ENTPとENFPは、MBTIの中でも似ていると思われやすい2タイプです。
どちらも外向的で社交的、アイデア豊富で新しいもの好き。
「一緒にいて楽しい人」と周囲から言われることも多く、自由でユニークな空気感をまとうノリの良い盛り上げ役として、存在感を放っていますよね。
しかし、ENTPは「T(思考)」ENFPは「F(感情)」という決定的な違いを持っており、価値観や対人関係の築き方に大きな差があるのです。
この記事では、そんなENTPとENFPの違いを、5つの視点から丁寧に解説していきます。
「どっちなのか判別したい」
「自分の性格をもっと理解したい」
そんなあなたに向けた、MBTI比較ガイドです。

この記事では、ENTPとENFPの違いがより明確にわかるように、ENTPについては青マーカーで、ENFPについては黄マーカーで解説します!
ENTPとENFPの違い【思考パターン編】

ENTPが「合理的に正しいこと」を基準に判断するのに対し、ENFPは「自分や他人がどう感じるか」を重視するタイプです。
たとえば何かを話している最中、ENTPは「もっと良い方法があるんじゃないかな」と、状況をよりよくする方法を追求する一方、ENFPは「そのやり方だと、〇〇さんが傷つかないかな」と、周囲の人に気を配る特徴があらわれるでしょう。
具体的にどのような差があるのか、見てみましょう。
ENTPは「論理」で考える
ENTPは何かを判断するときに「理屈が通っているかどうか」という視点を最優先します。
たとえば仕事の場でアイデアを出す際にも「この方法は効率が良い」「この選択肢が一番効果的」というふうに、論理的な整合性を軸に意思決定をする傾向があるでしょう。

より効果のある方法や効率を考えるには、論理的思考力を活かしてこそ!
ENFPは「価値観」で考える
ENFPは「自分の気持ちに正直かどうか」「相手の気持ちを考えているかどうか」といった、内面的な意味や感情を大切にします。
ENTPと同じように、新しい方法やアイデアを好みますが、その中でも「それって誰かが傷つかない?」といった視点を忘れずに持つタイプです。
納得できる理由が、感情的に腑に落ちることを優先するでしょう。
表面的にはどちらも「やる気があるように見える」のに、実は判断の根っこが全然違うのですね。
ここが、ENTPとENFPを語るうえで最初に押さえておきたいポイントです。

ENTPとENFPの最大の違い【T(思考型)】と【F(感情型)】という部分だね!
ENTPとENFPの違い【感情表現編】

【T】思考型であるENTPは、感情を表に出すことよりも、冷静さや言語化を重視する傾向があります。
一方【F】感情型であるENFPは、話しているうちに表情や声に感情がにじみ出るタイプでしょう。
結果として、ENFPのほうが「感情表現が豊か」と見られやすいのですね。
具体的な例を出しながら見てみましょう。
ENTPは感情を抑えがち
ENTPは感情を言葉にするよりも、状況を分析し論理的に話すことを好みます。
怒っていてもそれをあまり表に出さず「それは間違ってるよね」と冷静に伝えるタイプ。
ときに「冷たく見える」「距離を感じる」と誤解されることもあるのが、ENTPの特徴でもあるでしょう。
ENTPは感情がにじみ出る
ENFPの感情表現は、ENTPの真逆。
言葉の節々に感情がにじみ出るタイプで、誰に対しても喜怒哀楽がわかりやすいでしょう。
「それ聞いて悲しくなった」
「わかる、それめっちゃ嬉しいよね!」
という共感の言葉がスッと出てくるため、相手も安心しやすい存在です。
感情を隠さず会話の中に織り込むことで、親密さを深めていきます。

ENFPが誰とでも打ち解け合える理由でもあるよ♡
\ TWICEサナもENFP♡ /
ENTPとENFPの違い【会話パターン編】

ENTPは、別名「討論者」。
常に討論をしているわけではありませんが、口が達者で弁が立つカリスマ性があります。
反論や視点のずらしを楽しむタイプで、会話の中に意義や意見交換を求めがち。
一方のENFPは、反論や意見交換を好むタイプではなく、共感性の高いフレンドリーなタイプ。
「わかる!」「それ私も思ってた!」というふうに、感情の共有を通じて親密さを育むでしょう。
ENTPは「論点ずらし」が得意
会話のテンポやノリは似ているのに、内容がすれ違う…
それが、ENTPとENFPによくあるパターンかもしれません。
ENTPは相手の発言に対して「なるほどね、でもこういう見方もできるよ」と論点をずらして、議論を広げようとします。
考えること自体が好きなので、会話をゲームのように楽しんでいるのです。
しかし、相手によっては「何を言っても反対される」「いつも否定的」とネガティブな印象を抱くことがあるかもしれません。

