ESTPは、行動力や社交性が魅力です。
しかし、一方で「性格が悪い」と思われることもあるようです。
なぜそのように感じられるのか、また、そのイメージをどのようにして改善できるのか解説します。
ESTPの短所が気になる方も、長所をもっと知りたい方も、ぜひ最後までご覧くださいね。

ESTPが性格悪いといわれる理由は?

ESTPが性格悪いといわれるのは、いくつかの理由がありました。
中には誤解もありますが、的を得た指摘もあるようです。
ESTPがなぜ性格悪いといわれてしまうのか、理由を解説しましょう。
自信があって傲慢に見える
ESTPは常に自信があって、堂々とした立ち振る舞いや話しぶりが特徴的です。
自分の能力にも自信があるので、積極性もあります。
しかし、この堂々とした態度が、控えめな性格の人には「偉そう」「自己中心的」と映ることがあるでしょう。
たとえば自分の意見を強く主張すると「人の意見を聞かない」と誤解されることもあるかもしれません。
そのように思われていることを察知したら、行動や発言の背景を簡単に説明するだけでも印象が和らぐでしょう。
〇〇という理由があったからこう言ったんだよ
△△だからこの行動をしたんだよ
軽く説明するだけで、周囲からの誤解が解けるきっかけになりますね。
率直すぎて無神経に思われる
ESTPは気持ちをストレートに伝えることを好みます。
そのため、遠回しな表現やオブラートに包むことが苦手な傾向も。
正直な意見が、相手にとって厳しく聞こえてしまうことがあるでしょう。
良かれと思ってアドバイスをしたつもりが、相手にとっては「批判された」と感じられる場合があるかもしれません。
合理性を重視するESTPだからこそ、対照的なタイプに対して思うところもあるでしょう。
しかし、まずは相手の気持ちに共感し「なるほどね」「大変だったね」と声をかける姿勢を心がけると良いですよ。
社交性が表面的に見られる
ESTPは、誰とでも気さくに接することができます。
また、場を盛り上げたり人脈を広げるのも得意でしょう。
しかし、この社交性が「八方美人」や「計算高い」と思われることがあります。
社交的な性格を活かして多くの人と話していると「表面上の付き合いでは?」と疑われることがあるかもしれません。
行動力の高さが軽率に見られる
ESTPは、考えるより先に行動するタイプ。
そのスピード感が「慎重さが足りない」「深く考えていない」と誤解されることがあるようです。
ESTPが得意とする「即断即決」をすると、その行動が軽率に思われるかもしれません。
行動する前に一呼吸おいてみたり、周囲に対し自分の行動を説明できるようになると、誤解が解けるでしょう。
たとえば自分だけの行動でなく、周囲を巻き込めば、チームワークの向上にもつながります。
そうすれば、同時にリーダーシップも発揮できますね!
ESTPは恋愛でも性格悪い?
ESTPは性格悪いといわれることが多いようですが、恋愛面ではどうなのでしょうか。
ESTPは人間関係や仕事面で、性格悪いと誤解を受けることがあります。
恋愛も「人間関係」の一種ですから、何らかの影響があるかもしれません。
ESTPが、恋愛面で性格悪いと思われる要素を見てみましょう。
1人の人と長続きしにくい
ESTPは自由を重視するため、恋愛において同じ人と長期間付き合うことに苦手意識を持つことがあります。
新しい刺激を求める性格から、関係が安定してくると物足りなさを感じることがあるかもしれません。
たとえば、付き合いたては情熱的でも時間が経つと関心が薄れてしまったり、真剣交際にプレッシャーを感じたり…
また、別れたあとも良い友人関係を続けたいと思うところも、ESTPの特徴でしょう。
恋愛の優先度が低いことがある
ESTPは好奇心旺盛な性格で、恋愛をしていてもほかに優先したいことが多くあります。
仕事や友人関係、趣味や息抜きなど、毎日やりたいことに溢れているESTPは、はからずしも恋人を不安にさせることがあるかもしれません。
たとえば、恋愛していてもイベントや行事で新しい出会い(男女関係なく)を求めたり、異性とも仲良くすることがあります。
やましい気持ちはなく、単に社交的で出会いを楽しみたいだけであっても、不安になる恋人もいるでしょう。
「自分に配慮してくれていない」「大切にされていない」と感じる人もいるかもしれません。
ただし、恋人がいても恋愛にうつつを抜かすことなく人生を楽しんでいる姿が、魅力的に映ることもあるでしょう。
スリルのある恋愛を好む
日常に刺激を求めるESTPは、恋愛にもスリルを求める傾向があります。
たとえば、恋愛の駆け引きや刺激的なデートプランを好むでしょう。
相手も同じタイプであれば良いですが、人によっては「楽しいけれど疲れる」という関係になるかもしれません。
パートナーに過度な負担をかけないよう、相手の気持ちを確認しながら楽しむ工夫が必要ですね。

