人は診断系になぜハマる?承認欲求?安心感?驚きの心理とは

スポンサーリンク
診断系 なぜ ハマる MBTI×エンタメ

MBTI診断、血液型診断、星座占い、動物占いなど、これまでさまざまな診断系コンテンツが流行ってきました。

現在は、韓国アイドルから始まったMBTI診断がわたしたちの生活に定着し、自己紹介がわりにシェアする人もふえました。

人はなぜこれほどまでに、診断系に惹かれるのでしょうか。

ブームは一過性に見えても、形を変えながら何度も繰り返されていますよね。

そこでこの記事では、MBTIを中心に据えながら、なぜ人が診断系にハマるのかを心理・文化・社会の観点から解説していきたいと思います。

この記事を書いた人

わたしたちは診断系になぜハマる?

診断系 なぜ ハマる

診断系とは、いくつかの質問や分類によって「自分はどのタイプか」を示すコンテンツ全般を指します。

実は、科学的根拠があるものとないものがありますが、正直その有無にかかわらず、人々は診断系にハマりやすいですよね。

その理由は明確で、診断系は「自分を理解した気になれる体験」を短時間で提供してくれるからです。

そのため、ブームが終わったように見えても、診断系は流行り続けます。

人の不安や自己探索欲求がなくならない限り、常に新しい形で再登場しているのです。

診断系は占いや心理テストと違う?

診断系というと、占いや心理テストと似ているイメージも持たれがちです。

しかし細かく掘り下げてみると、違いがありました。

  • 診断系:今の自分を言語化するもの
  • 占い:未来を予測するもの
  • 心理テスト:一時的な傾向を見るもの

MBTI診断や血液型診断は、自分の基本構造を示すものとして受け取られやすいですよね。

「自分はこの要素でできている!」「これが自分だ!」と感じやすく、どんな結果になっても気持ちが晴れやかになるのが特徴。

そのため、診断系は娯楽でありながら、同時に自己理解ツールとして長く使われやすいのです。

形を変えて流行り続けるのはなぜ?

診断系は、意外にも長い歴史を持ちます。

過去には星座占いや血液型診断、動物占いなどがありました。

そして現代は主役が「MBTI」になりましたが、MBTIは流行りというよりも「比較的根拠のある診断」として、私たちが自分を語る際のヒントとして定着してきましたね。

しかし、過去に流行った占いや診断と、本質は同じなんです。

「自分はどんな人間か」を簡単に説明できる枠組みが求められてきた時代に、科学っぽさや納得感のある形式が選ばれてきました。

その結果、次々に新しい診断が生まれ「こっちも当たっていそう」「新しい診断もやってみよう」というふうに流れ、再びブームになるのですね。

SNS時代だからこそ流行りやすい

診断系は、SNS時代になってきたからこそ流行りやすくなっている傾向もあります。

SNSでは、短い言葉で自己紹介する必要がありますよね。

そのため「MBTIは〇〇です」「典型的なA型です」というふうに表現すると、自分の性格を一瞬で伝えられます。

診断系を知っておくことは、便利なラベルになるのです。

また、診断結果はSNSでシェアしやすく、共感や反応を得やすいというのも親しみやすさの理由でしょう。

運営者・スミ
運営者・スミ

アルゴリズム的にも、拡散されやすい構造を持っているみたい!

人が診断系にハマる心理とは

診断系 なぜ ハマる

一方で、人が診断系に惹かれるのは、単なる娯楽ばかりではありません。

ここまで長く診断系が人々の心を掴み続けるには、心理的な必然があります。

運営者・スミ
運営者・スミ

確かに診断系は、種類こそコロコロ変わるけど、結局「診断」として長く愛され続けていますよね

診断系がわたしたちの心に刺さるのは、

  • 自己理解欲求
  • 不安の軽減
  • 他者との比較

といった、人間が本来持つ感情に強く作用すると考えられます。

特にMBTIは「几帳面」「大ざっぱ」などざっくりとした傾向だけでなく、思考のクセや物事の判断基準など、より詳しく説明できます。

こういった要素が、現代人の複雑な悩みにフィットしたのですね。

「自分を説明してくれる言葉」を求めている

人は、自分をうまく言語化できないと不安になります。

そんなときMBTI診断をしてみると、ヒントや答えに気軽に出会うことができたのではないでしょうか?

