ESTJは責任感が強く、現実をしっかり見据えながらものごとを進めるタイプ。
仕事面での評価が高いことが多い一方で、恋愛になると意外な落とし穴があるかもしれません。
ESTJの真面目さが素直な魅力として現れることもあれば、ストレートすぎる言葉や完璧主義が原因で誤解されることもあるでしょう。
この記事では、ESTJの恋愛での性格をわかりやすく解説します。
パートナーへの向き合い方、相性の良いタイプ、うまくいかない原因、そして本気になった時のサインまで見ていきましょう!
恋愛傾向が気になるESTJ本人はもちろん、恋愛相手がESTJの人も参考にしてみてくださいね。

ESTJの基本性格と恋愛の特徴

ESTJの性格は堅実で現実的で、責任を引き受けることに迷いがありません。
恋愛でも同じく、あいまいさを嫌い、行動で示すのが特徴でしょう。
そのため、相手が感情型(F)である場合、すれ違いが生まれやすいかもしれません。
ただし、ESTJは一度好きになったらその人をとことん大切にし、守ろうとします。
その場のノリや勢いで交際に発展することはほぼなく、長期的な関係を望むタイプでしょう。
そのため、一緒にいて安心・安定感を感じることができますよ。
ウソが苦手
ESTJは、理屈と事実を重視する性格です。
そのため、恋愛によくある「駆け引き」が苦手で、いわゆる恋愛テクニックのようなものは持ち合わせていないでしょう。
相手の気持ちを揺さぶったり、困惑させたりするようなテクニックよりも、誠実さを重視します。
もしESTJの恋愛相手が、まっすぐ気持ちを伝えてほしいタイプの人であれば、相性は抜群でしょう。
仕事だけでなく、恋愛関係でも信頼を築きやすい性質を持っています。

責任感が強い
仕事でも家庭でも、ESTJは真面目で責任感の強い性格です。
自分がやるべきことを常に理解しており、明確に行動する人物でしょう。
ESTJは恋愛においても、自分の役割を果たそうとベストを尽くします。
たとえば、デートでは計画を立てたり、今後について話したり、恋愛関係や相手との時間に責任を持つ行動が特徴的でしょう。

ESTJは嘘や曖昧な状況を嫌うから、とにかく誠実で真面目な関係を、長期的に続けようと努力します!
甘えるのが苦手
ESTJは自立心が強いため、感情表現が控えめで甘えることが得意ではないでしょう。
結果として言葉が少なかったり、必要以上にキッパリした態度になり、相手に冷たく思われることがあります。
しかし、一度好きになった相手には誠実に接する情の厚さも持っているため、そのギャップを理解してあげることが大切です。
ESTJの「本気のサイン」とは

ESTJは恋愛に対して慎重で真面目ですが、一度決めたら相手を大切にします。
さらに、本気になるほど責任感が強まり、より誠実な態度で相手を支えようとするでしょう。
ここからは、ESTJが恋愛に本気になったときのサインを見てみましょう。
将来の話をするようになる
ESTJは、遊びの恋愛をしない傾向が強いでしょう。
そのため、もしESTJから将来について話す頻度が増えれば、それは恋愛の本気度が高い証拠。
あいまいな関係を嫌うため、明確に関係性を定義しようとする姿勢も現れやすくなります。
実は、ESTJは基本的にS(感覚型)なので、常に将来や未来のことを考えるタイプではありません。
今目の前に課せられた仕事をこなそうとしたり、今の恋愛相手を大切にしたり…
心や考えは常に「今」にあります。
それが、将来に意識を向けるようになるということは、恋愛相手と今後も長く一緒にいたいと思っている証拠なのですね。

行動で尽くそうとする
ESTJはT(思考型)なので、わかりやすく甘えたり感情を表現したりすることが苦手です。
そのため恋愛に本気になると、ESTJは相手が困っていることを率先して解決しようとするでしょう。

愛の言葉をささやくよりも、行動で愛情を表現する派!
たとえば相手を養おうとしたり、生活の面倒を見ようとしたり、家事など身のまわりのことをしようとしたり…
感情表現よりも、行動で愛情を伝える傾向が強くなります。

言葉で言うのは簡単でも、行動に移すのはなかなかできることではありません。
ESTJにそのような傾向がみられれば、恋愛関係を本気で考えていると思って良いでしょう。
自分の予定に相手を含める
ESTJは、普段から計画的なタイプです。
恋愛に本気になると、自分のスケジュールの中に相手が自然と入り込むようになるでしょう。
恋愛に乗り気ではないとき、またESTJにとって大切でない相手の場合、彼らは自分の仕事やスケジュールを優先します。
ESTJにとって、それがもっとも合理的な考えだからです。
それが、デートを優先したり、相手のために必要な時間を確保したりすることは、ESTJにとってわかりやすい愛情表現です。

