MBTIの中でENTJとENTPは、どちらも「外向(E)・直観(N)・思考(T)」という3文字を共有するタイプです。
そのため、エネルギッシュで論理的、発言力があり、リーダーとしての資質を備えている点ではよく似ています。
しかし、最後の1文字「J(判断型)」と「P(知覚型)」の違いによって、この2タイプの思考スタイルや行動パターンは大きく分かれます。
この記事では、同じくらい影響力とカリスマ性を持つENTJとENTPがどう違うのか、さまざまなシチュエーションを例に解説していきます。
ENTJとENTPの違いがよりわかりやすくなるよう、ENTJについては青マーカーで、ENTPについては黄マーカーで解説します!

基本性格の違い:まとめるENTJ vs 広げるENTP

ENTJとENTPの基本的な違いを一言であらわすなら、ENTJはまとめる人・ENTPは広げる人というイメージです。
ENTJは、明確なゴールに向かって突き進むタイプ。
計画的、戦略的という言葉がぴったりでしょう。
一方のENTPは、可能性を広げながら自由に動くことを好みます。
こちらは柔軟性やアイデアマンという言葉が合うでしょう。
会議や話し合いの場では、ENTJがささっと進行し収束させようとする一方、ENTPはどんどん発想を広げて展開しようとします。

ENTJは早く先に進みたいから、1つひとつに時間をかけずパッパッと終わらせるタイプだよ

ENTPは先に進むよりも、1つひとつのことを面白く広げて楽しみたい!
【J】判断型は、とにかく戦略的で効率的にものごとを進めたい。
【P】知覚型は、きっちりとルールを決めず自由に動きたい。
そんな根本的な違いが、ENTJとENTPを語る上では大前提となります。
そのため、ENTJの手にかかればサクサク進みますが内容の充実度が下がるおそれがあり、ENTPの手にかかれば中身は面白くなりますが、進むのが遅いという特徴が生まれるのですね。

\ ENTJの基本的性格について /
\ ENTPの基本的性格について /
【行動編】効率派ENTJ vs 漂流派ENTP

ENTJとENTPの、行動パターンについて見てみましょう。
ENTJは計画性を重視し、事前にスケジュールや段取りを整えて動くのが基本。
主機能として外向的思考(Te)を持つため、もっとも効率的な方法はなにか、とっさに考えることができます。
\ 主機能についてはこちらを /
効率と成果を優先するため、無駄を嫌う傾向があります。
たとえば旅行を計画するなら、ENTJは数週間前に日程・宿泊先・移動手段まで完璧に決めておくでしょう。
一方、ENTPは思いついたらすぐ行動するタイプ。
ENTPの主機能は外向的直観(Ne)で、ものごとを1本の筋にまとめることをしません。
どんどん発想や話を広げていき、散らかったアイデア同士を組み合わせながら、どんどん新しい可能性を作り出していくのが得意です。
そのため、ゴールを見据えた計画はあまり考えず、そのときの直感や流れを重視します。
旅行の前日まで何も決めず「現地でなんとかなるでしょ!」とどっしり構えるのが、ENTPなのですね。

むしろノープランで行って「何が起こるかわからない」っていうワクワクを感じるのも、旅行の楽しみの1つだよね
【人間関係編】目的のENTJ vs 面白さのENTP

ENTJは責任感の強いリーダータイプで、常に論理的に考え、的確な答えを出そうとします。
さらに相手にも論理的な姿勢や責任感を求める傾向があり、仕事上の付き合いや明確な目的を持った関係を好みます。
たとえば、ENTJは「この人とはお互いに高め合える関係か?」を重視して人を選ぶことが多く、目的のない会話にはあまり興味を示しません。

人間関係においてもメリデメや効率を重視しているのがわかるね!
無駄なコミュニケーションがなさそう
一方、ENTPは多様な人との関わりを好み、雑談やノリの良い会話を通じてすぐに距離を縮めるタイプ。
飲み会などで会う初対面の人とでも、自然に盛り上がれるコミュニケーション力を持ちます。
「この人おもしろそう!」と、直感的に人付き合いを広げていきます。