たとえば「なぜ自分はこう考えてしまうんだろう」「こういうとき、自分はなぜこういう行動をするんだろう」と、自分にも、もちろん他者にも説明できない部分を、わたしたちは何かしら持っています。

考え続ける人
「人はなぜ…」という答えのない問いに、MBTIはヒントをくれる

それを、MBTIは細かく説明してくれますよね。

それが自分自身に納得感を与え、気持ちをすっきりさせてくれるのです。

これは血液型や星座でも同様で「だから私はこうなんだ」と腑に落ちる感覚が、人を診断へと引き寄せてきました。

自分をラベリングできる安心感

現代社会では、正解のない選択が増えています。

多様性のある社会になってきたと同時に、以前ほど「普通はこうする」「常識的にはこうする」という凝り固まった考えが緩んできましたよね。

たとえば働き方にしても、ひと昔前は「会社に勤めるのが社会人というものだ」「フリーターなんて将来が心配だ」といわれてきました。

もっと昔になると「つらくても1つの会社に、骨を埋めるつもりで働き続ける」というのが美徳だった時代もあります。

運営者・スミ
運営者・スミ

転職に良いイメージがなかった時代もあるんだね…!

現代はより働き方が多様化し、会社員をしながら副業をしたり、フリーランスに転身したりする人もふえました。

ノマドワーカーやリモートワークも定着し、選択肢も多様になりましたね。

だからこそ「自分はどうすればいいんだろう」「どうするのが正解なんだろう」と、不安に駆られる人も多いはず。

そんなとき、診断系コンテンツを試してみると、気軽に「あなたはこのタイプ」と枠を与えてくれます。

  • 自分はこのタイプだから、この選択肢が良いのかも
  • 自分のタイプに適した選択をしよう
  • 自分はダメだと思っていたけど、こういうタイプだったのか

こんなふうに、迷子になっていた自分い「ラベル」を貼ってくれるのが、診断系コンテンツなんです。

このラベルは、使い方によっては自分を縛り付けてしまうものにもなり得ます。

しかし「自分はこれでいい」という安心感を与える役割も果たしてくれるんですね。

運営者・スミ
運営者・スミ

信じすぎたりのめり込んだりしなければ、健全な使い方ができそうだね

当たっていると感じやすい

不思議なことに、診断系で出てくる結果は、多くの人に当てはまりやすいと思いませんか?

実は、多くの人が当てはまると感じやすい「表現」を使って、構成されているんです。

これは心理学でいうバーナム効果によるもので、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な特徴を、自分だけに当てはまる特別なことだと感じてしまう心理現象のことです。

参考:一般社団法人日本経営心理士協会

わかりやすく言うと、占いです。

「今悩んでいることがありますよね」「最近あなたの生活に何か変化がありましたね」などと言われたとき、必ず何かしら思い当たることがあるのではないでしょうか。

そう、わたしたちはみんな何かに悩んでいるし、数年~数ヶ月スパンでいえば何かしらの変化が生じているんです。

しかし、占いで言われると「当たってる…!」「あのことを言っているんだ」と感じてしまうでしょう。

運営者・スミ
運営者・スミ

そもそも、何かに悩んでいるから占いに行くわけだしね…

占いでいうとこのような効果を感じますが、MBTIの「認知機能」という構造的な説明を含むため、単なる占いよりも「グサッと刺さる」のですね。

さらにMBTIは心理学ベースに作られた診断であり、自分で質問に答えながら結果に辿り着く形です。

占いのように抽象的なものではないという点も、信頼されやすい理由でしょう。

これまでに流行ってきた診断系の歴史

診断系 なぜ ハマる

それでは、これまでに流行ってきた診断系の歴史を振り返ってみましょう。

診断系は、突然現れたものではありません。

星座占い、血液型診断、動物占いなど、それぞれの時代背景に合わせて支持されてきました。

MBTI診断は、その流れの延長線上にありつつ、より体系的で自己分析に使いやすい点が特徴になっていますよ。

それでは、今までに流行ってきた診断を振り返ってみましょう。

運営者・スミ
運営者・スミ

気になる診断があったら、ぜひトライしてみてね♡

【1966年】星座占い

星座占いは「生まれた月」によって性格が決まるという、シンプルさが魅力でした。

日本に一気に星占いが広がったのは1966年、占星術師の門馬寛明(もんま・かんめい)さんの著書『西洋占星術』がきっかけ。

参考:PHPオンライン

生まれ月は自分ではどうにもできないものなので「努力では変えられない要素」「生まれ持った運命」として受け入れられてきたそうです。

血液型やMBTIは、検査や診断をしていない人もいますが、星座というのは誰にでもあるものなので、日常会話の潤滑油としても役に立ちました。

現代科学では「スピリチュアル」に分類され、科学的根拠は認められていないそうです。

運営者・スミ
運営者・スミ

でも歴史は長くて、紀元前3000〜2000年頃の古代メソポタミアから始まったとされているんです!なんだかロマンチックですよね♡

【2000年】血液型診断

血液型診断は、日本独自の文化として定着しました。

血液型で性格を診断するという考え方が世に出始めたのは、1916年ごろからだったそうです。

日本の陸軍で、血液型を検査し階級などを決めていたとか!

