MBTI診断でINFPとISFPというタイプは、どちらも感情を大切にする「FPタイプ」に分類されます。
そのため、直感的に気が合いそうだと思う人も多いかもしれません。
しかし同じFPタイプでも、INFPは理想主義的で内省的、ISFPは自由を愛する芸術肌と、似ているようで違う特徴を持っているんです。
この記事では、INFPとISFPの相性について深掘りし、恋愛・友情・仕事などさまざまな側面から解説。
お互いの強みや違いを理解することで、より良い関係性を築くヒントになるでしょう。

INFPとISFPの基本的な性格の違い

INFPとISFPの相性を考えるうえでまず大切なのは、それぞれの基本的な性格の理解です。
どちらも穏やかで人に優しいタイプですが、内面の価値観や人生観には大きな違いがあります。
この違いがときに惹かれ合う要素となり、また誤解を生むきっかけにもなるのですね。
INFPの性格的特徴
INFPは、理想を追い求める詩人とも呼ばれるほど、自分の価値観や夢を大切にする人物。
人との関わりにおいても、もっとも重要視するのは心のつながりです。
そのため、浅い付き合いよりも深い信頼関係を築きたいと考えているでしょう。
一見おとなしく見えても、その内側には強い情熱と信念を秘めているタイプです。
恋愛や友情では「この人なら信じられる」と感じる相手に、強く惹かれる傾向にあります。

相手のことを心から信頼したいし、自分も相手にとってそんな存在でありたい
ISFPの性格的特徴
ISFPはアーティスト気質を持つマイペースなタイプで、感性を大切にしながら自由に生きることを好みます。
将来について考えたり、未来の計画を立てるよりも、今この瞬間を楽しむことに重きを置く自由人。
人生に自然体で向き合い、細かなことは気にしないのが特徴です。
人に合わせるのが得意で、優しく穏やかな雰囲気を持っていますが、実は自分のペースを乱されることを嫌います。

人間関係に優しさや思いやりは必要だけど、一番大切なのは気楽さかな
INFPとISFPの共通点と相違点
INFPとISFPは、どちらも優しさや柔らかさを持っている点で共通しています。
しかし、INFPは未来志向的で夢を大事にするのに対し、ISFPは現在志向的で現実を楽しむことに強みがあるでしょう。
この違いが、お互いに学びを与える関係になる秘訣でもありますよ。
その一方で、生活スタイルや価値観のズレとして現れることもあり、すれ違いの原因となり得るのです。
恋愛におけるINFPとISFPの相性は?

恋愛においてINFPとISFPは、相性の良さを感じやすい組み合わせです。
どちらもロマンチックな心を持っており、言葉にしなくても相手の気持ちを察することができるというのが、大きな特徴でしょう。
ただし、その優しさがかえってすれ違いを生むこともあるようです。
INFPとISFPの恋愛初期はどんな感じ?
INFPとISFPの付き合い始めの段階では、INFPの誠実さとISFPの柔らかさが、良いバランスを生み出すでしょう。
INFPは相手を深く理解しようとするため、ISFPにとって安心できる存在になれるでしょう。
一方でISFPは、INFPの真剣さに魅力を感じつつも、理想主義で愛情が大きいINFPに対し「ちょっと重いかも」と思うことが出てくるかもしれません。
それでも、お互いの優しさと思いやりが支え合い、恋愛初期は幸せで穏やかな関係からスタートできる組み合わせです。
INFPとISFPの恋愛は長く続く?
INFPとISFPが長期的に恋愛関係を維持したいとなると、衝突する場面が出てくるでしょう。
INFPが描く理想を叶えたい気持ちと、ISFPの現実的思考は、ときに対立する要素になります。
たとえば、同棲や結婚、将来設計について話し合うときに、考え方の違いが顕著化しやすいでしょう。
INFPは、たとえ恋愛初期であっても、相手との将来を真剣に考えています。
それに対し、ISFPは「今はまだそのタイミングじゃない」と思うことがあるでしょう。

INFPは常に将来のことを考えたいのに対し、ISFPは今を楽しむことが最優先だからです。
ここに温度差が生まれ、長期的な関係に影響を与えることがあります。

長く交際していると、そろそろ将来を考えたい派と、まだ早い派に分かれてくるよね
良好な関係を築くポイント
INFPとISFPが恋愛関係を良好に保つためには、それぞれが以下の点を気をつけたいですね。
INFP:ISFPに対し自分の理想を押しつけすぎない
ISFP:INFPと真剣に向き合う
INFPはやや真剣すぎて重くなる傾向があり、ISFPは逆に軽やかで相手を不安にさせる傾向があるからです。
お互いに歩み寄る姿勢があれば、穏やかで言い争いの少ない、安心感のある関係を長く続けることができるでしょう。
友情におけるINFPとISFPの相性は?

