「ENTPって、また遅れてきたよね」
「時間にルーズなイメージあるかも」
そんなふうに言われがちなENTP。
確かに集合時間ギリギリだったり、ちょっとした遅刻が重なることはあるかもしれません。
でも、それって本当にだらしない性格だからなのでしょうか?
実はそこには、ENTPならではの思考の特徴と行動パターンが深く関係しています。
この記事では、ENTPがなぜ遅刻しやすく見えるのか、その裏にある時間感覚や脳内の動きを徹底分析。
ENTP当事者にも、ENTPと関わる周囲の人にも役立つヒントを解説していきます。

ENTPは遅刻が多いって本当?

ENTPは遅刻が多いといわれています。
しかし、本当にENTPの人は遅刻が多いのでしょうか?
ENTPのイメージや、実際の性格を掘り下げながら、遅刻との関連性を見てみましょう。
時間にルーズな人と思われがち
ENTPは、まわりから「時間にルーズな人」と言われることが少なくありません。
友人との集合時間にちょっと遅れてくる、移動がギリギリになる…
そんなエピソードはENTPあるある。
一見すると「だらしない」「計画性がない」と思われがちなのですが、実はその背景にはENTPならではの特性が隠れています。
でも実は本人に悪気はない
ENTPにとって、遅刻は「気持ちが緩んでいたから」でも「人を軽視していたから」でもありません。
むしろ時間を意識しながら「あとちょっとこれもできるかも」と思ったり、つい別のことに集中してしまったする中で、結果遅れてしまうのです。
本人に悪気はなく、周囲をがっかりさせたときに本気で反省するのもENTPの特徴。
遅刻の背景には、柔軟すぎる思考と瞬間的な好奇心が関係しているのですね。
時間感覚がずれている可能性
ENTPの時間感覚は、一般的な「○時になったら動く」というものとは少し違うようです。
「だいたいこのくらいで大丈夫そう」「今集中してるからもう少しやってから出よう」
といった、自分の感覚優先のスケジューリングになりがちなのですね。
このように、ENTPは感覚的に時間の扱います。
そのため、一般的な「時間はきっちり守るべき」という意識とずれて、トラブルや誤解を生む原因になることがあります。
ENTPに遅刻が多い理由は?

ENTPに遅刻が多い理由は何でしょうか?
実はENTPに遅刻が多い理由は、ENTPの【N】直観型、そして【P】知覚型という要素に関係していました。
【N】直観型は、未来のビジョンや理想について考えるタイプのことです。
【N】直観型の人は、今目の前にある情報や現実ではなく、空想や妄想、また未来について考えを巡らせることを好みます。
そのため、身体を動かすよりも思考を楽しむタイプなのです。
それがときに時間の感覚を狂わせたり、あっという間に時間が経っていたりする要因となります。
またENTPは【P】知覚型で、基本的にはおおらかでマイペース。
そのため、遅刻や時間に厳しい感覚がなく、自分のペース配分で行動をする人物でしょう。
では、そんな理由をふまえ、なぜENTPに遅刻が多いのか探ってみましょう。
やりたいことを優先しがち
ENTPは好奇心が強く、興味の対象がコロコロ変わる傾向があります。
【N】直観型のため、常にやりたいことや試してみたいことが多く、それを始めてしまうと没頭してしまうのです。
たとえば出かける直前に急に片づけを始めたり、新しい記事を読み出したり…
「あとでいいや」と思っていたことに手を出してしまったが最後、気が付いたときにはとっくに出発時間を過ぎていた…なんてことも。
結果的に「あっ、もうこんな時間!?」となってバタバタするパターンは、ENTPに多いでしょう。

