ENFJ-Aというのは、MBTIでENFJ(主人公)といわれているタイプのうち、より自信のある傾向を示す性格です。
この記事では、なぜENFJ-Aが「やばい」といわれているのか解説します。
各MBTIタイプはAとTの2つに分類でき、ENFJでいえばENFJ-AとENFJ-Tの2種類が存在しています。
外交的で情熱的、思いやりのある性格のENFJですが、その中でも「A(アサーティブ)」型のENFJは自信が強く、自己肯定感が高め。
ポジティブな意味でもネガティブな意味でも「ENFJ-Aはやばい」と言われやすい特徴を持っているようです。
ENFJ-Aがなぜ「やばい」と言われるのか、その理由を深掘りしながら、特徴、恋愛傾向、仕事での強みや課題を、わかりやすく解説します。

ENFJ-Aが「やばい」と言われる理由

ENFJ-Aは、MBTIの中でも特にエネルギー量が多いタイプといわれます。
ENFJという性格が、リーダーシップがあり明るいしっかり者ということで、その性格がさらに強調されたようなタイプだからです。
ポジティブで行動的で、思い立ったらすぐに動けるため、周囲に強い影響を与えやすいでしょう。
しかし、行動力がありすぎて他人の気持ちを先読みしすぎたり、配慮のつもりが過干渉に見られたりすることもあるようです。
特にENFJ-Aはストレス耐性が高く、自信があるため、どんな状況でも折れずに走り抜けられますが、周囲が追いつけないこともあるでしょう。
具体的に、ENFJ-Aがやばいといわれる理由について見てみましょう。
行動力がありすぎる
ENFJ-AはN(直観型)ではあるのですが、頭で考えるよりも先に、理想の実現に向かって動いてしまう傾向があります。
周囲の気持ちを汲んで動くという、ENFJ特有の優しさに加えて、A(アサーティブ)の自信の高さが作用すると、リーダーシップが強烈になるのです。
この勢いが良い方向に働くと、組織やグループの空気を一気に良くしたり、メンバーたちをビシッとまとめたりできます。
しかしその一方、本人が善意で進めていることであっても、周囲にとっては「気持ちが追いつかない」「ついていけない」という現象が起こることも。
行動力の高さゆえ、周囲と温度差が生じやすいため「やばい」という印象につながるのです。
おせっかいである
ENFJは、他者の気持ちに深く寄り添うタイプです。
それがENFJ-Aになるとさらに強烈になり、寄り添い方が積極的で、ときに介入しすぎてしまうようです。
相手のためを思って行動しすぎてしまい、おせっかいに映ることも。
たとえば悩みを聞くときには、ただ共感するだけでなく、問題を根本的に解決するために動いてしまうかもしれません。
それを相手が望んでいなかった場合「ENFJ-Aってやばい人…」という評価につながるでしょう。
完璧主義すぎる
ENFJ-Aは自己肯定感が高く、自分の行動に責任を持つタイプです。
その意識が強すぎると、完璧を求める姿勢が前面に出て、完璧主義だと思われることがあるでしょう。
その結果、周囲から「ついていけない」と思われるかもしれません。
本人は善意で動いているだけなのですが、結果的にプレッシャーを感じさせることがあるでしょう。
そして「やばい」と言われる要因にもなるのです。
ENFJ-Aは恋愛でもやばいの?

ENFJ-Aは恋愛においても情熱的で、一度好きになると相手への思いやりや尽力が止まらないほど強くなります。
その愛情表現は温かく魅力的ですが、一方で愛情が強すぎたり、相手に負担をかけたりすることにも。
ENFJ-Aは、恋愛の熱量さえも「やばい」と表現されることがあるようです。
パートナーを支えたい気持ちが強く、相手のために何かをすることを当然だと感じているENFJ-A。
相手に安心感をもたらしますが、同時に重さを感じることもあるでしょう。
尽くしすぎて重いことがある
ENFJ-Aは、ENFJ特有のリーダーシップや愛情深さに拍車がかかった性格です。
そのため、パートナーを全力で守ったり導いたり、また支えたりすることを、愛情の形として表現します。
この献身的な態度は、相手を安心させる重要な要素になりますが、ときに「重い」と感じられることもあるようです。
相手があっさりしたタイプの場合、負担をかけてしまいますし、逆に相手も依存性のあるタイプだった場合は、共依存のような状態を引き起こす可能性もあるでしょう。
相手の気持ちを察する力がある
ENFJ-Aは、N(直観型)とF(感情型)を持ち合わせている上に、その性格に自信を持っているタイプなので、洞察力も高くなります。
たとえば、相手がまだ自覚すらしていない感情まで読み取ろうとするため、パートナーからすると「なぜそんなことまでわかるの?」と驚かれることがあるかもしれません。
この鋭さは、恋愛関係を深める力になります。
しかし度が過ぎると「気持ちを読まれすぎて怖い」と思われる場合もあるでしょう。

ENFJのようにNとFを持ち合わせたMBTIは「外交官タイプ」と呼ばれ、洞察力や観察眼が鋭いといわれていますよ
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常に主導権を握っている
ENFJ-Aは、ENFJの中でも特に自信家で積極的なタイプ。
恋愛を円滑に進めるため、パートナーに対しても積極的に行動します。
しかし、ときにその積極性が強すぎて、相手がENFJ-Aに任せっぱなしになることがあるでしょう。
結果的に、関係性のバランスが崩れることがあるかもしれません。
本人は相手を楽にしたいという気持ちで尽くしているのですが、ときにお互いの成長のためにならないことも。
また、過剰に主導する姿が、重く見られてしまう可能性もあるでしょう。
ENFJ-Aは仕事でもやばいの?