ENTPが「性格キツい」と言われがちな理由でもあるね…
ENFPは「わかる!」が口癖
ENFPは「うんうん、わかる!」「それ私も思った!」と、感情的な共感をベースに会話を重ねていきます。
相手の話に感情をのせて返すのが得意で、相手を安心させたり、癒したりする力を持っています。
そのため、ENTPの正論返しに対しENFPが「ちょっと冷たいかも」と感じることがあるかもしれません。
逆にENFPの共感トークに対しては、ENTPが「わかる~ばかりじゃなくて、もっと深掘りして面白くしたいのに…」と感じる可能性もあるでしょう。

どちらも社交的で会話が好きだけど、会話の中身や楽しみ方はぜんぜん違うんだね!
ENTPとENFPの違い【人間関係編】

ENTPは多くの人と交流し、会話を楽しむことで刺激を得る傾向にあります。
感情的に深く関わることは苦手で、パキッとした人間関係を好むでしょう。
対してENFPは、感情的に深くつながる関係を求めます。
長期的な信頼関係を大切にするため、意外にも親友と呼べる関係の人はごく少数だったりします。
ENTPは広く浅く
ENTPは、多くの人とテンポよく関係を築いていくタイプ。
いろいろな価値観や刺激に触れるのが好きで、知り合いが多いでしょう。
ただし、感情的な深さにはあまり踏み込まないため、それぞれの知り合いとは一定の距離を置いた関係に留まる傾向も。
「そこまで仲良くはないけど気が合う友達」になるケースが多いでしょう。

もちろん心から信頼できる親友ができるのは素晴らしいことだけど、人との出会いに最初からそこまでは求めてないから、広く浅くが気楽でいいかな♪
ENFPは狭く深く
ENFPは、深い感情的つながりを求める傾向があります。
一度「この人は信頼できる」と思ったらとことん付き合うタイプで、相手の気持ちに寄り添うことが自然にできる人物。
共感力が高く、感情を共有することで人間関係を育てていきます。
そのため、ENFPの交友関係は意外にも「狭く深く」である傾向があります。

ENFPは【E】外向型だけど、ENTPみたいに人脈が広いわけではないんだ~
意外でしょ♡
つまり、関係を広げるENTPと、深めるENFPという違いがあるのですね。
この違いは、友人関係や恋愛、チームでのコミュニケーションスタイルにも大きな影響を与えます。
ENTPとENFPの違い【行動パターン編】

ENTPは「面白そう」「新しいこと」「理論的に可能」と感じたものに飛びつく傾向があります。
次々に新しいアイデアを展開していき、合理性があるか、やる意味があるかを同時に考えながら行動できる、類まれなタイプです。
対してENFPは、自分にとって意味があるか、誰かのためになるかといった内面的な納得感を重視して、行動するタイプです。
ENTPは「どれだけ可能性があるか」
ENTPは「新しい」「面白そう」「勝算がある」と感じた瞬間、すぐに動き始めます。
チャレンジ精神が高いので、どんなときも挑戦にワクワクし、多少のリスクには目をつむるタイプ。
行動の軸は常に「未来の可能性」にある、目標志向でビジョン型の人物です。

この思考力×行動力で、ENTPは革命児と呼ばれたりするよ!
ENFPは「どれだけ意味があるか」
ENFPの行動軸は、自分にとって意味があるか、誰かの役に立つかという深い内面の意味や意義です。
感情や価値観が動かされないと、行動力が出てこないという特徴があります。

自分の感性や価値観に正直なので、気分屋といわれることもあります(笑)
可能性を追い求める革命児のENTPと、深い中身を追求するENFPは、同じ【E】外向型でもまったく違う行動を好むのですね。
まとめ
ENTPとENFPは、第一印象こそ似て見えますが、内面にある思考の原理はまったく異なります。
ENTPは論理や効率を重視する思考派。
ENFPは共感と感情のつながりを大切にする感受派。
話し方も人との距離感も、実はぜんぜん違うんですね!
だからこそ面白いし、だからこそ相性もいい。
ENTPはENFPのあたたかさに救われる、ENFPはENTPの視野の広さに刺激を受けるでしょう。
あなたはどちらに近いと感じましたか?
あるいは、身近なあの人はどちら寄りか、思い出しながら読み直してみても面白いかもしれませんね!