そうそう、スポーツデートとかサプライズ旅行が大好きなんだよね~

わぁ~同じだ!ワクワクするデートや関係性って、ときめきがあって良いよね♡
束縛を嫌う
ESTPは自由を奪われることに敏感で、過度な束縛を嫌う傾向があります。
相手によっては「真剣に付き合っていないのでは?」と見られる原因になることもあるでしょう。
ESTPは自分の時間を大切にしたい思いがあり、また人と依存関係に陥るのが好きではありません。
また、恋人以外の人間関係も大切だと思っているので、束縛が苦手なのですね。
ESTPが性格悪いといわれないために
ESTPが性格悪いと言われないために、気をつけられるポイントがあります。
普段の行動の中で少しでも意識してみて、性格悪いというレッテルや誤解を解きましょう!
独りよがりになっていないか考える
ESTPは自分の行動に自信を持っているため、ときに暴走しているように見えることがあるかもしれません。
定期的に自己評価をして、自分の行動や発言が他人にどう影響を与えたか振り返る時間を持つと良いでしょう。
また、自分が言いたいことだけを伝えるのではなく、相手がどう受け取るかを意識しながら発言するのも大切です。
ESTPは確かに行動力、決断力に長けていて、成果を出すことの多いタイプです。
しかし、自分が主導権を握りすぎていないか、冷静に振り返ると良いでしょう。

何か意見をするときには、最後に「私はこう思うけど、みんなはどう?」と聞いてみるのも親切だよね
周囲の意見を聞く
ESTPは、高い判断力や思考力を持っています。
しかし、それがもしグループ活動や仕事での決断であれば、1人で全部決めるわけにはいきませんよね。
そこで、周囲の意見を取り入れる練習をしてみることをおすすめします。
日常的にできるのは、アクティブリスニングという方法です。
アクティブリスニングとは?
相手の話を最後まで聞き、要約して確認するコミュニケーション方法。
相手が話し終わったら「つまり、こういうことですね?」と相手の意図を確認する。
また、自分に対するフィードバックを受け入れ、批判的な意見にも耳を傾けるようにしましょう。
ESTPは外向的な性格ゆえ、つい話しすぎてしまうことがあるかもしれません。
相手の話を遮ったり、相手の話を否定して自分の話を始めたりしないよう、対等なアウトプット量を意識すると良いですね。
行動する前に考えてみる
ESTPは「考えるより先に行動する」がモットーなので、早とちりしてしまうことがあるかもしれません。
その行動力は素晴らしいものの、相手によっては「無謀だ」「軽率だ」と捉える人もいるでしょう。
そうならないために、行動する前に少しでも考える癖をつけてみましょう。
たとえば「5秒ルール」。
大きな決断をする前、瞬時に行動するのではなく「5秒」だけ考えてみてください。
頭の回転が速いESTPであれば、5秒である程度冷静になることができるかもしれません。
また、行動する前に「プランB」(代替案)を用意しておくことも大切です。

ESTPのできる範囲で、慎重さを補ってみよう!
まとめ
ESTPは、そのカリスマ性ある特徴から「性格悪い」と思われることがあるようです。
その根拠は、誤解であるケースも多いものの、ほかのMBTIとの相性や価値観の違いによるもの。
決してESTPは性格が悪い人物ではなく、頭の回転が速い切れ者なのです。
しかし、それゆえ相手にとって攻撃性のある言動を見せたり、語弊のある言葉を選んでしまったりするかもしれません。
普段の生活から気をつけられることを意識して、円滑な人間関係を維持しましょう!