ESTJとISTJの違いが、E(外向型)とI(内向型)だけだと思っていませんか?
どちらも真面目でしっかり者。
計画的で責任感が強く、判断力に優れたシゴデキタイプ。
いわゆる“信頼できる人ランキング”では常に上位にいそうな2人ですよね。
でも、その1文字──つまり、ESTJの「E(外向型)」とISTJの「I(内向型)」が、意外にも性格や行動に大きな影響を与えています。
今回はこの2タイプを、恋愛・仕事・人間関係という3つのリアルなテーマで比べてみましょう。
思った以上に違いが見えてきたので、シーンごとにご紹介します。

この記事では、ESTJについてを青マーカーで、ISTJについてを黄マーカーで解説していきます!
【恋愛編】ESTJとISTJの違い

ESTJとISTJはどちらも真面目で誠実な恋愛観を持ち、パートナーに対して責任感のあるタイプです。
ESTJは恋愛においても行動力があり、ISTJはじっくりと相手を見極めてから行動する慎重派。
恋愛のスピード感はESTJの方が早く、ISTJは時間をかけて信頼を築くスタイルでしょう。
具体的な違いを見てみましょう。
ESTJはアピール派|ISTJはじっくり観察派
ESTJとISTJはそれぞれ愛をする場面で、まずアプローチのスタイルに違いが出るでしょう。
ESTJは好意をストレートに伝えるタイプ。
相手をリードし、はっきりと意思を示すことに抵抗がありません。
「好きだから付き合いたい」「結婚を前提に考えている」
といったセリフをサラッと言えるのが、ESTJの強みです。
一方、ISTJは言葉よりも行動で示すタイプ。
相手のことをよく観察し、じっくり見極めます。
恋愛の進み方はスローペースですが、一度気持ちが固まると誠実に関係を築いていくでしょう。
ESTJはきっちり計画派|ISTJはいつもの場所派
ESTJとISTJがそれぞれ恋愛をした場合、デートの内容にも違いがあります。
ESTJはデートプランを計画するタイプで、食事する場所やメインスポットなど、すべての段取りをきっちり決めてデートに臨むでしょう。

事前にデートの計画をするのもまた、楽しかったりするんだよね~!
ISTJも同じように抜かりなく計画をするタイプですが、中身が違います。
ISTJが計画するのは「昔行って美味しかったところ」や「前に相手が喜んでくれた場所」など、安心感のあるもの。

多くのISTJに「いつも行くお店」があると思います。
デートでも、いつもの場所に行くプランが一番落ち着くなぁ~
どちらもデートをするとき頼りになりますが、計画の仕方が表現方法がまったく違いますね。

E(外向型)とI(内向型)というだけで、デートプランの根本から違ってくるから面白いね!
【仕事編】ESTJとISTJの違い

職場では、ESTJもISTJも安定感と実行力に優れた存在ですが、働き方のスタイルには明確な違いがあります。
ESTJはチームを引っ張るリーダータイプである一方、ISTJは一つひとつを丁寧に積み重ねる堅実な実務型タイプ。
どちらも信頼されるタイプですが、派手さと堅実さで性格が分かれるでしょう。
ESTJはカリスマリーダー|ISTJは縁の下の力持ち
職場でESTJとISTJが一緒に働くと、同じ「真面目なタイプ」でもまったく違う空気を出すことがわかります。
ESTJは自信を持って指示を出し、チームを引っ張る存在。
スピードと効率を重視し「この方向で進めるよ、いいよね?」と、どんどん意思決定をしていくでしょう。
周囲を巻き込んでいく力は抜群ですが、ときには強引だと思われることがあるかもしれません。
基本的にはカリスマリーダーで、誰もが一目置き、憧れる存在でしょう。
一方、ISTJは「自分の役割はこれ」ときっちり守り、丁寧に仕事を進めるタイプです。
黙々と成果を出し、信頼を積み重ねていくことで評価されます。
指示を出すというよりも、裏で支えたりフォローしたるすることが多く、ESTJのような「カリスマリーダー」とは違った才能を発揮します。
自ら前に出るより、縁の下の力持ちでいたいと感じることが多いでしょう。
ESTJは即行動派|ISTJは慎重派
ESTJとISTJには、報告や相談のスタイルにも違いがあります。
ESTJはリアルタイムでどんどん共有するタイプ。
「今これやってます!」「進捗はこんな感じ」と積極的に報告するため、周囲に状況がわかりやすくチームプレーに最適でしょう。

