INFPとENFPは、感受性が豊かで共感力が高いといった、共通イメージを持たれやすいタイプです。
どちらもN(直観型)かつF(感情型)で、価値観や人の気持ちを大切にする点がよく似ていますよね。
そのため、自分がINFPなのかENFPなのか分からなかったり、診断すると行き来したりする人がいるかもしれません。
また、INFPは人当たりがよく、ENFPはときに1人になりたがるので、I(内向型)かE(外向型)かの区別もつきにくいでしょう。
そこでこの記事では、INFPとENFPの違いを認知機能や行動パターン、仕事に恋愛など、さまざまな場面から解説。
自己理解を深めたい人にも、人間関係を円滑にしたい人にも役立つ内容となっています!

INFPとENFPの基本的な性格の違い

INFPとENFPは、理想や価値観を大切にする点でよく似ています。
しかし、内向型と外向型という違いが性格全体の雰囲気を大きく分けていますよ。
この違いは、行動量や人との関わり方、疲れやすさとして顕著に表れる点です。
以下にて、それぞれの性格傾向を見てみましょう。
INFPの基本的な性格傾向
INFPはI(内向型)で、自分の内面世界を大切にします。
感情や価値観を深く掘り下げ、自分にとって本当に大切なものは何かを常に考えているタイプです。
思考に没頭する傾向があるので、静かで控えめに見られることが多いでしょう。
疲れたときは1人の時間を確保することでエネルギーを回復し、思考や感情を整理するのが好き。
そして、本来の力を発揮するタイプです。
ENFPの基本的な性格傾向
ENFPはE(外向型)で、エネルギーを人や環境との関わりから得ます。
自分の発想や感情を外に出しながら、内側でもじっくり考えるタイプで、会話や体験を通じて自分の価値観を広げていくのが好きです。
性格は明るく社交的で、人とのつながりを自然に作る力があるでしょう。
興味関心の幅が広く、ワクワクすることに対してすぐに行動に移しやすい点も特徴です。
周囲から見た印象の違い
INFPは落ち着いていて繊細な不思議ちゃんタイプで、ミステリアスな印象を持たれやすいでしょう。
そしてENFPは、親しみやすくエネルギッシュな印象を持たれるでしょう。
価値観を重視するタイプという点では同じですが、I(内向)とE(外向)の違いが、第一印象を大きく左右しているのですね。
認知機能から見るINFPとENFPの違い

それでは、INFPとENFPの違いをより深く理解するために、MBTIの認知機能を見てみましょう。
認知機能とは、MBTI16タイプそれぞれに備わっている機能のことで、それぞれにいちばん強くはたらく機能(主機能)、2番目に強くはたらく機能(補助機能)、そしてもっとも弱い機能(劣等機能)が存在しています。
これらの違いを見てみると、よりINFPとENFPの違いがわかりやすくなりますよ。
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INFPの認知機能の特徴
INFPの主機能はFi(内向的感情)です。
Fiは「自分の心に正直でありたい」と思う機能で、世間一般の正しさや多数派の意見よりも自分の価値観を優先します。

そのためINFPは、外から見ると穏やかでも、内面では揺るがない信念を持っているのですね。
なにかを選択・決定するときはまず、自分の信念に沿っているかどうかを考えます。
そして次に、補助機能Ne(外向的直観)が出てきます。
Neは、主機能Fiで感じ取った価値観をさらに広げていく機能。
選択肢の中でもいろんな可能性やパターンを考えて、想像します。


INFPが創作や描写を得意とするのも、この認知機能があるからなんです
このためINFPは、価値観を軸にしながら、妄想によって自分の理想をどんどん広げていく思考スタイルなんですね。
ENFPの認知機能の特徴
一方、ENFPの主機能はNe(外向的直観)で、補助機能がFi(内向的感情)です。
INFPの認知機能と、順番がきれいに入れ替わった形なんですね。
そのため、ENFPの場合は最初にNeを使って、可能性やアイデアを次々と浮かべます。
それをアウトプットしたり試したりしながら、補助機能のFiを使い、自分の中でどう感じるかを確認するのです。