こちらは対照的に、目的や効率よりも「中身がおもしろいか」で人間関係を築いていくんだね!
【恋愛編】将来性のENTJ vs 刺激のENTP

ENTJは、恋愛でも主導権を持ちたがる傾向があります。
相手に対して、誠実で将来を見据えた関係を築こうとするでしょう。
たとえば「いつどこに住むか」「将来の仕事はどうするか」など、2人の未来を話し合うトピックを持ち出すのが、ENTJらしい特徴ですね。
一方、ENTPは恋愛に刺激や変化を求めるタイプ。
好奇心が恋愛感情と直結しているため、常にドキドキや楽しさを重視した恋愛になるでしょう。
恋人とのLINEでも、日々違うネタやゲーム感覚の会話を楽しみ「一緒にいて飽きない関係」を重視します。

【仕事編】経営者のENTJ vs 企画部のENTP

ENTJは、自分が所属している組織の目標達成に向けて、戦略を立てるタイプ。
しかし、同時に【N】ビジョン型のため、組織の将来や大きなビジョンを考えることもできるのが強み。
どちらかというと自らビジネスを生み出し、トップに立つタイプでしょう。
たとえばプロジェクトに参加すれば進行表を作成し、誰がどの工程を担当するかを明確にします。
チームで1つの目標に向けて動くことを求める人物ですね。
一方、ENTPは自由な発想を活かせるクリエイティブな分野で、力を発揮するでしょう。
会議では、突然のひらめきで場を驚かせる発言をすることも。
周囲が「それ考えてなかったけど面白い!」と驚くような突破口を生み出すアイデアマンです。
【集団行動編】司令塔のENTJ vs 潤滑油のENTP

ENTJとENTPが集団の中にいると、それぞれ違った役割を担うことができます。
ENTJは、指揮を執る司令塔として動きます。
全体の方向性を示し、役割分担を明確にして効率的に進行させることを重視します。
たとえば、誰が遅れているかを見極めて声をかけたり、全体のスケジュール管理を担当するのがENTJとなるでしょう。

それでは、ENTPはどうでしょうか。
場の空気を読みながら自然にムードメーカーになり、さまざまな切り口から提案して、その集団を円滑に回そうとするでしょう。
ENTPがいることでそのチームが自然と刺激され、周囲のモチベも上げることになります。
進行中に行き詰まったとき「それなら別のやり方で行ってみようか!」と、柔軟な提案でチームを活性化させます。


どちらも理想的なリーダーだね♡
なぜENTJとENTPは似ているように見える?

ENTJとENTPは同じリーダータイプで、カリスマ性があります。
MBTIのアルファベットは1文字しか違わないため、よく似ているように見えますよね。
しかし、ここまで解説してきた違いを見てみると、意外にも「まったくの別人」であることもわかりました。
似た性格を持っている部分もありますが、具体的にどのような部分が共通しているのでしょうか?
外向型でエネルギッシュなところ
ENTJもENTPも【E】外向型という部分が全面に出ているタイプです。
たとえば同じ【E】外向型でも、ESFJやENFJはその外向型エネルギーを全面に出すことはあまりありません。
どちらかというと全体の空気を読みながら、適切な行動をとるタイプだからです。
しかし、ENTJやENTPは外向型である上にリーダーシップもあるので、どこにいても目立つ存在になりやすいのですね。
そんなカリスマ性ある雰囲気が、ENTJとENTPのよく似ている部分です。

論理的で頭の回転が速いところ
ENTJとENTPは、どちらも論理的思考が得意で頭の回転が速いタイプです。
ENTJの主機能は「Te(外向的思考)」、ENTPの主機能は「Ne(外向的直観)」ですが、これらの2つはどちらも思考スピードの高さを表しています。
議論やさまざまなアイデアを出す力に長けていて、話がおもしろく知的なイメージを持たれやすいのは、このためなんですね。