今何をやっているか伝えることは周囲の安心感にもつながるし、あとで変わることはあっても「とりあえず今はこれをやっています」と情報共有しておくよ
ISTJは、ある程度固まってから伝える慎重派。
そして、話す内容を自分の中で整理してからアウトプットするという姿勢です。

途中で方向性が変わったりすることもあるから、二転三転して混乱させたくないし、報告頻度は少なめに、でも1回1回の報告は正確に。
会議ではESTJが主導し、ISTJがメモを取りながら確実に進めていく…そんな関係性になりやすいかもしれません。
【人間関係編】ESTJとISTJの違い

友人関係や日常の付き合いでも、ESTJとISTJは異なるスタイルを持っています。
E(外向型)とI(内向型)の違いが顕著に表れるのは、人間関係を築く場面かもしれません。
アクティブで誰とでも仲良くなれるESTJと、控えめで責任感の強いISTJは、それぞれ異なる価値観を持って人間関係を維持しているようです。
ESTJはコミュ強|ISTJは寡黙
ESTJは、はっきりした物言いと行動力が持ち味。
人前でも物おじせずに意見を伝えられる、いわゆるコミュ力の高いタイプです。
会話をテンポよく進め、冗談や世間話も上手に取り入れるため、職場や集団の中で目立つことが多いでしょう。
一方のISTJは、落ち着いていて慎重な性格。
必要なことはしっかり話しますが、自分から多くを語るタイプではありません。
初対面では「話しかけづらい」と思われることもあるでしょう。
ESTJの外向的な強さと、ISTJの内向的な安定感。
どちらも魅力的ですが、対照的な印象を与えることが多いのですね。
ESTJは仕切る派|ISTJは誘われれば行く派
ESTJは人に会うことやイベントが大好き。
そのため、自分から誘ったり提案したりすることが多いでしょう。
たとえば「飲み会の日程決めちゃおう!」と率先して仕切ったり、人脈を駆使してメンバーを集めたりするタイプです。
上下関係やルールを重視する傾向もあるため、職場の集まりでもプライベートの飲み会でも、状況に合わせて適したリーダーになることができます。

その場に1人はいてほしいリーダーだね!
対してISTJは、自分から大人数の場に行くことは少なめ。
どちらかといえば「誘われたら行く」「行けたら行く」というスタイルです。
派手さはないものの約束はきちんと守りますし、時間にも遅れません。
誠実な振る舞いが、自然と人からの信頼を集めます。

「行けたら行く」って100%行かないイメージがあるけど、ISTJは一応、本当に行けるかどうかスケジュール確認はします(笑)

INTJは絶対行かないつもりで「行けたら行く」って言っちゃうタイプだから、誠実さが桁違いだわ!笑
このように、誠実さが売りのISTJは「行けたら行く」という一見無責任な言葉にも責任を負うタイプ。
そのため、ISTJ本人は無自覚でも、周囲から「頼りになる」「信じられる」と思われていることが多いでしょう。
ESTJ賑やかな輪の中心にいて、ISTJが静かにみんなを支えるような構図。
どちらも人間関係において“信頼される”という共通点はありますが、その築き方は正反対なのですね。
まとめ
ESTJとISTJは、似ている部分が多い組み合わせです。
どちらも現実的で、責任感があり、社会的な信頼を得やすいタイプ。
ただ、その根本にある「人との関わり方」や「行動スタイル」は、意外と真逆なんですね。
ESTJは外に向かって影響を与え、ISTJは内面を磨いて信頼を築く人物だということがわかりました。
あなたはESTJ寄りですか?それともISTJ寄りですか?
自分や身近な人のタイプを思い浮かべながら、ぜひこの記事を役立ててみてくださいね!