友情においても、この2タイプは良好な相性を示します。
お互いが無理をせず自然体で接することができるため、リラックスした関係を築きやすいでしょう。
ただし、友情においても違いが現れることがあります。
良好な関係を築くポイントや、お互いのNG行動について見てみましょう。
自然体で過ごせる心地よさ
INFPとISFPは、どちらも人に干渉しすぎないため、程よい距離感で付き合える関係になれるでしょう。
特に友人関係となると、双方のP(知覚型)の要素がうまく機能し、お互いの自由を尊重し合って快適な関係を維持できます。
どちらもI(内向型)でありP(知覚型)なので、沈黙が苦にならないのも嬉しいポイント。
一緒にいるだけで安心でき、穏やかで優しい時間が流れる2人の関係は、長く大事にしたい友情を生むでしょう。
価値観の違いによる衝突
INFPとISFPは、友情の中でも価値観の違いを感じるかもしれません。
INFPは「友達ならこうすべき」「これが真の友情!」と、理想的な友情像を求めることがあるかもしれません。
その一方で、ISFPはより気楽な付き合いを望むでしょう。
この違いが、友情としてすれ違いの原因になることもあります。
基本的にはどちらもF(感情型)で思いやりに満ちたタイプなので、優しい友情を築ける組み合わせ。
しかし、その深さにおいては、INFPが「より深い友情を」と望み、ISFPは「そこまではちょっと」と感じやすいかもしれません。

友情をどこまで、そしてどんな形で深めたいかは人によるもんね
深い絆を育むために
INFPとISFPの友情を長続きさせるためには、双方が以下のことに気をつけてみてください。
INFP:完璧な友情像にこだわりすぎない
ISFP:INFPの気持ちを軽視しない
これらのことに気をつける意識があれば、双方はより相互理解を深めることができるでしょう。
深く、安心できる友情を育めることにもつながりますよ。
仕事におけるINFPとISFPの相性は?

仕事の場面では、INFPとISFPの相性はやや複雑。
どちらも協調性や思いやりがあるという点では共通していますが、働き方やモチベーションに違いが出やすいでしょう。
簡潔に言うと、どちらもP(知覚型)で自由なタイプなので、一緒に働くときに価値観の違いが顕著化しやすいという点があります。
チームワークにおける強み
協力的で、争いを避ける傾向のあるINFPとISFP。
職場では衝突することが少なく、平和な雰囲気を保つことができるでしょう。
お互いに相手の意見を尊重できるため、チームに調和をもたらす2タイプです。
課題となるポイント
INFPとISFPが一緒に働く上での問題は、どちらも決断力に欠けることです。
INFPは理想を追い求めるあまり、いざ実行しようとしたときにブレーキがかかりがち。
ISFPは気分で動く傾向があるため、責任が重い場面ではその不安定さが出るかもしれません。
お互いが良い感じに自由人なので、仕事をする上で必要な実直さや安定感に欠ける組み合わせなのですね。
思いやりで補い合える関係
INFPとISFPは、双方の思いやりによって弱みを補完しあえる部分もあります。
INFPの理想を描く力と、ISFPの現実的な感覚は、お互いに補完し合える可能性があるでしょう。
INFPの夢をISFPが現実的に形にするという構図が叶えば、良いチームとして機能しますね。
しかし、それにはINFPとISFPだけでなく、より実行力の強いタイプや、リーダーシップを発揮できるタイプも必要になるでしょう。
INFPとISFPの総合的な相性を整理してみた

総合的に見ると、INFPとISFPは心地よく自然体で過ごせる相性と言えます。
ただし、そのままでは停滞してしまう可能性も。
お互いに歩み寄りが必要で、良好な関係性を維持するために気をつけられることも多くありますよ。
| シチュエーション | INFP | ISFP | 相性ポイント |
|---|---|---|---|
| 恋愛 | 理想を重視 | 自由を重視 | 理想と自由のバランス |
| 友情 | 深い絆を望む | 気楽さを望む | 自然体で安心できる関係 |
| 仕事 | 理想から発想 | 現実的に行動 | ビジョンと実行の補完関係 |
まとめ
INFPとISFPは、似ている部分が多いからこそ、自然体で付き合える相性です。
しかし、理想主義と現実志向という違いがあるため、将来や責任感の面でギャップが生まれることもあるでしょう。
お互いに歩み寄り、違いを受け止めながら付き合うことを意識したいですね。
そうすることで、恋愛でも友情でも、安心感と成長を与え合える関係を築けるでしょう。