毎日いろんなことをやってみたくなるから、5分でも時間があるとついつい始めちゃうのよ~
時間の感覚がざっくりしている
ENTPは、決して時計を見ていないわけではないのですが、時間をきっちり管理するという感覚はやや薄めです。
「あと10分あれば行ける」「このくらいなら間に合うでしょ」と、楽観的に時間を見積もる傾向があります。
そして、その見積もりがズレてしまうこともよくあるのです。
なんとかなる精神を発揮しすぎて、結果遅れてしまう…
それは、ENTPの典型的なパターンといえるでしょう。

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ずっと頭の中が忙しい
ENTPの頭の中は、常にフル回転。
出かける前であっても「今日友達と何を話そうかな」「そういえば明日の会議でこう言ってみようかな」と、あらゆる思考が止まりません。
その結果ひとつの予定に集中しきれず、予定そのものを飛び越えて、次のアイデアに没頭してしまうこともあるのです。
ENTPにとって「遅刻」とは、単なるスケジュール管理の問題というより、思考の広がりが止まらない副産物なのですね。

もはやENTPにしかわからない感覚すぎて、ほかのMBTIタイプが聞いてもポカン…( ゚д゚)かもねww
ENTPに遅刻が多く損する場面

ENTPには遅刻が多いといわれていますが、遅刻は基本的になかなか許されないものですよね。
特に時間に厳しい日本では、たった1度の遅刻で厳しく叱られたり、処分の対象になったりすることもあります。
ENTPに遅刻が多いことで、損をする場面もあります。
これからのキャリアや人間関係を良くするために、損をする可能性についても知っておきましょう。
信頼をなくす可能性がある
職場やフォーマルな場では「時間を守る=信頼される」という価値観が一般的ですよね。
ENTPが遅刻をすると「責任感がない」「ルーズ」といった、マイナスな印象を持たれる可能性があるでしょう。
実際には能力も行動力も高いのに、時間感覚だけで信頼を失ってしまうのは、非常にもったいないことです。
失礼だと思われる可能性がある
特にS(感覚型)やJ(判断型)の人は、時間やルールをしっかり守るタイプです。
彼らは自分たちも時間厳守であり、他者に対しても厳しく対応するでしょう。
そういった人たちから見ると、ENTPの遅刻は「無礼」「不誠実」と受け取られてしまうこともあります。
本人にそのつもりがなくても、タイプの違いによる価値観のズレから、すれ違いが起きやすくなるのですね。
印象が悪くなる可能性がある
特に恋愛初期や初対面では、時間を守るかどうかが信頼の第一印象に大きく関わります。
ENTPが少し遅れて登場しただけでも「軽い人なのかな?」「ちゃんとしていない人かな?」と誤解されてしまう可能性があるでしょう。
人によっては、遅刻が予想以上に悪印象になる可能性があるため、注意が必要です。
ENTPが時間感覚を整えるためにできること

ENTPには遅刻が多いといわれていますが、ENTP特有の時間感覚が1つの要因になっていました。
それでは、時間感覚を整えるためにできることはあるのでしょうか。
もしあなたがENTPで「遅刻癖を直したい」「さすがにヤバいかも」と思っていたら、ぜひ試してみてください。
思い切って30分前行動をする
ENTPは「時間通りに出る」がうまくいきにくいため、あえて30分前行動をするのがおすすめです。
たとえば、実際に出発するのが10:00だとしたら、9:30までには準備を完璧にしておくつもりで行動してみましょう。
「実際の出発」ではなく「理想の出発」にゲーム感覚で挑戦することで、楽しみながら行動修正ができるようになるかもしれません。
ワクワクするご褒美を入れてみる
ENTPは「ワクワクすること」に強く反応するタイプ。
出発前に「お気に入りの音楽を聴く」「出かけた先で○○を楽しむ」など、小さなご褒美をセットしておくと、気分が乗りやすくなるでしょう。
予定そのものに加えて、準備時間にも楽しみを加えるのが、ENTPのモチベーションを上げるコツです。
\ ESFPにも有効な方法だよ!/
リマインダーをかける
信頼できる人やアプリにリマインダーをお願いするのも、ENTPの遅刻を減らせるポイントの1つです。
ENTPは「人からの一声」によって意識が切り替わりやすい傾向もあります。
信頼できる相手に「出る時間になったらLINEして」と頼んでおくことで、外からの刺激で自分の感覚をリセットできる可能性があります。
「ひとりで時間管理できない=ダメ」ではなく、仕組みでカバーする柔軟さが大切ですね。
信頼できる人にお願いする以外なら、スケジュールアプリを使ってリマインダーをかけておくと、物理的な刺激で時間に気付くことができるかもしれません。
ENTPは相手の遅刻を許すのか?