テレビや雑誌などで流行り始めたのは、2000年代初頭くらい。

世代によっては生まれたときに血液型を調べるのが一般的だったため、人々にとって身近な診断と認識されたのですね。

しかし、最近では生まれたときに血液型を調べることが少なくなっています。

桑原産婦人科医院によると、信頼性の高い血液型判定は、生後1年以上経過してから、できれば4歳以上で行うことが推奨されているそうです。

しかし、4歳になってわざわざ血液型を調べるご家庭も少なくなったのでしょう。

運営者・スミ
運営者・スミ

血液型を調べるには注射が必要だし、それなら「血液型知らなくてもいいか」ってなるよね

輸血や献血の際には、あらためて血液型を調べるプロセスがありますから、常に自分の血液型を知っておく必要がないと認知されたことも、理由の1つでしょう。

話を戻すと、当時は血液型を知っているのが一般的だったため、あえてそこに「性格の違い」を帰属させてきたんです。

星座占いと一緒で、血液型も自分ではどうにもできない要素ですよね。

それが、人間関係の摩擦を和らげる役割も果たしてきたそうですよ。

運営者・スミ
運営者・スミ

「〇型だから仕方ないか~!」なんてノリで許されることもあったかもね!

【現在】MBTI

そして現在は、MBTI診断が使われるようになりました。

しかし、これまでの診断系と違うのは、MBTIは自分で結果を導き出すものだという点です。

生まれもった要素(星座や血液型)ではなく、認知の使い方に焦点を当て、自分で質問に答えながら「自分は何者なのか」を紐解いていきます。

そのため、成長や環境による変化も説明でき、単なる決めつけではなく「理解の枠組み」として使いやすいのです。

運営者・スミ
運営者・スミ

確かに星座占いや血液型診断は娯楽オンリーだったけど、MBTIは企業の面接や自己分析で使われたりしているよね!

MBTI流行は韓国アイドルが発祥

診断系 なぜ ハマる

MBTIが世界的に再注目された背景には、K-POPアイドルの影響があります。

K-POPアイドルたちが、MBTIを「自己紹介の一部」として使い始めたことで、若者文化と強く結びつきました。

このブームは今現在も続いており、むしろ昨今では「ブーム」を超えて生活に定着するようになりましたよね。

安全に自己開示ができる

韓国のアイドル文化では、ファンとの心理的距離を縮める「自己開示」が重視されます。

アイドルといえば「雲の上の存在」「決して手が届かない存在」というのが、一般的な印象でした。

しかし、韓国アイドルはアイドルとしてのプロフェッショナルな部分と、ありのままの生活や人格さえも、ためらわずに見せてくれる人が多いですよね。

それでも、住所や行きつけのお店、趣味などを細々と語るわけにもいきませんし、話したくないことだってあるでしょう。

そんなとき、MBTIはプライバシーを侵害せずに内面を語れるツールなんです。

自己開示はしたいけど話せることは限られている…というアイドルにとって、MBTIは非常に使いやすいものだったんですね。

メンバー同士の関係性を語れる

韓国アイドルといえば、グループで活動している人が大多数です。

推しメンがいたり、オルペン(全員のファン)だったりと、いろんな推し方があるでしょう。

そんな中で、ファンが気になることの1つはメンバー同士の相性や関係性です。

運営者・スミ
運営者・スミ

ひと昔前に「関係性オタク」という言葉も流行りましたよ

グループ内での相性や役割も、MBTIで簡潔に説明することができます。

ここまで来ると「どのMBTIがどういうタイプ」「どれとどれが相性が良い」というところまで理解する必要が出てきますが、好きなアイドルの内面を知るためならすぐに覚えた!という人もいるでしょう。

ファンは、グループ内の関係性を理解しやすくなり、自分の推しと相性が良い人を好きになったり、同じMBTIを持つアイドルを意識し始めたりしました。

このような流れが、アイドル文化に物語性を生み、コンテンツとしての魅力を高めていったんですね。

言葉の壁を超えてシェアできる

MBTIは、アルファベット4文字という共通言語で表されます。

それぞれの解説や名前(ISTJ=管理者など)はその国々の言葉で表現されますが、もちろんベースは同じです。

そのため、言葉の壁を超えて世界中に自分のことをシェアできるのです。

アイドルとしても、世界中のファンに「自分はこういう性格なんです」と簡潔に説明できるのは嬉しいでしょう。

そしてファンからすれば、話している言葉はわからなくてもMBTIでなんとなく、その人を理解した気になれます。

そして、アイドルとファンの心理的距離が縮まってきたのですね。

なぜ日本では診断系が流行るのか

診断系 なぜ ハマる

診断系は世界中で楽しまれていて、惹かれる心理も世界共通です。

しかし、日本には特に浸透しやすい文化的背景があるようです。

あなた自身が診断系にハマりやすかったり、SNSでみんながMBTIを知っているのを見て「なぜこんなにMBTIに夢中になるのだろう」と思ったりしている人は、ぜひこの傾向を知っておくと良いでしょう。

