普段は温かく、人を励まし支える存在として人気の高いENFJ。
しかし、そんな彼らも人間です。
限界を迎えたとき、普段は隠している怒りのスイッチが入ることがあるかもしれません。
「優しい人ほど怒ると怖い」という言葉があるように、ENFJの怒りは一見意外で、周囲を驚かせることも。
この記事では、ENFJが怒るとどうなるのか、そのサインや原因、そしてうまく付き合うためのヒントを解説していきます。

ENFJは怒るとどうなる?

ENFJは普段、人の気持ちに寄り添い調和を大切にしています。
そのため、表面的には怒りを隠すことが多いでしょう。
しかし内面では、相手の無神経な言動や不誠実さに傷つき、不満をため込んでいることがあります。
そして、ある一定のラインを超えると、普段の穏やかさが一転。
厳しい態度で相手に向き合うでしょう。
その怒りは爆発的というより、まるでT(思考型)のように冷静に突きつけるもの。
感情むき出しの怒りではないので、相手に直接グサリと届き、深く反省を促す力を持つでしょう。
パッと見怒っていないように見えても、突然の怒り爆発に驚くことになるため、注意が必要です。

ENFJはF(感情)型だけど、奥底ではけっこう冷静な部分も持ち合わせてるよ!
怒ったときには取り乱すより、沸々と怒りが湧いてくるタイプかも…
そっと距離を置く
ENFJはF(感情型)ですが、声を荒げたり取り乱したりするより、まず相手から距離を取ることで怒りを示すでしょう。
たとえばメッセージの返信を遅らせたり、会話を控えたりするなど、冷たい態度に変化します。
ふだん温厚で優しいENFJなだけに、このような態度の急変に困惑するかもしれません。
これは、衝動的な爆発を避け、落ち着いて状況を整理するための行動でもあります。
相手にとっては「避けられている?」と不安に思える態度ですが、実はそれがENFJの怒りのサインなのです。
論理的でもあり感情的でもある表現
ENFJは限界を迎えると、ふだんの優しい口調を保ちながらも、厳しい事実を突きつけるでしょう。
ENFJは、基本的に相手のためと思って怒りが湧き出るタイプ。
そのため、相手に反省を促し、今後に期待するという意味を込めて、論理と感情を混ぜた説得力ある指摘をします。
これにより相手は「逃げ場がない」と感じやすく、反省せざるを得ない状況になるでしょう。
周囲を巻き込む影響力を見せる
ENFJは、基本的に人間関係の中心にいるタイプなので、怒るとその影響が周囲に広がりやすい特徴を持ちます。
ENFJの怒りは、自分の感情だけでなく「相手のために」「みんなのために」という発信になることが多くあります。
そのため、チームや友人グループ全体に緊張感を走らせることもあるでしょう。

ENFJは身勝手な理由で怒らないし、必要なら全員を相手に怒ることもありますよ

リーダーシップのあるENFJらしいポリシーだね
ENFJが怒る原因とは?

ENFJはF(感情型)なので、自分や他者の感情や人間関係に敏感です。
そのため、怒りの引き金も主に「人との関わり方」にあります。
不誠実な態度や思いやりの欠如は、誠実なENFJにとってもっとも耐えがたいことの1つでしょう。
ENFJの怒りは自分のためではなく、大切な誰かや他者、そしてその人たちを取り巻く人間関係のために発動することが多いのが特徴です。
不誠実さや裏切り
ENFJは人を信頼する心の強さを持ち、自らも人から好かれようとする人物です。
だからこそ、裏切られると大きなショックを受けます。
また、うそや隠しごとはENFJの心を深く傷つけ、二度と同じ関係に戻れない原因となるほど、大きな影響を及ぼします。

