営業職といえば、人との関わりや柔軟な対応力が求められる仕事ですよね。
その中で「ENTPは営業に向いてるのでは?」と考える人も多いでしょう。
頭の回転が速く、社交的で、困難なチャレンジも楽しめるENTPは、営業で強みを発揮できるタイプです。
この記事では、ENTPの性格的特徴から営業職との相性、向いている営業スタイルや注意点までを詳しく解説。
これから営業を目指すENTPの方や、適職を考えている人にとって役立つヒントになるでしょう。

ENTPの基本的特徴

まずは、ENTPの基本的特徴から見てみましょう。
基本的特徴をおさらいするだけでも、ENTPが営業で活躍できそうなポテンシャルを感じます。
頭の回転と柔軟性に長けている
ENTPは思考のスピードが速く、その場の状況に合わせて臨機応変に行動できるタイプ。
相手の発言を瞬時に理解し、ユーモアや切り返しで返すのが得意なんです。
予想外の質問や反論が来ても、慌てずに対応できるのがENTPの強み!
そのため、営業のように変化が多い現場でこそ、強みを発揮するでしょう。
この柔軟さは、ENTPがただ話しているだけで多くの人に魅了する理由のひとつです。
社交的で人と関わるのが好き
ENTPは外向的で、会話や交流を通じてエネルギーを得るタイプです。
初対面でも臆せず声をかけることができ、自然に距離を縮めるのが得意です。
営業は「信頼関係の構築」が欠かせない職業ですよね。
ENTPは、雑談や軽いジョークを交えて場を和ませ、相手の警戒心を解きやすいタイプ。
この社交性は、営業職において大きなアドバンテージとなります。

好奇心旺盛で新しいことが大好き
ENTPは新しい知識を取り入れたり、チャレンジをしたりすることを楽しみ、常に成長を求めます。
ルーティンワークを退屈に感じる一方で、新しい商材やトレンドには積極的に関心を示します。
この特性は、変化の激しい営業現場において強みになるでしょう。
営業では、顧客に最新の情報や新しい切り口を提示することで「この人と話すといろんな発見があるなぁ」と思わせ、信頼を得ることができます。

想像しただけでワクワクしてくる~!
ENTPと営業職の相性

それでは、ENTPと営業職の相性について見てみましょう。
ENTPの基本的特徴からも、営業職に活かせる魅力がたくさん見つかりましたね。
それらを、実際の営業職と照合しながらイメージしてみましょう。
もしあなたがENTPなら、このポイントを読んだあとには「営業も考えてみようかな?」という気持ちになっているかもしれません。
圧倒的コミュ力が営業に適任
実は営業って「売り込む仕事」ではないんです。
そうではなく「信頼を築く仕事」です。
ENTPは人との関わりを自然に楽しめるため、この点で非常に営業向きといえるでしょう。
相手の反応を観察しながら柔らかい言葉を選んで話すため、相手も心を開きやすくなります。
結果的に、スムーズな提案や顧客の獲得につながるでしょう。
ENTPの会話力と人懐っこさは、営業現場で大きな武器になります。

こちらも楽しくお話させてもらってるというのに、さらに信頼までしてもらえるなんて、こんなに嬉しいことはないね♡
失敗を恐れない前向きさで着実に成長
営業では、必ずしもすべての案件が成約につながるわけではありません。
断られることも多い仕事です。
ENTPは、失敗や拒絶を深刻に捉えすぎず「次に活かそう!」と、切り替えることが得意。
このポジティブさが、営業活動の中で精神的な安定を保つポイントとなります。
むしろ、失敗を経験として楽しむENTPの姿勢は、長期的に営業力を高める強みとなるでしょう。

営業の難しいところは、メンタルを病んでしまうこと。
ENTPのポジティブさは、その難関をクリアできる大きな強みなんだね!
カケハシスカイの調査によると、営業をやめたい理由TOP3は以下だそうです。
- 営業が苦手
- 成果を出せない
- プレッシャーがつらい

