INFPは、理想主義的で情が深く、一度好きになった相手に献身的な愛情を注ぐタイプです。
しかしその優しさとは裏腹に、心が冷める瞬間が訪れると、急速に距離を置いてしまうようです。
これは気まぐれではなく、INFP特有の価値観や感情の機微が関係していました。
この記事では、INFPが冷める瞬間の特徴と、その背景にある心理を掘り下げていきます。
INFPとの恋愛関係を長く続けるために、理解しておきたいポイントを覚えておきましょう！
INFPが冷める瞬間はどんなとき？
INFPが心を閉ざす場面には、深い感情処理のプロセスが影響しています。
外から見ると、些細なできごとかもしれません。
しかし、INFPにとっては自分の大切な価値観を揺さぶられるくらい、重大な要因となることがあります。
表面上は穏やかでも、内側では静かに冷め始めているかもしれません。
現実を受け入れられないとき
INFPは、恋愛に対して理想を抱きやすいタイプです。
恋愛相手に対して「こうであってほしい」という期待を持っているため、交際が進むにつれて現実が見えてくるようになると、冷めていく可能性があります。
最初のうちは、相手の現実的な欠点もポジティブに捉えて受け入れられますが、度重なる失望が積み重なると、理想と現実のギャップに耐えられなるでしょう。
そして、心が徐々に冷えていきます。
常に完璧を求めているわけではなく、自分の価値観を大切にしたいという思いが背景にあるためです。
理想が壊れていく過程で、心の中の物語が静かに終わりを迎えるように、距離が生まれていくのですね。
思いやりのなさを感じたとき
INFPは深い感受性を持ち、相手が自分の気持ちを丁寧に扱ってくれることを求めています。
そのため、何気ない言葉や態度によって傷ついたときには、心に大きなダメージを負うでしょう。
その傷が癒えないまま相手と接し続けることで、次第に「自分が大切にされていない」と感じ、冷める方向へ気持ちが傾きます。
表面上は何も言わず優しく接することもありますが、内面では完全に冷めきっていることもあるでしょう。
自己防衛本能が働いたとき
INFPは外からの刺激に弱く、心が傷つきやすいタイプです。
そのため、自分を守るために距離を取ることがあります。
暴言や否定など目に見えるものではなく、相手の何気ない態度や価値観の違いでも「このままでは傷ついてしまう」と感じやすいのです。
防衛本能のように、自然と心を閉ざし始めるでしょう。
INFPが心の平穏を保つための自己防衛であり、心身ともに健全に生きるためには、欠かせない反応でもあるのですね。
不誠実さを感じたとき
INFPは誠実なため、相手の言葉と行動に矛盾があると、敏感に反応します。
たとえば平気で約束を破ったり、嘘をつかれたりしたとき、その人への信頼が急速に薄れてしまうのです。
表面的には強く責めたりしないものの、内心では気持ちが冷めきっていることがあります。
そうなってしまうと、そのあと関係を修復させるのは簡単ではありません。
一度冷めた心が元に戻るには、長い時間が必要となるでしょう。
INFPとの恋愛で一番大切だといってもいいのが、誠実さ。
それがない人とは、一緒にいる意味がないと思ってしまいます
深い話ができなくなったとき
INFPは、心の奥深くにある感情や、価値観を共感しあえる関係を大切にします。
そのため、表面的な会話になったり、気持ちの交流が感じられなくなると、恋愛の温度が下がってしまうでしょう。
内面や心を共有できない相手とINFPは、長期的な関係を築くことが難しいとされます。
自分が求めている関係ではないかもしれないと感じると、冷めるきっかけになるでしょう。
INFPの冷める瞬間を防ぐために
INFPとの関係を長く続けるためには、表面的な対処ではなく、心の奥に寄り添う姿勢が大切です。
深い共感性を持つ分、相手にも思いやりと誠実さを求めているINFP。
その期待に応えることで、安心感を持ってもらうことができるでしょう。
感情を丁寧に扱うこと
INFPは、相手が自分の気持ちに寄り添う姿勢を見せてくれると、安心して関係を続けられます。
逆に、感情を否定されたり軽視されたりすると、心を閉ざしやすいでしょう。
どんな話題であっても、INFPの言ったことを否定せず、受け止めることが大切です。
安心できる関係が築かれると、INFPはより深く、献身的に相手を理解しようとするでしょう。
一貫性のある誠実さを見せること
INFPは、誠実で素直で、まっすぐな性格です。
そして、相手にも同じような誠実さを望みます。
小さな約束でも必ず守ることや、嘘をつかないことなど、誠実な態度がINFPにとっては安心材料となるでしょう。
行動と言葉が一致していると感じられる相手には、INFPは長期的に信頼を寄せるようになりますよ。
深い会話を大切にすること
INFPは浅い会話よりも、心の奥にある価値観や感情を共有することを好みます。
そのため、日頃から相手の気持ちを理解する姿勢を持っておきましょう。
深いやりとりができたり、腹を割った会話がができたりすると、INFPとの絆が深まるでしょう。
心の交流が続く限り、INFPの気持ちが冷めることは少ないと言えます。
INFPが冷めにくいMBTIは？