ENFJ-Aは、仕事の場でも強烈なエネルギーとリーダーシップを発揮します。
組織に前向きな空気をもたらし、周囲を巻き込みながら、目標に向かって突き進む能力があるでしょう。
もちろんそれは大きな武器ですが、パワーが強すぎると意見の押し付けにつながることも。
また、周囲が息苦しく感じる状況を作り出してしまう可能性もあります。
「やばい」と言われるのは、能力が高すぎるがゆえに起こる現象ともいえますね。
チームの士気を高める
ENFJ-Aは、ポジティブな空気をつくるのが得意。
チームのモチベーションを上げる力が、ずば抜けているでしょう。
しかしその情熱は、全員に一致しているわけではありません。
ENFJ-Aのおかげでチームの士気が上がり盛り上がるのは事実でも、メンバーがついていけず疲れてしまう可能性もあるでしょう。
自分の理想にまっすぐ突き進む
ENFJ-Aは、理想を実現する力が強いのも特徴です。
みずからが先頭に立って、チームを引っ張ろうとします。
このような人がチームに1人いることで、成功を生むことも多いでしょう。
しかし、ENFJ-Aの追求する理想を優先しすぎて、周囲の現実的な視点と衝突する場面もあります。
責任感が強い
ENFJ-AはE(外向型)で、常に自分ではなく周囲のために行動しようとします。
仕事では、周囲の負担を減らしたいという思いから、タスクの多くを引き受けてしまう傾向があるでしょう。
結果としてENFJ-Aに負担がかかりすぎ、過労に近づくこともあります。
周囲から見ると「引き受けすぎててやばい」「仕事量がやばい」と評価されるほどの、働きぶりになります。
ENFJ-Aは人間関係でもやばいの?

ENFJ-Aの優れた社会性と共感力は大きな武器ですが、時折その強さが過剰に出てしまうことも。
その結果、人間関係でトラブルや摩擦を生むことがあるようです。
相手を助けようとする気持ちが先走ってしまったり、自分の価値観を押し付けてしまったりすることが原因になります。
自分の理想を押し付けがち
ENFJ-Aは常にみんなのために考え、みんなのために行動しようとします。
決して自分勝手なタイプではないものの、ENFJの中でもAは自信家であるため、押しつけがましいと思われることもあるでしょう。
他者を正しい道へ導きたいと思う力が強いため、良かれと思って相手の人生に介入しすぎてしまうのです。
相手のためを思ってしていることでも、意図せず支配的な態度になってしまいます。
他者のためを思って行動するのは素晴らしいことですが、自分を客観視して行動することも大切ですね。
感情の波が大きい
ENFJ-Aは、他人の感情を深く読み取るコミュニケーションが得意です。
そのため、環境が悪いと、その感情を背負い込みやすい傾向があります。
突然感情的に疲弊し、爆発したり、心を病んでしまったりすることもあるかもしれません。
断られると気にする
ENFJは、ENFJ-Aの中でも自信があり、さらに積極性が増した性格をしています。
そんなENFJ-Aでも、好意や行動を拒否されると傷つきやすい一面があるのです。
ふだん堂々としている分、落ち込んでいると目立ち、わかりやすい反応を見せるでしょう。
ENFJ-Aが「やばい」と言われないために

ENFJ-Aは「やばい」といわれることがありますが、それは常軌を逸して卓越しているという意味にもなれば、ネガティブな意味と捉えられることもあります。

ネガティブな意味で「やばい」といわれるのは、あまりいい気がしませんよね
ここからは、ENFJ-Aの魅力はそのままに、周囲と調和しながら関係づくりをするためのポイントを解説します。
端的にいうと、他者との距離感を保つことと、相手の自立を尊重することが重要です。
ENFJ-Aはもともと他者の幸福を願うタイプですが、それがときに強すぎてしまいます。
善意の強度をコントロールすることが、必要になるでしょう。
相手のリズムに合わせる
ENFJ-Aは自分の言動に自信を持っているため、常に自分のペースで動くでしょう。
それを相手のテンポに合わせることで、他者とのかかわりや距離感が変わってきます。
押しつけやおせっかい避けることができたり、本来の優しさが適切な形で伝わりやすくなるでしょう。

ENFJは本来、相手の気持ちを汲んで行動できるタイプだけど、ENFJ-Aは自分の思いが強くなりがちなんだね!
相手の意思を確認する
ENFJ-Aは相手のために行動できる性格ですが、行動に移る前に「相手がそれを望んでいるのか」を確認しましょう。
相手が望んでいない場合、その行動は「感謝されるべきもの」から「ありがた迷惑」になってしまうことがあります。
都度、相手の意思を確認するクセをつけることで、過剰に他者に介入してしまうことを防げるでしょう。
これにより、関係が一方的にならず、相互的なつながりを築けますね。
適度に休息し落ち着く
ENFJ-Aは、常に他人のために動きすぎて、自分の疲れに気づかないことがあるでしょう。
エネルギッシュなところは、ENFJ-Aの強みでもありますが、意識的に休む時間をつくることも必要です。
感情のアップダウンを抑え、周囲との安定した関係を構築しやすくなるかもしれません。

頑張りすぎず、自分のメンタルも気にしてあげよう!
まとめ
ENFJ-Aが「やばい」と言われる理由は、強すぎる魅力とエネルギーが原因となることが多いようです。
基本的には、ポジティブな側面から生じた評価ですが、ときにネガティブな意味も含まれるかもしれません。
行動力、共感力、リーダーシップ、献身性といった要素は、周囲にとって頼もしい存在になります。
ただ、その強度をコントロールして、周囲に合わせた対応を心がけられれば良いですね。












