この記事では、国民的人気アニメ『ドラえもん』の登場人物のMBTIを推測してみました。
『ドラえもん』には、個性豊かなキャラクターが多数登場しますよね。
未来から来た猫型ロボットであるドラえもんをはじめ、勉強が苦手なのび太や優しいマドンナ・しずかちゃんなど、MBTIを推測しがいのある(笑)人物たちです。
それぞれどんな性格で、どんなMBTIであると考えられるのか、見てみましょう。
キャラクターたちとMBTIを照らし合わせながら、ご自身との共通点を見つけてみてはいかがでしょうか。

ドラえもん:ISFJ
ドラえもんは、ISFJがもっとも近いタイプでしょう。
ドラえもんはのび太の世話役であり、問題を解決する守り手です。
喜怒哀楽はありますが、感情表現は比較的安定していて、落ち着いているイメージがあります。
のび太に限らず、困っている人に手を差し伸べるシーンが多くみられますね。
未来の道具で、日常の安心を保つ安定的な思考も垣間見えます。
道具の使い方などの規則や、ルールを破る使い方をしてはいけないという使命感を大切にし、責任をまっとうしているため、ISFJが近いでしょう。
対人配慮が高く、のび太の欠点を受け止めつつ、さりげなくケアする点がISFJらしいですよね。
のび太を献身的にサポートしている
ドラえもんは、のび太の生活全般を支え続けています。
まさに、のび太にとっては日常的奉仕を半永久的に受けていることになります。
これは、ISFJが最も得意とする役割。
ただ問題を解決するのではなく「相手が困らない環境」「相手がより幸せになれる状態」を維持してあげたいと思うのです。
勉強や宿題、ケンカの仲裁、家の手伝いまで、のび太に寄り添いながら、そのとき必要なケアを提供し続けていますよね。
ドラえもんは責任感が強く、愛情を行動で示すISFJの特徴が、そのまま表れています。
派手に戦うヒーロー像ではなく、地道にサポートするタイプの助っ人キャラなところも、ISFJ要素が強いでしょう。
ルールの徹底や秩序を教育している
ドラえもんはひみつ道具を渡すとき、必ずといっていいほど使い方・注意点・ルールを丁寧に説明しますよね。
そして、毎回のように無視され、悲劇が起こるわけですが…。
ドラえもんのこの姿勢は、ISFJ特有の「安全・秩序・規律」を重んじる性質が、よく現れているといえます。
未来の技術を扱うにもかかわらず、ドラえもんの行動は常に「安定と慎重」が重視されています。
のび太に対しても、道具の乱用を防ごうとする保守性が強いですよね。
未来からのび太を助けにやってきたロボットという、責任ある立場として、危険を最小限にするためのガイドラインを設けているわけです。
そし、相手が安心して使える環境を整える気遣いが、典型的なISFJの特徴といえます。
\ ドラえもんは事務職タイプ!?/
なんやかんや見放さず優しい
ドラえもんは、のび太の暴走に対して怒ることもあるものの、基本的には情緒が安定しています。
のび太の失敗や弱さを受け入れ、たとえ同じ間違いや悪さをのび太が繰り返しても、なんやかんやで見捨てずそばにいてくれるのが、ドラえもんですよね。
このような姿勢も、ISFJ特有の献身さや、相手に対する忍耐強さでしょう。
また、のび太が落ち込むと励まし、困っているときは必ず助けるのも、ドラえもんの優しさ。
感情に寄り添い、相手の心をケアしようとする心が伝わります。
のび太:INFP
のび太は、INFPがもっとも近いタイプでしょう。
のび太は、夢見がちで感受性が豊かな主人公として知られています。
理想や情緒を大切にするキャラクターで、基本的には心優しく、自分に正直に生きていますよね。
失敗や落ち込みを引きずりがちな一方で、純粋に人を想い、ときには空想に逃げることもあります。
ジャイアンたちと野球をしたりもしますが、基本的には外向的行動より、自分の価値観や正義感を基準に動くところも特徴的です。
このような点がINFPらしく、理想と現実のギャップで悩みやすい性質も当てはまっているでしょう。
小さなものや弱い者に優しい
のび太は、生き物や弱い立場のキャラクターに対して優しいですよね。
たとえば、捨てられた動物を放っておけずに家へ連れて帰ろうとしたり、植物や昆虫にすら「かわいそう」と感情移入する場面もあります。
他者の気持ちを自然に想像し、痛みを自分のことのように感じる、INFP特有の共感力を反映しています。
損得勘定よりも「その子が寂しくないか」「苦しんでいないか」を優先する姿勢は、まさにINFPらしい、純粋であたたかい価値観ですよね。
たとえ周囲から「甘い」「優しすぎる」と言われても、自分の心の正しさに従うのび太。
理想主義と優しさに根ざした、INFPの典型といえるでしょう。
いざというときに勇敢
普段、のび太は失敗ばかりで、勉強も運動も苦手というイメージがあります。
しかし、しずかちゃんを守るときや、絶体絶命の危機に直面したときには、人が変わったように勇敢になります。
自分にとって大切な人を守りたいという、強い内的価値観が行動の源になるのは、INFPに多い特徴です。
普段の評価ではなく、自分の心の中の正しさに基づいて行動するため、周囲が驚くような力を発揮するのです。
これは外からの評価には左右されにくく、自分の信念や気持ちに強く従う、まさにINFPの内向的情緒の典型的な表れでしょう。
空想や物語の世界に入り込みがち
のび太は、本を読むとすぐにストーリーへ没頭したり、自分が物語の主人公になったかのように空想を膨らませる描写が多くあります。
独自の想像力が豊かで、現実よりも「心の世界」のほうが、安心できるのかもしれません。
これは、内向的直感と感受性が強いINFPによく見られる傾向。
空想の中で自分の理想の姿を描いたり、理不尽な現実から一時的に心を守るために、内なる世界へ避難したりするのも、INFPらしさの1つなんですよ。
のび太の場合も、空想することでクリエイティビティを発揮しつつ、自分の心のバランスを保っているのかもしれませんね。
しずかちゃん:ISFJ or INFJ
しずかちゃんは思いやり深く、礼儀正しいクラスメイトです。
穏やかで、そこにいるだけで場を和ませる存在ですよね。
芯には責任感や他者への配慮があり、困った人を放っておけないタイプです。
内面的には理想を持つ面もあり、INFJ的要素も見えます。
しかし、それよりも日常的な奉仕や他者への手助けを重視することから、ISFJ寄りと推定しました。
のび太をいつも助けてくれる
しずかちゃんは、のび太が落ち込んでいるときや失敗したときに、さりげなく声をかけて励ます描写があります。
相手に優しく寄り添い、実際に支えようとするISFJ特有の、献身的な思いやりに通じるでしょう。
また、のび太の長所をよく理解し、欠点ではなく人柄を重視して接する姿勢もみられますよね。
これはFe(外向的感情)型に近い柔らかさと、調和志向が感じられます。
裏表のない誠実な振る舞いからも、安定した人間関係を重視するISFJの傾向がはっきり表れていますね。

Fe(外向的感情)は、ISFJの副機能(2番目に強くはたらく機能)だよ!
真面目で勤勉である
しずかちゃんがピアノ、バイオリン、バレエなど多くの習い事を毎日のように継続しているのは、まさにISFJの象徴的な特徴です。
Si(内向的感覚)の強いタイプは、日々のルーティンを大切にし、コツコツと努力を積み重ねながら上達していくタイプ。
しずかちゃんもまた、派手さよりも丁寧に続けることを重視し、成果をゆっくり積み上げていく性格が描かれています。
また、習い事のスケジュールを管理し、礼儀やマナーを守る姿勢もみられますよね。
ISFJらしい、慎重で誠実な性格を感じます。
努力する姿さえも自然体で、習慣への安心感が強い点も、Si(内向的感覚)的と言えるでしょう。

Si(内向的感覚)は、ISFJの主機能(いちばん強くはたらく機能)だよ!
思いやりがある
普段は地に足のついた、ISFJ的な行動が多いしずかちゃん。
しかし、のび太が抱えている心の問題を誰よりも深く理解したり、本人の言葉になる前の感情に気づいたりする場面があります。
たとえばのび太が強がっているときや、悩みを隠しているときに「無理しないでね」と言うなど、状況の奥にある気持ちを読み取る力は、ISFJよりもINFJに近いものがあります。
大切なものや人に対して、静かながらも強い信念を持ち、理不尽さにははっきり反対する面もあり、単なる優しさだけではない奥深さを感じますよね。
価値観に基づいた洞察と芯の強さで動く点は、INFJらしさも持ち合わせているといえるでしょう。
スネ夫:ESFP
スネ夫は、周囲から注目されたり承認されたりすることを好みます。
そのために社交的に自分を見せることで、価値を得ようとしていますよね。
目の前の楽しさや見栄えを重視し、他人の反応を気にする嗜好が強い点が、なんともESFPらしいですね。
誇張したり自慢したりして場を盛り上げますが、根は寂しがり屋。
ジャイアンには逆らえなかったり、しずかちゃんや出木杉くんに対してはマウントをとらなかったりと、対人関係の感受性も感じられます。
それらが行動にあらわれやすいので、ESFPと推測しました。
ジャイアン:ESTP
ジャイアンは、行動的で衝動力があるガキ大将です。
力や場の支配を通じて、影響力を行使するキャラクターですよね。
直感的に状況を読み、なんでも行動で解決するタイプ。
ルールよりもその場で何とかしたい思いが強く、衝動的に暴力をはたらいたりします。
さらに、何かを頑張ったり継続したりするプロセスよりも、結果を重視する姿勢が強いですよね。
即断即行でリーダーシップを取る一面と、仲間想いな情もあるため、ESTPが合致するでしょう。
※暴力的な側面と、ESTPであることは無関係です。
ジャイ子:ESFJ or ISFP
ジャイアンの妹・ジャイ子は、社交的で世話好きな女の子です。
家族や友人など、周囲のつながりを重視するキャラとして愛されていますよね。
あまりアニメには登場しませんが、人との調和を大切にし、周囲を気配るようすもうかがえます。
喜怒哀楽がはっきりしていて、感情を外に出しやすく、面倒見が良い一方で承認欲求もあることから、典型的なESFJ像に近いと考えます。
しかしながら、エピソードによってはシャイな一面も見せることもあります。
また、ジャイ子の夢は漫画家になることで、いつもベレー帽をかぶり創作活動にいそしんでいますよね。
その姿を見ると、ESFJよりもISFP(芸術家)の可能性も見えてきます。

ジャイ子はサブキャラだから、まだまだ性格がわからない部分が多いよね
出木杉くん:INTJ
出木杉くんは、合理的で計画的なクラスメイトです。
学業や目標達成に対する集中力が高く、典型的なINTJといえるでしょう。
感情表現は控えめで、いつも人当たりは良いですが理知的な雰囲気も醸し出していますよね。
問題解決に長けた姿勢が目立ち、のび太に的確なアドバイスをすることもあります。

のび太は、そんな出木杉くんがおもしろくないんだよね!笑
指導的素養と冷静さから、ENTJ的な面も匂いますが、内省的な品行からINTJがより近い推定となりました。
のび太のパパ(野比のび助):ISTJ
のび太のパパは、家族第一で勤勉、保守的で常識を重んじる典型的な家庭の大黒柱です。
堅実に働き、秩序と責任を重視する姿勢が強く窺えます。
感情は抑えつつ、いつも穏やかでニコニコしているイメージがありますよね。
父親としての義務をしっかりと果たす点が、ISTJらしいといえるでしょう。
一家の父親として、伝統的価値観や規律を重視する振る舞いが、ISTJ推定の根拠となります。
のび太のママ(野比玉子):ESFJ
のび太のママは温かく世話好きで、家庭の調和を守るために感情豊かに動く人物です。
家族をまとめ、特に一人息子ののび太に尽くすことで、自分の価値を感じるタイプに見えます。
のび太がお手伝いをしたときなどには「のびちゃん♡」と優しく褒めますが、テストで0点を取ると鬼の血相で叱るのも特徴的ですよね。
そのように、感情表現が素直な点も、ESFJの特徴に合致します。
めんどうみの良さと社交性が、ESFJとなった主な根拠です。
ドラミちゃん:ENFJ
ドラミちゃんは、ドラえもんと似た目的意識を持ちつつ、より積極的に相手を引っ張るタイプではないでしょうか。
毎回のエピソードに出てくるわけではありませんが、ドラえもんよりもいざというときに頼れるイメージです。
のび太をはじめ、兄であるドラえもんにさえも成長を促す一面があり、妹というよりお姉さんのような雰囲気も感じますよね。
人の可能性を見て、それを前向きに支援する、優しいリーダーシップを発揮しています。
また、情に厚く人を正しいほうへ導く姿勢から、ENFJが近いと推測しました。
ジャイアンのママ:ESTJ
ジャイアンのママは、家のルールを守らせ、子どもたちの行動に対して明確な裁定を下す「管理者」のような存在です。
秩序や期待値をはっきり示し、やや威圧的な振る舞いで、家庭を統率していますよね。
そんなしっかり者の母ちゃんらしさは、ESTJの香りを感じます。
特に長男であるジャイアンには暴力をふるうほど威厳のある存在ですが、ジャイ子をそこまで𠮟りつけることはありません。
おそらくですが、ジャイ子はジャイアンの振る舞いを見て怒られないよう要領よく行動できる子、もしくはもともとの性質がおとなしく優等生タイプなのでしょう。
そのため、ジャイアンのママはジャイ子に手を焼くことはなく、結果的にジャイアンにだけ厳しい母親のように映るのかもしれませんね。
スネ夫のママ:ESFJ
スネ夫のママは人当たりこそ良いですが、見栄や家の体面を気にする描写があります。
おそらく専業主婦で、家庭を守る役割も強そうですよね。
また、骨川家の伝統や、他人の目線を気にする保守性も感じますので、しっかり者のESFJではないかと推測しました。
専業主婦として家庭を守る実直な性格はISFJにもみえますが、道端などでのび太のママにばったり会うと気さくにおしゃべりを楽しんでいます。
その社交的な一面から、ESFJに近いと考えました。
まとめ
『ドラえもん』に出てくるキャラクターのMBTIを推測しました。
あなたの思うMBTIと一致していましたか?
また、同じMBTIは見つかりましたか?
国民的アニメということで、ESFJ的要素をもつ、人当たりのよいキャラクターが多そうですね。
しかし、さまざまなMBTIが入り混じり、個性豊かな登場人物であることも窺えました。
ほかの記事もぜひ、楽しんでいってくださいね!





