INFPが冷めにくいとされるMBTIタイプをご紹介します。
INFPが冷めにくいのは、端的にいうとINFPと同じカテゴリに属する「外交官タイプ」です。
外交官タイプとは、MBTIに「N」と「F」がつくタイプのことで、相手の心をくみ取って繊細なコミュニケーションができる性格を指します。
柔らかく思いやりのある言葉選びや、細やかな気遣い、豊かな愛情表現など、INFPが恋愛に求める要素を持ち合わせているといえます。
同じカテゴリに属しているので、INFPと似ている面も持っていて、総合的に相性の良いMBTIです。
＼ 外交官タイプについてはこちら ／
それでは、外交官タイプのMBTIに対してINFPが冷めにくい理由を見てみましょう。
ENFJ
ENFJは、相手の感情を細かく観察し思いやる行動を、自然にできるタイプ。
INFPが求める「心の深い理解」を満たしてくれるため、安心感が高く冷めにくい関係を築けます。
また、ENFJはE（外向型）とN（直観型）を持ち合わせているため、INFPが自分の気持ちをうまく言語化できないときも、丁寧に寄り添いながら引き出してくれるでしょう。
そのため、INFPの愛情が自然と積み重なっていきます。
思いやりの方向性が似ていることから、長期的な関係を築きやすい相性をしています。
INFJ
INFJは、内面の世界を大切にする深い人格の持ち主です。
相手の感情を察する力にも優れているため、INFPの繊細さや価値観のこだわりを、否定せず尊重してくれる存在でしょう。
INFPが安心して、自分らしくいられる相手です。
また、2人とも感性が豊かで、理想を共有することが好きなので、心の結びつきが自然と深くなるでしょう。
時間が経つほど信頼が積み重なり、INFPにとって冷める理由がほとんど生まれない相手になります。
まさに、魂で通じ合うような関係性になりやすい組み合わせです。
＼ 相性をチェック！／
ENFP
ENFPは情熱的で、心のつながりを大切にするタイプ。
INFPが求める、温かく自由な愛情表現に寄り添う性質を持ちます。
お互いに個性や価値観を大切にするため、無理に相手を変えようとせず、自然体でいられる点も強みでしょう。
また、ENFPの明るさや積極性が、INFPの内向的な部分を優しく引き上げてくれます。
F（感情型）同士のため、関係が停滞しにくいでしょう。
安心と刺激のバランスが取れ、長く続く相性の良さが際立つ組み合わせです。
＼ 相性をチェック！／
INFPが冷めやすいMBTIは？
続いては、INFPが冷めやすいMBTIを見ていきましょう。
INFPが冷めやすいタイプは、主にT（思考型）をもつMBTIです。
INFPの主機能は「内向的感情」で、自分が納得する理想や美意識に基づいて行動するタイプ。
しかし、T（思考型）をもつMBTIは、それを論理や合理性で指摘しようとする性質があります。
この部分が相性に影響し、INFPが冷めやすいタイプと考えられています。
＼ MBTIの「主機能」って何？／
ESTJ
ESTJは、現実重視で効率的にものごとを進めるタイプです。
INFPにとっては、その性格が正しさの押し付けのように感じる場面があり、距離を感じてしまいやすい相手です。
また、ESTJはT（思考型）のために、愛情を行動で示す傾向があります。
一方でINFPは、感情のつながりや心のつながりを重視するため、意思疎通の方法が噛み合わないことは致命的かもしれません。
早い段階で心の温度差を感じ、冷め始めてしまう可能性があります。
また、ESTJはストレートに意見する性格のため、傷つきやすいINFPは、自分を否定されたかのように感じてしまうことも。
ESTP
ESTPは、スピード感と刺激を求める行動派。
感情に配慮した言動よりも、現実的な手応えを重視する傾向があります。
このため、丁寧に気持ちを理解してほしいINFPとは、リズムが合いにくい可能性があるでしょう。
関係が浅いうちから「なんだか噛み合わない」と感じやすい相手かもしれません。
ESTPの直感的で瞬発力のある言動は、頼もしく魅力的に映ることもありますが、ペースが違いすぎるINFPにとっては負担になりがち。
気づけば、距離を置きたくなる相手になりやすいでしょう。
ENTJ
ENTJは目標志向が強く、恋愛にも効率や生産性を持ち込みやすいタイプです。
INFPは、恋愛を丁寧に味わい、まるで1つの物語の中にいるような時間の流れを理想とします。
ENTJの、合理的な接し方には冷たさを感じやすいでしょう。
また、ENTJは率直な物言いをするため、INFPが大切にしている価値観に触れた際に、傷つけてしまうおそれも。
相性が最悪というわけではないものの、INFPが冷めやすい相手と考えられます。
まとめ
INFPが冷める瞬間は、表面的な行動だけでは判断できないほど、複雑な感情が絡み合っていましたね。
深い感性と価値観を持つINFPにとって、心の安心や誠実な関係は、恋愛を続ける上で欠かせない要素。
冷める瞬間を理解することで、相手を傷つけず長く信頼を築くことができるでしょう。
INFP自身も、安心して心を開き続けることができます。
INFPの繊細な心に寄り添う姿勢を持てば、関係はより豊かで深いものになるでしょう。