世の中には、不誠実な人がいたり、嘘をつかれても理由によって許せたり、人からされることをそれほど気にしない人がいたり…
いろんなとらえかたがあると思います。
ENFJの場合は、常に人の輪の中心に存在する優しきリーダーであり、人間関係には人一倍敏感。
不誠実さを見せないことが大切です。
思いやりに欠ける態度
ENFJは、他人を思いやることを当然と考えます。
そのため、相手が自分に対して無神経な言葉を言ってきたり、冷淡な態度をとってきたりすると、自分の存在を否定されたと感じるでしょう。
自分が思いやりや優しさを何より大事にしているため、それを裏切る行為には痛みを感じやすいのです。
その結果、ふだんの優しさを封じて、怒りをあらわにするでしょう。
自分の努力を軽んじられたとき
ENFJは人のために尽くすことに苦痛を感じず、誰に対しても公平性をもって、人助けをするタイプです。
その努力や時間が感謝されず、当然のように扱われると、失望と怒りが湧き上がる可能性があります。

F(感情型)は優しいけど、自分の感情にも他者の感情にも敏感だよ
ENFJの怒りが与える影響

ENFJの怒りは、大きくなればなるほど「1対1」という関係にとどまらず、集団や環境全体に影響を与える力を持つでしょう。
普段はリーダーやまとめ役として頼もしく、また場を和ませる存在だからこそ、怒ると周囲に強い緊張感が走ります。
グループ全体の空気が変わる
ENFJが怒ると、その場の空気は一気に重くなります。
ふだん、ENFJは場の空気を和ませる人であり、みんなに笑顔を与える存在だからこそ、そのギャップが強調されるのです。
明るく優しいリーダーであるENFJが怒ることで、場のみんなが沈黙してしまうこともあるでしょう。
相手の成長につながる
ENFJの怒りは、破壊的なものではありません。
F(感情型)ですが、感情をむき出しにして取り乱すことはほとんどないでしょう。
それよりも、相手に改善を促す建設的な性質があります。
ふだん優しいだけに、ENFJからの厳しい指摘に傷つくこともあるかもしれません。
しかし、その後の関係をより強固にするきっかけになることが多いでしょう。
その後の関係に影響することも
ENFJが怒るというのは、それ相応のできごとがあったときです。
その怒りを軽んじて、謝罪や改善をしないままだと、信頼関係が完全に途切れてしまうおそれがあります。
ENFJとの良好な関係を続けたいなら、謝罪したり、思いを伝えたり、誠意ある行動が不可欠でしょう。
ENFJと上手に付き合うために

ENFJと長く良好な関係を築くには、怒らせない工夫と、怒ったときの対処法を知ることが大切です。
ENFJはふだん、明るく優しいリーダーであることが多いでしょう。
理不尽なことがあっても、すぐにキレるタイプではないだけに、ENFJが怒ることの重大性はかなり大きいですよ。
あなたのすぐ近くにENFJがいたり、パートナーがENFJだったりする場合には、彼らとうまくやっていくために気をつけたいことを知っておきましょう。
こまめに感謝を伝える
ENFJは、基本的に人のために行動します。
だからこそ、その努力が認められると幸せを感じるでしょう。
ENFJはこまやかな気遣いも欠かさないタイプなので、こまめに感謝を伝えることが大切です。
もしENFJにストレスが溜まっていても、たった一言の「ありがとう」が、怒りの火種を消すことにつながるでしょう。
誠実でいる
ENFJに対しては、どんなに小さなことでも、嘘やごまかしはNGです。
誠実なENFJには、同じように誠実さを貫くことを心がけましょう。
それがENFJからの信頼を守り、怒りを遠ざけることにつながりますよ。

むしろ、人間関係は誠実であることが一番大切。
それだけ守れば、ENFJに嫌われることはないよ♡
怒っていると感じたらすぐ対処
ENFJが怒っているかもしれないというサインを感じたら、すぐに向き合いましょう。
早めに対話を重ねたり、お互いの気持ちを確認し合ったりすることで、関係修復のチャンスは広がるでしょう。
ENFJが怒りを感じているのを軽視して先延ばしすると、それがさらなる不誠実につながります。
まとめ
ENFJは怒ると静かに距離を取り、冷静に指摘し、ときに周囲に影響を与えます。
怒りの原因は、不誠実さや思いやりの欠如であり、それを避けるためには、日々感謝を伝えることが大切でしょう。
ENFJの怒りを過度に恐れるのではなく、成長のきっかけととらえ、誠実に向き合いましょう。
それが、より良い関係を築くカギとなります。