ENTPに遅刻が多い理由について解説してきましたが、読者のみなさんはこう思うでしょう。
じゃあENTPは相手が遅刻したら許せるの?
ENTPには遅刻が多い理由があり、タイプの違いとして周囲の理解も必要であるとお話しました。
それなら、ENTPだって相手の遅刻を許す必要があるかもしれませんよね。
では、ENTPが待ち合わせ相手に遅刻されたらどうするのでしょうか?
基本的には「まあいいか」で流せる
ENTPは、基本的に相手の遅刻に対してとても寛容なタイプです。
自分自身も遅れてしまうことがあるため「そういうときもあるよね」と受け入れる余地を持っています。
数分〜10分程度の遅刻であれば「全然大丈夫!その間に面白いもの見つけてたし」など、会話のネタにして笑いに変えることさえあるでしょう。

ENTPは【P】知覚型だから、自分も相手もマイペースなのは全然あり!

逆に自分にも相手にも遅刻に厳しいのは、ENTJのような【J】判断型のタイプです!
またENTPはルール通りに動いたり、時間を厳守したりする枠組みに縛られるのが嫌いなので「お互いにラクでいられること」を重視します。
そのため、多少の時間のズレには寛容で、おおらかに流してしまうことが多いのです。
納得できる理由がほしい
一方で、ENTPは「なぜ遅れたのか」「それをどう説明するのか」という理由やその伝え方は意外とシビアな目を持っています。
たとえば、相手が遅刻の理由を曖昧にごまかしたり、何度も繰り返したりすると「自分のことを軽く見ている?」と違和感を覚えるかもしれません。
ENTPは論理的な思考力が高いため、話の整合性が取れていないと「ちょっと怪しい」と感じてしまうことがあるのですね。
遅刻自体には寛容でも、その背後にある誠実さやリスペクトの有無には敏感。
適当な扱いをされていると察知すれば、表面では笑っていても、心の中では一線を引いていることもあるかもしれません。
大事な場面では意識が変わる
ENTPは日常では柔軟に対応するので、自分にも相手にも遅刻に寛容ですが、プレゼン、打ち合わせ、恋愛の勝負どころなど「今日は本気で臨む」という場面では意識が変わります。
そのような場面で相手が遅刻してきたり、準備不足な様子を見せると「今日だけはちゃんとしてほしかったのに…」と強く落胆することがあるでしょう。
普段とのギャップがあるぶん「いつもはおおらかなのに急に厳しい」と誤解されがちですが、それは場の重みを感じ取っているからこその反応なのです。
このように、ENTPは遅刻に対して一律に寛容なわけではなく、シーンや関係性に応じて異なる期待値を持っているという点が、重要なポイントになるでしょう。
まとめ
ENTPが遅刻しやすいのは「だらしないから」でも「人を軽視しているから」でもありません。
むしろ、頭の中が多忙で柔軟すぎるがゆえに、予定よりもやりたいことに自然と引っ張られてしまうのが、ENTPのリアルな姿です。
ただし、社会の中では「時間=信頼」という評価軸もあるため、自分の感覚を少しずつ調整していく工夫は有効でしょう。
ENTPの時間感覚は、型にはまらない創造性の裏返し。
自分らしさを守りながら、ほんの少しだけ意識のチューニングをすることで、もっと自由に、もっとスムーズに人と関われるようになるでしょう!