全部メンタル系だね
営業というのは、いかに失敗をポジティブに受け取れるかにかかっている…といっても過言ではないのですね。
ENTPくらい前向きで「次頑張ろう!」という気持ちがあれば、着実に営業として成長できますね。
即興力が求められる現場に強い
営業というのは、ルーティンワークと対照的な仕事。
商談中に、予期せぬ質問や反論を受けることがあります。
紹介するサービスについてだったり、商品の使い方や将来性についてだったり、会社についてかもしれません。
顧客に信頼してもらうためにも、顧客から聞かれたことには瞬時に、自信をもって答えられるのが好ましいですよね。
ENTPは即興的な発想力があり、場に応じた返答ができたり、ユーモアを交えて切り返したりすることができます。
用意された台本通りの営業トークよりも、顧客のリアクションを受けて柔軟に対応できる。
これこそがENTPの大きな強みあり、営業に向いている理由といえるでしょう。
ENTPが営業に向いている理由

ENTPと営業職は、相性が良いことが分かりましたね。
それでは、具体的に「なぜ向いているのか」を解説します。
実は、ENTPの持つ性格1つひとつが、営業に活かせる小さな強みの塊。
それがすべて組み合わさって、ENTPにとって営業が天職かのように見せてくれるのです。
相手の心を掴む会話術
ENTPはおしゃべりが得意なタイプ。
しかし、ただ話すだけでなく「相手を楽しませる」会話術を得意としています。
顧客のニーズを自然な会話の中で引き出し、雑談を交えながら信頼関係を築くということが、無意識のうちにできてしまうんです。
この能力は、営業でよくある「壁を感じさせない関係づくり」に直結します。
堅苦しい商談ではなく「一緒に課題を解決する仲間」と思わせるのが得意なんです。

ENTPは相手が誰でもすぐ懐に入っちゃう。
先輩からは可愛がられるし、後輩からは頼られるし、顧客がどんな人でもすぐ魅了しちゃうかも♡
課題解決型の営業力
ENTPは好奇心旺盛なため、相手の話から課題を見抜く力に長けています。
その課題に対して「こういう解決策もありますよ」と、新しい提案をすることも得意です。
営業職においては、単なる商品の売り込みではなく「課題解決型の営業」が求められます。
ENTPはまさにその役割に適しており、顧客から頼られる存在になるでしょう。
ダイヤモンドオンラインでも、現代の営業は売り込むだけでは通用しないと断言しています。
ENTPの持つコミュニケーション力が、営業に活きる強みだということがわかりますね!
顧客を巻き込む向上心
営業活動では「難しい案件だからやめよう」と思われる場面も少なくありません。
しかしENTPは、逆境に対して挑戦的な姿勢を見せ、顧客を巻き込みながら前進しようとする情熱があります。
熱意とポジティブさは相手にも伝わり、結果的に「この人になら任せてみたい」と思わせる効果を生み出すでしょう。
これが、ENTPが営業で成功しやすい理由のひとつです。

ENTPが営業で気をつけるべきポイント

ENTPは営業向きのコミュニケーション力や向上心、そして影響力を持った人物です。
しかし、ENTPの弱みや短所にも目を向けなければいけません。
気をつけたいこと、意識すべきことが分かるだけで、ENTPが営業として活躍できる可能性が広がっていくでしょう。
細かい管理業務を疎かにしない
ENTPは新しいことに目を向ける一方、案件管理や日々の数字入力のような「ルーティン業務」を後回しにしがちです。
しかし営業においては、こまかな事務仕事も成果につながる重要な要素ですよね。
ツールやアプリを活用し、自分が苦手な部分を効率化する工夫をおこないましょう。
管理業務を軽視しないことが、営業で成功するカギとなるでしょう。
話しすぎに注意する
会話好きなENTPは、つい自分の話を広げすぎてしまうことがあります。
営業では顧客のニーズを聞き出すことが第一であり、自己アピールをする場ではありません。
あまりに自分の話しかしないと、顧客からの信頼を損ねる可能性もありますので、注意しましょう。
あくまで「聞く」姿勢を意識し、相手の言葉に耳を傾けながらバランスの良い会話を心がけてみてくださいね。
好奇心で方向性がブレないように
ENTPは多方面に関心を持ちやすく、複数の案件に手を出す可能性があります。
その結果、どれも中途半端になるリスクが考えられるのです。
営業では「優先順位を明確にすること」が重要。
自分の強みを活かせる案件に集中し、着実に成果を出すことで、信頼を積み上げていきましょう。