さらにENTJとENTPはどちらも【T】思考型なので、感情に揺さぶられることが少なく、考えが理にかなっていて説得力もあります。
思考力に長けていて頭の良さがにじみ出ているところが、共通点ですね。
自信家に見えるところ
ENTJとENTPは、自信家に見えるところがよく似ています。
どちらも思考力が高い上に、自分の意見をはっきり言うことができ、堂々としているのが共通点です。
実際にENTJやENTPと診断される人は、確固たる自信を持っている人が多く、チャレンジ精神が強いところも似ています。
現状に満足せず、常に状況を変えたり前進したりすることを望むため、行動力やガッツがあるのですね。
個人でそのような行動がとれるだけでなく、グループにおいてもそれをグイグイ引っ張っていけるタイプなので、自然と頼もしいリーダーになりやすいのです。
あなたはどっち派?ENTJ vs ENTPチェックリスト

もしあなたが、MBTI診断でENTJとENTPを行き来していたり「どちらにも当てはまりそう…」と思っていたりしたら、次のミニチェックリストを試してみてください。
MBTI診断では心理テストのような出題ですが、ここではより明確にENTJとENTPの特徴を捉えながら、どちらに当てはまるか推測することができます。

それでは、以下の10問に答えてみてね
Q1. グループで意見がまとまらないとき、あなたは?
- とりあえず結論を出して先に進めたい
- 結論が出るまでたくさんの意見を募りたい
Q2. 「これやりたい」と思ったときどうする?
- 計画を立てて行動に移す
- ひとまずノリでやってみる
Q3. 他人の失敗に対してどう思う?
- ミスを防ぐ仕組みが必要だと思う
- 失敗は成長の種!仕方ないかも
Q4. 話し合いの中でのあなたの役割は?
- 仕切って議論をゴールに導く
- 話を広げてたくさんアイデアを出す
Q5. どちらの方が「しんどい」と感じる?
- 目的のない話がダラダラと続くこと
- やることが決まりすぎて余裕がないこと
Q6. 自分の行動を振り返ってみると?
- 計画的にものごとを進めるタイプ
- 直感やひらめきで動くタイプ
Q7. 自分の強みだと感じるのは?
- 実行力とリーダーシップ
- アイデア力とユーモア
Q8. 自分にとって理想のチームとは?
- 役割分担が明確で成果を出せるチーム
- 話しやすく、自由な発想が歓迎されるチーム
Q9. 話し合い中に思わず取ってしまう行動は?
- 話をまとめて結論に持っていこうとする
- 「ほかには?」と話を広げる
Q10. 人生のテーマを一言で表すなら?
- 達成
- 探求

いかがでしたか?
では、結果を見てみよう!
上記10問の回答で①が多かった人はENTJ寄り、②が多かった人はENTP寄りです。
チェックリストを試してもらうと、ENTJとENTPが細かい部分でどのように違うのか理解しやすいのではないでしょうか。
どちらもカリスマ性のあるリーダーですが、方向性や考え方には大きな違いがありましたね。
ENTJとENTPで行き来してしまう人は、上記のチェックリストを参考に「どっち寄りかな?」と推測してみてくださいね。
また、MBTIビンゴも用意していますので、ぜひ試してみてください!

ENTJビンゴとENTPビンゴをやってみて、当てはまる数が多いほうが今のあなたかも♡
まとめ
ENTJとENTPはともに外向的で思考的なタイプでありながら、目指す方向や行動のスタイルは大きく異なります。
の違いを「合わない」と捉えるのではなく、補い合える関係として活かすことができれば、お互いにとって実りある関係になるでしょう。
MBTIはただの性格診断ではなく、違いを理解するための対話のきっかけになります。
自分や相手を知ることで、より良い関係づくりに活かしていきましょう!











