ENFP(広報運動家)とISFP(冒険家)は、どちらも柔らかくてフレンドリーな印象を持たれるMBTIタイプ。
自由を愛し、繊細な感受性を持つという点で共通しています。
しかし、実はものごとのとらえ方や、対人関係のペースに違いがあるんです。
「似ているようで少し違う」この2タイプは、恋愛でも友情でも、相性は良いのでしょうか?
本記事では、ENFPとISFPの相性の特徴、うまくいくポイントと衝突しやすいポイントについて、くわしく解説します。

ENFPとISFPの基本的な性格の違い

ENFPは自由奔放な理想主義者、一方のISFPはマイペースな感性派アーティストといえる存在です。
ENFPは外向型(E)で、周囲とのコミュニケーションからエネルギーを得ます。
直感(N)型のため、壮大なアイデアや未来に魅力を感じ、理想を追い求めるタイプです。
感情(F)で判断し、柔らかく温かなコミュニケーションを好みます。

【P】知覚型で計画性がないから、MBTIの中では「THE・自由人」と言われてるよ~♡
対するISFPは内向型(I)であり、自分の内面の世界を大切にします。
感覚(S)型なので、五感で感じられる体験や感覚に敏感。
そのため、アートや音楽などの美的センスに優れている人が多いのが特徴です。
こちらも感情(F)型で人の気持ちに共感しやすく、調和を大事にします。

輪を乱すことはないけど、自分の世界を邪魔されるのはちょっとイヤ…
このように、似たような「感性の柔らかさ」を持ちつつも、エネルギーの向け方や情報処理の方法が異なるのが、2タイプの特徴です。
ENFPとISFPの相性が良い理由

ENFPとISFPの相性は良好といわれています。
ENFPとISFPの相性:★★★★☆
では、具体的にどのような部分で相性が良いとされているのでしょうか。
感情の柔らかさが安心感を生む
ENFPとISFPは両者ともF(感情)タイプであり、人の気持ちに共感しやすいのが特徴です。
ENFPは他者への関心が高く、ISFPは相手を傷つけないように静かに気を配るタイプ。
お互いに「優しく接したい」と思うため、ぶつかり合いよりも思いやりが勝る関係になりやすいでしょう。
お互いに自由が好き
ENFPとISFPは、お互いに自由を愛する点も共通しています。
ENFPは「縛られたくない」と感じる一方、ISFPも自分のペースを守ることに価値を置いています。
束縛や支配を好まない者同士として、干渉しすぎず、良い距離感を保てるでしょう。
恋愛をしたり、友人として長く付き合ったりするためには、どれくらいの距離感で相手とかかわるのかは重要な相性ポイントになります。
片方が「片時も離れたくない」タイプで、もう片方が「束縛を嫌う」タイプだと、反発が起きやすいでしょう。

その点、ENFPとISFPはお互いの温度感が似ていて、心地よい関係を築けそうだね♡
感情表現の仕方が違って刺激になる
ENFPとISFPは、基本的に社交性が違います。
ENFPは【E】外向型で、ISFPは【I】内向型のため、盛り上がりやテンションには差があるかもしれません。
ENFPは楽しいおしゃべりで自分を表現し、ISFPは行動や感性など静かな表現を得意としています。
お互いの違う表現方法に新鮮さや興味深さを感じることができれば、関係は良好に進展するでしょう。
ENFPとISFPが衝突する可能性は?