ENFPの場合は、考えるよりも行動や発想が先に来るんですね。
そして、実際に行動してみた結果、感情を整理するという順番になります。

整理するより前に言葉や行動に出ちゃうから、ENFPは話がポンポン飛んだり突拍子もない行動に出たりしがち!笑
人間関係におけるINFPとENFPの違い

続いて、INFPとENFPの人間関係やコミュニケーションについて見てみましょう。
INFPとENFPは共感力が高く、人の気持ちを大切にするタイプです。
しかし、人との距離感や関係の築き方には違いがあるんです。
INFPの人間関係とは
INFPの人間関係は「狭く深く」。
少人数で深い関係を築くことを好みます。
相手の感情を敏感に察知しますが、自分の気持ちを言葉にするのは慎重。

信頼できる相手にだけ本音を見せるため、打ち解けるまでに時間がかかるタイプでしょう。
無理にパーソナルスペースに踏み込まれると心を閉ざしやすいため、繊細なかかわり方が必要です。
心を許した相手には誠実で、優しさや思いやりを見せたり愛情表現をしたりするでしょう。
ENFPの人間関係とは
ENFPは、多くの人と関わりながら関係を広げていきたいタイプです。
初対面でも距離を縮めるのが得意で、感情表現も豊かでしょう。
相手に共感するのも上手で、言葉やリアクションでわかりやすく示すため、相手は安心感を覚えるでしょう。

ただし、関係が広がりすぎて、その1人ひとりと深く向き合う時間が足りなくなることもあります。
INFPとENFPにすれ違いが生まれる理由
INFPとENFPは、I(内向型)とE(外向型)という本質的な部分が異なるため、すれ違いが生まれることもあります。
たとえば、INFPはENFPを落ち着きがないと感じることがあり、ENFPはINFPを考えすぎだと感じることがあるでしょう。
どちらも価値観は似ていますが、関わり方のテンポが違うため、誤解が生じやすいのですね。
仕事におけるINFPとENFPの違い

仕事や日常生活の中では、INFPとENFPの違いがよりはっきり表れます。
INFPとENFPでは、仕事への向き合い方や適職までもが大きく違っていました。
INFPの仕事への向き合い方
INFPは仕事に対して、意味や価値を感じられるかどうかを重視します。
これは主機能Fi(内向的感情)によってあらわれる特性で、INFPは自分の信念に沿ったテーマであれば、高い集中力と創造性を発揮するでしょう。
さらにI(内向型)であるため、静かな環境や、自分のペースを尊重される働き方を好みます。
評価や競争よりも、自分の中で納得できるかどうかが、働くモチベーションになるタイプです。

主機能Fiと補助機能Neの組み合わせだから、組織に所属してきっちりルールを守りながら働くのが苦手なことも…
ENFPの仕事への向き合い方
ENFPは、持ち前の発想力を活かしたり、人と関わったりする仕事に向いています。
主機能Ne(外向的直観)がはたらいて、即行動に移しやすいので、より変化のある環境を好むでしょう。
新しい企画や、これまで前例のないプロジェクトなどにワクワクしやすいタイプです。
さらにE(外向型)で人とかかわるのが大好きなので、周囲の反応やフィードバックがあることでやる気が高まる傾向も。

逆に、ルーティンワークやデータ入力など単調な作業が続くと、飽きやすいタイプでもあります。
まとめ
INFPとENFPは、同じ価値観重視のタイプでありながら、内向と外向、思考と行動の順番によって性格や行動が大きく異なっていましたね。
INFPが行動を起こす基準は、内面の感情が起点になっています。
そしてENFPは、内面の感情と向き合うよりも先に、可能性を広げるために行動します。
似ているからこそ迷いやすい2タイプですが、その違いを理解することで、自己理解も人間関係もよりスムーズになるでしょう。