空気を読む文化と自己説明欲求

日本は昔から、自己主張をするよりも静かに話を聞いたり、傾聴したりすることが美徳とされてきました。

そのため、欧米やお隣・韓国などと比べると国民性として静かで、プレゼンや発表が苦手だったり、YES/NOをはっきり言えなかったりしませんか?

日本では強い主張をするよりも「自分はこういう人です」「こういう性格をしています」と、低姿勢に説明する姿勢が好まれてきました。

礼儀正しくお辞儀をする人
主体性の低い日本人とMBTIは相性が良い!?

主体性や自主性が大事な国民性であれば「私はこう考える!」「私の意見はこうだ!」と強く出ることができますが、日本人はめったにそれをしませんよね。

かわりにMBTIを使うことで「私はINFJなのでこうするかも」「すみません、AB型なので」と、さりげなくマジョリティーに乗っかりながら、主張することができます。

診断系の結果を使うことで、日本人は自分の性格や意見をスムーズに説明できるのですね。

運営者・スミ
運営者・スミ

たしかに、マジョリティーを作ってそれに乗っかるのは、日本人にとって楽なコミュニケーションかもね

衝突を避けられるマイルドな表現

日本は、集団調和を重視する文化があります。

いかに自分が強いか、影響力があるかをアピールするよりも、自分の意見を抑え込んでも周囲とうまくやるほうが「正解」と考えられやすいのです。

要は、長い物には巻かれろ状態ですよね。

その点でも、診断系というのは日本人と相性が良いんです。

MBTIは16タイプ、血液型や星座はより少ない分母ですから、集団の中には自分と同じタイプがいることも珍しくありません。

たとえば「〇〇さんってこういう行動するよね」と言われたとき「だって私はこう思うから!」と自己主張するよりも、

あはは、MBTIが〇〇だからかな?

〇型だからかも。△△さんも〇型だから同じだよね?

あなたはMBTIが〇〇だから正反対なのかも!面白いね

というふうに、性格の違いを診断のせいにできてしまうんですね。

その上、その場にいる同じタイプの人を引きずり込みやすく(笑)、仲間を作れるのも、日本文化にフィットしますよね。

自分の意見を主張すると、どうしてもその責任は自分1人に課されます。

しかし、診断結果のせいにすれば「だって診断がこう言っているから」と、責任を帰属させることができてしまうんですね。

運営者・スミ
運営者・スミ

責任をなすりつけるのが人ではなく「診断」という抽象的なものだから、誰も傷つけないし、日本人にぴったりかもね!笑

娯楽と実用の中間として使える

日本人は診断系にハマりやすい傾向があるものの、そこまでのめり込むこともなく「信じすぎず、楽しむだけ」という距離感で消費されています。

そのため、より生活に溶け込みやすく、危険な印象を持たれにくいのでしょう。

集団調和を重視するため、わたしたちは相手を無意識にラベリングし「この人はENTJだからはっきりものを言うのかも」「この人が几帳面すぎるのはA型だから仕方ないのかも」と、仮説を立てたがります。

そして、人間関係をよりスムーズにしようとするのです。

仲が良い人たち
MBTIは人間関係の潤滑油にもなる!?

しかしながら、日本では宗教色が強くないことからもわかるように「これが唯一の真理だ」という考え方にはなりにくい側面もありますよね。

そのため、診断系を信じて「この人はこう」と思い込みやすい一方で

  • まあ半信半疑で見てみよう
  • エンタメとしてはおもしろい
  • 参考にしよう

という、グラデーションのある受け取り方ができるのですね。

運営者・スミ
運営者・スミ

日本人が診断にハマりやすいというとなんだか危なそうだけど、意外にも安全な使われ方をしているんだね

まとめ

人が診断系にハマるのは、自分を理解したい、不安を減らしたい、他者とつながりたいという普遍的な心理があるからです。

星座や血液型からMBTIへと形は変わっても、その本質は変わりません。

MBTIは現代に合った言語で、自己理解を助けるツールになっています。

しかしあまり信じすぎず「使いこなす」という視点を持つことで、診断系は人生を整理するヒントになるでしょう。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました