平和主義のムードメーカーであるESFJですが、ときに「八方美人」と言われることはありませんか?
グループの調和を何よりも大事にするESFJは、争いごとが大の苦手。
そのため、みんなにとって平和の象徴でありたいと思っていることでしょう。
しかし、その特性が誤解され「八方美人」と見られることもあるようです。
その理由を解説し、誤解を解くためのポイントも紹介します。

八方美人といわれ悔しい思いをしているESFJさんは、ぜひ実践してみてね!
ESFJが「八方美人」といわれる理由

ESFJは誰とでも良い関係を築こうと努めたり、相手を傷つけないように振る舞ったりする性格です。

八方美人じゃなくて、みんなが心地よく過ごせる環境を作りたいだけなんだけどな~
誰かが気まずい思いをしているのを見ると胸が痛み、なんとかしてその場を和やかにしたいと思える性格なのですね。
しかし、この行動が裏目に出て「自分の意見をはっきり言わない」「本音が見えにくい」と誤解されることも。

みんなのためにやっていることなのに、八方美人というレッテルを貼られてしまうのは皮肉だよね
では、具体的にESFJが八方美人だと思われる理由を見てみましょう。
他人に合わせがちだから
ESFJはF(感情)の要素が強く、Fe(外向的感情)を主機能に持っています。
そのため、常に人の表情や声色、雰囲気を素早く読み取り行動するのが得意。
相手が望んでいるリアクションを自然に取ることができたり、どんな人に対しても「感じよく振る舞う」ことができたりします。
その結果、皮肉にも周囲からは「誰にでもいい顔をしている」と誤解されてしまうのですね。
調和を乱したくない性格だから
ESFJは「ムードメーカー」と呼ばれる性格タイプのため、人間関係の摩擦を嫌います。
空気を壊さないために自分の意見を控えたり、相手に合わせたりすることが自然にできるのです。
そのため、状況によって言うことや態度が変わって見えることがあるかもしれません。
本人としては、その場の雰囲気を良くするための行動なのですが、第三者からは「八方美人」と受け止められることもあるでしょう。
周囲からの評価を気にするから
ESFJは「人からどう思われているか」を意識しやすいタイプです。
社会的に良い印象を与えたい、好かれたいという気持ちが強く、誰に対しても親切に振る舞います。
これがポジティブに出れば「気配り上手」となりますが、ネガティブに映れば「誰にでも同じ態度を取る八方美人」と捉えられやすいのですね。
八方美人と思われるデメリット

八方美人と思われると、信頼性が下がったり自分の意見が優先されなかったり、さまざまな悪影響があると考えられます。
場の空気を壊さないよう「正解」を探して対応しているにもかかわらず、周囲からは
本当にそう思っているの?
どっちにも良い顔しているだけじゃない?
といった風に、本心を疑われることがあるかもしれません。
それが本当にESFJの意見だとしても、八方美人だと思われていると、本音すらも信じてもらえなかったりするでしょう。

実際は本気で相手のことを考えて行動しているのに、誤解されるのは辛いですよね。
また、誰に対しても親切でいようとすると、エネルギーを使いすぎてしまうことも。
全員を喜ばせたり、誰からも嫌われずに仲良くするのは難しいとわかっていても、それを目指してしまうのがESFJなのです。

グループの調和を守るのも大変なんだよ~(泣笑)

ESFJの人たちは、みんなが見ていないところで平和を守っているんだよね
八方美人が強みになるケース

八方美人というイメージはネガティブな響きがありますが、要は誰にでも優しい人気者ということですよね。
そう考えると、八方美人という悪口のような言葉で片づけない限り、ESFJの強みにすらなるというわけです。
誰とでも円滑にコミュニケーションをとれるスキルや、相手を尊重する姿勢を持っているので、それが活かされる場面もあります。
たとえばどのようなときに活かせるのか、見てみましょう。
チームや職場での調整役
ESFJは誰に対しても、同じようにフラットで優しい態度をとれる人物です。
そのため、立場や性格が違うメンバー同士をつなぐ潤滑油になることができるでしょう。
グループ内で意見の対立があっても、それぞれの気持ちをくみ取り「〇〇さんの言いたいことはこういうことですよね」とまとめる力があります。
これにより、チームの結束を高める存在になれるでしょう。
初対面でも打ち解け合える
ESFJがもつ「誰にでも感じよく振る舞える」という性質は、初対面での印象づくりに有利です。
友人関係だけでなく、仕事でも活かせるスキルとなるでしょう。
たとえば営業、接客、採用面接などの場面では、相手を安心させ、早い段階で信頼を得ることができますね。
「八方美人」というふうに見える性格は、ビジネスシーンでは「人当たりの良さ」という大きな武器になるんですよ。

「八方美人」っていう言葉はネガティブだけど、実際には役立つ場面が多いんですね!
多様な人が集まる場での調和
友人グループや家族行事、地域の集まりなどでも、ESFJの性格の良さが活きます。
ESFJはさまざまな人が集まる場で「誰かが疎外感を覚えないように」と自然に気を配るでしょう。
その結果として、場全体が和やかになり「あなたがいると安心する」と感謝されることでしょう。
この特性は、コミュニティをまとめるリーダーやイベント主催者にとって、大きな強みになります。
ESFJがまとめ役になれることもあれば、右腕のような存在として頼られることもあるでしょう。

ESFJは実際に人気者だし、誰にでも優しくてとても魅力的。
自信を持って、自分やまわりを笑顔にしよう!
ESFJは八方美人ではない!誤解を解く5つのポイント

ESFJが八方美人だという誤解を解くためには、以下5つのポイントを意識しましょう。
八方美人だといわれてしまうことはあっても、実際にそれはESFJの強みでもあります。
そのため、八方美人であること(誰にでも優しく公平なところ)をなくしてしまうのは、理想的ではありません。
ESFJの良さを全面に出しながら、周囲に「八方美人だ」とマイナスなイメージを持たれないようにするためのポイントを解説します。
自分の価値観を明確にする
自分が本当に大切にしている信念や、考え方を明確にしてみましょう。
そうすると、行動や判断の基準がブレにくくなりますよ。
さらに、相手にも「この人は芯がしっかりしている」と伝わりますね!


「私は誠実さを大事にしている」と心に決めると、自然と表面的な付き合いをしなくなるかもね

「その意見も素敵ですが、私はこう思います」と、自分の意見を伝える練習をするのもおすすめだよ
自分の意見を明確にすることは、相手を否定することとイコールではありません。
自分の信頼性を高めるためにも、自分の意見や思いをはっきり伝えることが大切ですね。
本当に必要な人間関係を見極める
誰とでも良い関係を築きたい気持ちは素晴らしいですが、自分の時間やエネルギーは有限です。
本当に大切な人間関係を優先し、関係性を深めることを意識してみましょう。
そうすることで、印象が「八方美人」ではなく「信頼される人」というふうに変わっていくでしょう。

交友関係を必要以上に広げすぎず、特に大切な人と深く交流することが大事でしょう。

全員に好かれる必要はない!本当に愛のある人間関係を大切にしよう
LINEやグループチャットなどで、付き合いで参加しているグループがあれば、これを機に見直してみるのも良いでしょう。
必要に応じて「NO」を言う勇気を持つ
全員の期待に応えようとすると、自分が疲弊してしまいます。
優しさを見せながらも誠実に「NO」が言えるようになると、自分の意志を示しながら相手を傷つけずに対応できるようになります。
「それは手伝えないけど、こういう形ならサポートできるよ」と代替案を提示するのも良いですね。
同じく、NOを言うのが苦手なISFJ向けの「NOの言い方」からも、学べることがあるでしょう。
本心を小出しに伝える
すべての場面で調和を優先すると、相手から「本音が見えない」と感じられることがあります。
自分の意見や感情を少しずつでも表現することで、誤解を解きやすくなるでしょう。
たとえば「私はこう思うけど、あなたの意見も教えてほしい」と、自分の気持ちを交えながら相手に歩み寄ると自然ですね。

一気に全てを話すのではなく、小さな場面で少しずつ自分の意見を共有してみよう!

自分の意見を言って空気が悪くなったらどうしよう…と考えてしまうけど、小出しにするならハードルが低いね!
無理をしない範囲で調和を保つ
調和を保つことが得意なESFJですが、自分を犠牲にしてまで調整する必要はありません。
無理をせず、自然体でいられる方法で周囲をサポートするのが理想的ですね。
自分の心身を守るために「できる範囲でならば協力したい」と伝えることも重要ですよ。
自分の負担にならないよう、バランスを取ってみてくださいね。
まとめ
ESFJが八方美人だといわれるのは、優しい性格の裏返しです。
誤解されることもありますが、その特性は大きな強みであることが分かりましたね。
誤解されないようにするには、自分の意見を適度に伝えつつ、周囲との調和を保つことがカギとなります。
自分らしさを大切にしながら、周囲とはちょうど良い距離感を築くことを目指しましょう!