ENFPとISFPの相性は良好ですが、人間ですから衝突することはあります。
E/I(外向型/内向型)とN/S(理想主義/現実主義)という違いもありますので、ときには考え方や行動に違いを感じるでしょう。
具体的にどのような部分で違いが生じ、また衝突する可能性があるのか見てみましょう。
コミュニケーションの量
ENFPとISFPが衝突する可能性があるのは、コミュニケーションの量です。
ENFPはおしゃべりで感情を共有したいタイプ。
自分の気持ちを外に出すことで安心し、また相手にも同じだけ気持ちを共有してほしいと願います。
一方、ISFPは口数が少なく、感情表現も控えめ。
おしゃべりではなく、気配りや思いやりなどの行動で愛情を示したり、また手紙やメッセージで表現したりすることを好みます。
そのためENFPが距離を感じたり、ISFPがプレッシャーを感じたりする可能性があるでしょう。
理想主義 vs 現実主義の思考
ENFPとISFPが衝突する可能性があるのは、理想主義と現実主義の違いによるものです。
理想主義と現実主義の違いは、MBTIの【N】と【S】の部分にあらわれます。
ENFPは【N】理想主義で、抽象的なイメージや「将来どうなりたいか」など、ふわっとした未来に関心を持ちます。
壮大な夢を描いたり、自分がなりたい自分をイメージしたりするのが好きです。
それに対しISFPは【S】現実主義で、今この瞬間の感情を大切にします。
今自分が感じられることがすべてなので、未来のことはよくわかりません。
この違いが、人生の進め方や価値観にズレを生じさせることがあるでしょう。

\ NとSの具体的な違い /
反発したときの対処方法
ENFPとISFPが衝突する可能性があるのは、反発したときの対処方法です。
感情的になったとき、ENFPはその気持ちを外に出して整理したいタイプです。
ISFPは内側に抱え込みやすく、沈黙になりがち。
すると、ENFPが「無視された」と受け取り、ISFPは「責められている」と感じる…
という悪循環に陥るリスクがあります。

ENFPとISFPの関係をより良くするために

ENFPとISFPの相性は良好ですが、さらに良い関係を築くために、意識できるポイントをお伝えします。
すでにお互いに感情を理解し合えるタイプ同士ですが、社交性や行動に違いのある2組なので、ときには衝突することもあるでしょう。
そんなとき、以下の点を留意しておくと、2組の関係性はより良いものになっていくでしょう。
感情表現の違いを理解する
話すことが得意なENFPと、静かな時間が落ち着くISFP。
どちらが正しいというわけではなく、お互いのスタイルを尊重することで、無理のない関係が築けます。
人と人が深くかかわるには、おしゃべりが得意でなければいけないわけではありませんし、沈黙が悪いというわけでもありません。
お互いに表現スタイルが違うというだけなので、受け入れ合って、少しずつ寄り添えると良いですね。
一緒の時間を過ごす
ENFPは会話が好きで、ISFPは一緒に過ごす時間が好き。
コミュニケーションスタイルが違うからこそ、お互いが心地よく感じる時間の過ごし方を意識しましょう。
たとえば、一緒に体験できるデートプラン(遊園地やスポッチャなど)であれば、会話が弾む上に楽しい体験を一緒にできます。
ENFPの得意なおしゃべりと、ISFPが好む体験型デートが両方経験でき、双方にとって楽しい時間となるでしょう。
\ こんなデートがおすすめ!/


おしゃべりが得意じゃないISFPにとっても、その時間を過ごすだけで通じ合える関係になれて素敵だね
相手に期待しすぎない
ENFPは、ISFPに対し「もっと心を開いてほしい」「もっとコミュニケーションをとりたい」と思ってしまいがち。
しかし、マイペースで温厚なISFPの価値観を尊重することで、信頼が深まるでしょう。
一方で、ISFPもたまには自分から歩み寄る姿勢を見せると、関係のバランスが取れやすくなりますよ。
まとめ:似ているからこそ違いも大切に
ENFPとISFPの相性は、基本的に良好です。
感情の柔らかさと自由な価値観を共有できるため、リラックスした関係を築きやすい組み合わせでしょう。
しかし、感情の表現方法や価値観の優先順位には違いがあります。
お互いの「らしさ」を理解し尊重することが重要ですね。
似た者同士に見えても、違う個性があるからこそ成り立つ関係。
無理に合わせるのではなく、それぞれの強みを活かして、補い合える関係を目指していきましょう。