは、完璧を目指しすぎる傾向があります。
細部にこだわるあまり、効率が下がったり、スケジュールに遅れが生じることも。
80%の完成度で良しとする柔軟性を持つことで、負担が減り、バランスの取れた成果を上げられるでしょう。

そそ☆とりあえず形になってればおk~☆
くらいのノリでやったほうが良いよ!

完璧主義でネガティブになってしまうので、ESTPさんのその考え方を伝授してほしい…!
独りで抱え込みやすい
ISFJは頼りにされることが多い分、周囲からの期待に応えようと頑張りすぎてしまいます。
そして、ときには負担を独りで抱え込んでしまうことも。
周りに助けを求めることを躊躇せず、困った時はサポートを依頼することが、心身の健康を保つために重要ですよ。
ISFJが長所を活かす方法

ISFJは自分の思いやりや責任感を活かし、信頼される存在として輝くことができます。
まずは自分の限界を知り、他人を助ける際にも無理をしないことが大切です。
それを踏まえて、ISFJの強みを発揮するために効果的な方法をご紹介しますね。
自分の価値観を明確にする
ISFJは他者を支えることに喜びを感じるタイプです。
しかし利他的になりすぎて、自分をないがしろにしてしまうことがあります。
自分の価値観や目標も大切にすることで、さらに心身のバランスがとりやすくなるでしょう。

人のために行動するのは素晴らしいことだけど、自分の考えや思いをないがしろにしないであげてね♡
定期的に休息を取る
ISFJは責任感が強いため、無理をしてしまいがち。
意識的に、休息の時間を確保するようにしましょう。
自分を大切にすることで、長期的な活力を維持できるでしょう。
ISFJは人のために行動するのが好きですが、感謝されなかったり自分が報われなかったりすると不満を抱くことがあります。
そのため、ISFJ自身が大切にされることが必要なのです。

自分で自分を労ってあげることが大切なんですね
フィードバックを成長の糧にする
ISFJは批判やフィードバックに対し傷つきやすいですが、ネガティブにとらえすぎないことが大切です。
次に活かす材料として前向きに受け取ったり、批判されたおかげで成長につながると考えたりするようにしましょう。
変化を少しずつ受け入れる
新しい環境やチャレンジに、抵抗感や苦手意識を感じやすいISFJ。
小さな変化から順応していくことで、柔軟性が向上するでしょう。
ISFJは誠実でしっかり者であるところが魅力ですが、生きていると突然環境が変わったり、自分の知らない世界を知ったりする機会がありますよね。
そんな人生の変化に困惑せず楽しめるよう、小さな驚きから少しずつ受け入れていけると良いですね。

まずは行きつけのお店で、違ったメニューを注文してみることから始めてみようかな…
ISFJが人間関係で意識すべきこと

ISFJは人間関係において重要な役割を果たすタイプですが、他者との関わり方についても注意が必要です。
必要以上に相手に合わせると、自分を犠牲にしがち。
誰かから批判されても深刻に受け止めすぎないようにし、適度に距離を置くことで心の負担を軽減できますよ。
特にISFJが意識したい、他者との関わり方について見ていきましょう。
適度な距離を保つ
ISFJは共感力が高いため、相手に寄り添いすぎると自分のエネルギーが消耗してしまうことがあります。
適度な距離感を保ち、必要なときには一歩引くことも心がけましょう。
相手のために行動したいのは素晴らしいことですが、自他境界があいまいになると、要らぬ苦労も抱えてしまうことがあります。

自分は自分、相手は相手!と線引きすることが大切だね
周囲に頼る
頼られることが多いISFJですが、自分も助けを求めて良いのです。
周囲のサポートを受け入れることで、無理なく役割を果たし続けられるでしょう。
ISFJが人の役に立ちたいと思っても、1人でどうにかできることばかりではありません。
人のことばかり考えていても、自分の心が消耗したりキャパオーバーになってしまったりするかもしれません。
ISFJが健全な人間関係を維持するためには、頼られるだけでなく頼ることも大切なんですよ。

人から頼られるのは素直に嬉しい!
でも、自分も誰かに頼っていいんだよね
明確な意思表示をする
周囲の気持ちや要望を優先しがちなISFJですが、自分の意見や希望を伝えることも同じくらい大切です。
我慢しすぎて相手の気持ちばかりを叶えてあげようとすると、無意識のうちに自分の心を押し殺してしまうかもしれません。
「私はこうしたい」「私はこう思ってる」
このようなISFJ自身の希望をやんわりと伝えるだけで、相手に気持ちが伝わりコミュニケーションが円滑になることがあります。

ISFJのように相手を優先する気持ちも素晴らしいけど、自分の気持ちを正直に伝えることで分かる「誠実さ」もあるよね
まとめ
ISFJは共感力と責任感が強く、周囲をサポートすることに喜びを見出す性格タイプです。
高い実行力と計画性、安定感を持ち、家庭や職場で信頼されるのが主な特徴でした。
その一方で自己犠牲的になりやすく、変化に対する抵抗感や批判に敏感な傾向があります。
ISFJが自分の強みを最大限に発揮するためには、自分の価値観やニーズを大切にしつつ、無理せず助けを求めることが重要です。
周囲の支援も受け入れながら、自分にとって心地よいバランスを保つことで、安定した活躍が期待できるでしょう。