ふだん他の人を優先することのないESTJが、自分のために時間を作ってくれたらキュンとしちゃうね♡

相手のためにスケジュールを空けるって、実はESTJにとっても「なかなかしないこと」なんです♡

ESTJと相性の良いMBTIタイプ

ESTJと相性の良いタイプは、価値観を共有できる「番人タイプ」が多いでしょう。
また、人当たりがよく柔らかい印象を持つ「外交官タイプ」も、相性が良い人が多いと考えられます。
番人タイプは、MBTIにSとJが入っている人物。
そして外交官タイプは、MBTIにNとFが入っている人物です。
それでは、特にESTJと相性が良いタイプを表で見てみましょう。
| MBTIタイプ | 相性が良い理由 |
|---|---|
| ISFJ | ESTJの堅実さを理解し、思いやりで支える |
| ESFJ | 同じSJで生活価値観が近く、衝突が少ない |
| INFP | 柔軟性と感受性を与え、お互いに成長できる |
| ENFP | ESTJの視野を広げ、あたたかみを与える |
ESTJ×ISFJ
ISFJ(擁護者)は、ESTJの誠実さを自然に受け止めることができる性格タイプです。
温厚で優しく、包容力があり、またESTJと似て真面目な性格である点も、相性が良いでしょう。
同じS(現実主義)で、生活価値観が似ているため、一緒にいてストレスが少ないでしょう。
E(外向型)であるESTJが外向きにリードし、I(内向型)であるISFJが内側から支える安定感が、この組み合わせの強みです。
ESTJ×INFP
ESTJとINFP(仲介者)は、MBTIの文字が1文字も共通していない、いわば正反対の性格タイプです。
理性中心のESTJと、感情や価値観を重視するINFPという対照的な組み合わせですが、実はお互いの弱点を支え合える関係なんです。
INFPは持ち前の人柄とゆったりしたペース感で、生き急ぎがちなESTJを癒すでしょう。
そして、ESTJは夢見がちなINFPに対し現実的な視点を与え、一緒に地に足のついた関係を築くことができるでしょう。
この2組がもつ強みは唯一無二であり、お互いを良い方向に導いていけると考えられます。
ESTJ×ESFJ
ESTJとESFJ(領事官)は、T(思考型)とF(感情型)という要素だけが違う性格タイプです。
MBTI4文字の中で1文字しか違いがありませんが、TとFが違うだけで性格はまるっと変わります。
しかし、ESTJとESFJはどちらも誠実さと家庭的な側面を持ち、日常生活での価値観が似ています。
真面目で裏切りを許さない性格同士なので、自然と協力しあえる関係になるでしょう。
衝突が起きても、お互いにE(外向型)なのでコミュニケーションがスムーズで、長期的な関係を築きやすいペアです。
ESTJが恋愛でつまずきやすいポイント

真面目で力強いESTJですが、恋愛ではその誠実さが裏目に出てしまうことがあります。
合理的でストレートな性格のため、相手の気持ちを考えるより先に、正確性を優先しすぎることがあるからです。
そのため、恋愛相手が感情型(F)の場合、衝突が生まれるかもしれません。
相手に求める基準が高すぎたり、自分語りが多くなりがちな点も含め、恋愛を難しく感じる場面が出てくるでしょう。
言い方が厳しすぎる
ESTJは常に誠実で正確性を重視した考え方をするため、どうしても正義感が強かったり、相手に対し説教じみた話し方をしてしまったりすることがあります。
悪気はなくても、ESTJのストレートな物言いは相手を傷つけることがあるでしょう。
本人は事実を伝えているつもりでも、相手は冷たいと感じることがあるため、言い方に工夫が必要です。
頑固で柔軟性がない
ESTJは完璧主義な性格で、常に自分が計画した通りにものごとを進めたいタイプです。
そのため、相手がマイペースだとイラ立ちが生まれやすくなるでしょう。
完璧を求めすぎることで、相手が自由に振る舞いにくくなることもあります。
感情表現が苦手で誤解される
ESTJはE(外向型)でコミュニケーション力は高いのですが、基本的な考え方はT(思考型)のため、感情表現が豊かではありません。
気持ちを言葉で伝えるより、行動で示そうとするため、愛情が伝わりにくい場合があるでしょう。
恋愛をするなら、少しだけ言葉を増やすだけでも、関係がスムーズになることがありますよ。
ESTJが恋愛で幸せになるために

ESTJは、誠実で頼りがいのあるパートナーになれるタイプです。
さらに関係を良くするためには、いくつかのポイントを理解しておきましょう。
自分と相手の違いを受け入れること、柔らかさを持つこと、感情表現をほんの少し増やすことなど、恋愛の質を高めるコツがありますよ。
柔らかい言い方を意識する
ESTJは自分の思考や考え、ものごとの進め方に自信を持っています。
そのため、事実を伝えるだけでも言葉が強くなりがちでしょう。
当たり前のことを言うだけだとしても、シンプルなコミュニケーションだとしても、常に相手の感情に配慮した言葉選びをしましょう。
そうすることで衝突を減らすことができたり、相手を傷つけずに伝えられるようになりますよ。
少しの気遣いが、大きな安心感につながるのです。

自分にも相手にも完璧を求めすぎない
ESTJは完璧主義な性格で、仕事や日常生活でもそのしっかり者タイプがあらわれています。
しかし、恋愛となるとそこまで「完璧さ」が必要ではないこともありますよ。
恋愛は、正しさよりも心地よさが大切です。
相手にも自分にも「余白」を作ることで、関係がより温かくなるでしょう。

もっと心に余裕をもって、恋愛を楽しむことを意識しなきゃね
感情と言葉を増やす意識をする
ESTJは感情表現をするよりも、行動やしぐさで見せるタイプです。
しかし、それだけでなく言葉でも伝えてみましょう。
誤解を防ぎ、相手が安心しやすくなるかもしれません。
なにも、大胆に「大好き!」と言ったり、ハグをしたりするわけではありませんよ。
小さな「ありがとう」や「嬉しいよ」という言葉が、少しずつ関係を温めていくでしょう。
まとめ
ESTJは誠実で責任感が強く、恋愛においてもまっすぐ相手と向き合うタイプです。
現実的な視点や行動力は大きな魅力であり、長期的な関係では頼もしいパートナーになれるでしょう。
一方、言い方の強さや柔軟性の欠如、感情表現の少なさが原因で、誤解されやすい側面もあります。
愛情表現をする言葉を増やしたり、相手の気持ちに寄り添ったりするだけで、関係はスムーズになるかもしれません。
力強く誠実な愛を持つESTJだからこそ、本当の愛を築けるタイプだと言えるでしょう。