興味のある案件すべてに立候補しちゃいそう(笑)
理性を保って、1件1件を大切に扱わなくちゃね!
ENTPが輝く営業スタイル

全体的に営業に適していると考えられるENTPですが、具体的にどのようなスタイルの営業に向いているのでしょうか。
「営業」とひとくちに言っても、さまざまなタイプがあり、それぞれで働き方や活かせる能力が変わってきます。
いろんな種類の営業職を見ていきながら、ENTPにより適している形を知っておきましょう!
コンサルティング型営業
コンサルティング型営業とは、知識やノウハウを活用し顧客が抱える課題を解決する営業です。
家電や不動産などの有形商材もあれば、サービスや金融商品、人材教育といった無形商材もあります。
内容としては、顧客にヒアリングで情報収集をし、課題点を見つけます。
顧客のビジネスの将来性を考えながら、自社製品と関連付けた解決策を提案するものです。
参考:マンパワー

ENTPは課題発見と提案力に優れているため、コンサルティング型営業に向いているでしょう。
顧客と一緒に課題を掘り下げ、解決策を提示するスタイルは、ENTPの知的好奇心を満たしながら成果につなげることが期待できます。
「話していて学びがある」と感じさせる営業は、顧客から高く評価されやすいでしょう。
ソリューション営業
ソリューション営業は、顧客の課題やニーズに対して解決策を提案する営業です。
顧客の課題を一緒に解決するパートナー的な存在となり、信頼関係がカギ。
高度なコミュニケーション力が必要となるので、ENTPの力を発揮するのにぴったりです。
単に商品を売るのではなく、顧客にとって最適な解決策を提供するのがソリューション営業のテーマ。
臨機応変に商材を組み合わせ、相手の課題にフィットさせる柔軟さが必要になります。
常に新しい提案を模索するENTPにとって、このスタイルはやりがいを感じやすく、高い成果につながるでしょう。
参考:リクルート


1個前に出てきた「コンサルティング型営業」と似てるけど、どう違うの?
ソリューション営業とコンサルティング型営業は、その目的にあります。
ソリューション営業は、自社製品やサービスを使って短期間で成果を出す営業。
コンサルティング型営業は、顧客の経営目標や長期的なビジョンに基づいてサポートする営業です。
参考:KOTORA
ソリューション営業は「そのとき困っている顧客の悩みを解決する」ことが目的であり、コンサルティング型営業は「長期にわたり顧客のビジネスをサポートする」ことが目的になるのですね。

ENTPは長期的にかかわっていく方が向いている印象があるけど、ソリューション営業でも気に入ってもらえてリピーターが増えそうだね
関係構築型営業
関係構築型営業とは、コンサルティング型営業やソリューション営業のようなジャンル名ではありませんが、営業において大切なスキルの1つです。
関係構築力はすべての営業の土台になるといっても過言ではなく、営業に求められる最優先スキルともいわれています。
企業担当者との信頼関係と築き、顧客と深くつながることを指します。
関係構築がうまくいくことで、商談や打合せがスムーズに進められ、受注が増えたりクレームが減ったりする可能性があるのです。

ENTPは軽妙なトークで場を和ませ、初対面の相手ともすぐに打ち解ける力があります。
これを営業に活かせば「この人と話すと楽しい」「安心して任せられる」と思ってもらうことができ、長期的な顧客関係を築けますね。
単発の契約ではなくリピートや紹介につながる、ENTP個人にとっても企業にとっても、強固な信頼関係を築くことができるでしょう。
まとめ
ENTPは、頭の回転の速さや社交性、好奇心旺盛さを活かして営業職で成果を出しやすいタイプです。
顧客の課題を発見し、柔軟に解決策を提示するスタイルに強みを持っています。
ただし、細かい管理や話しすぎには注意が必要。
自分の長所を活かしつつ弱点を補うことで、ENTPは営業の現場で輝き、顧客から信頼される存在になれるでしょう。
自分らしい営業スタイルを確立すれば、長期的なキャリア成功につながっていきますよ。