MBTIの性格タイプの中には、性格傾向や行動の特徴から「嘘つきっぽい」と誤解されやすい人がいます。
意図的に人を騙しているのではなく、性格やコミュニケーションの癖がそう見えるだけのこともあるでしょう。
この記事では、特に誤解されやすいタイプをピックアップして解説。
どんなことに気をつければ誠実さが伝わるのか、対策もご紹介します。

MBTIで「嘘つき」と思われやすいタイプ

MBTIの中で「嘘つき」と思われやすいタイプを5つ、ご紹介します。
悪意があって嘘をついているのではなく、
- みんなを楽しませたい
- 場を盛り上げたい
- 人の気持ちに配慮したい
- 本当のことが言えない
- 真実より場の空気に合った発言をしたい
という理由が隠れているようです。
「噓も方便」といいますし、ときには嘘が必要なこともありますよね。
しかし、嘘がつけない人も中にはいるように、嘘というのは誰でもサラッとつけるものではありません。
どんなタイプが噓つきと言われやすいのか、見てみましょう。
ENTP:話がうまくて誤解されやすい
ENTPは、頭の回転が速く話もうまいタイプです。
瞬時に面白い返しや冗談を考えるのが得意で、一緒にいて飽きない魅力を持っています。
ただ、好奇心が旺盛でちょっと大げさに話すクセもあるでしょう。
周囲から見ると「話盛ってない?」「どこまでが本当なの?」と思われることがあります。
しかし、実際には意図的な嘘ではなく、場を盛り上げたり相手を楽しませたりするための「誇張表現」なのですね。
ENTP本人の中では、事実と解釈のミックスで話しているだけですが、受け取り手によっては誤解を招きやすいタイプでしょう。

面白くするために話を脚色することは、ENTPあるあるかも…
ごめん!悪気はないんだよ~
INFJ:ホワイトライが誤解されやすい
INFJは、相手を傷つけたくない思いやりから、自分の本音を控えめに表現することがあります。
場合によっては、ホワイトライ(良い嘘)が混じることもあるでしょう。
「本当はこう思っているけど言わない」という配慮が、外から見ると嘘をついているように映ることがあるようです。
相手の気持ちを優先するあまり、自己主張や本音を抑えてしまうのですね。
誤解されやすいタイプですが、相手のために「言う・言わない」を選択しているだけなので、嘘つきというよりむしろ立派な気遣いですね。

嘘は確かに良くない。でも、常に正論をぶつけたり、本当のことをズバズバ言うのが正解とも思わない
ISTP:言葉が足りず誤解されやすい
ISTPは感情表現が控えめで、黙っていることが多いタイプです。
自分の考えや事情をあえて口にしないため「何か隠している」「嘘をついているのでは?」と思われることがあるかもしれません。
ISTPは性格上、細かく説明するよりも行動で示したり、人に頼むよりも自分で動いたりするタイプです。
そのため、コミュニケーション不足によって誤解を招く可能性もあります。
実際には率直で誠実なISTPですが、表面的な印象で判断され、言葉が少なすぎて信頼性が弱まることがあるでしょう。

ぺちゃくちゃ話すより黙っているほうがよっぽど信頼できると思うけど…!?笑
ENFJ:空気を読みすぎて誤解されやすい
ENFJは常に周囲を見て、調和を最優先する性格です。
リーダーシップを発揮しながらも、相手が傷つかないように言葉を選ぶ傾向があります。
その結果、本当の気持ちを少し控えめに伝えることがあるかもしれません。
そうすると周囲は「本音を隠しているのでは?」「嘘をついているのかも」と誤解することがあるでしょう。
ENFJは、相手のために伝え方を工夫しているだけ。
しかし気配り上手であるがゆえ、言葉の裏に本音が隠れていると疑われる可能性もありますね。

みんなに気持ちよく過ごしてほしいから、本音や正直な気持ちをあえて言わないことだってあるよね!
ISFP:感情を溜め込みすぎて誤解されやすい
ISFPは、自分の感情を内側に溜め込みがちな性格です。
簡単には感情を表に出さない傾向があり、言葉数も少なめ。
自分の本心を積極的に説明しないため、嘘をついていると誤解されることがあります。
優しい性格のため、相手を傷つけないように本音を隠すこともあるため、さらにミステリアスさが増してしまうのも原因でしょう。

何でもかんでも正直に言ってトラブルになりたくないし…
嘘つきと思われないために気をつけたいこと

MBTIの中には、社交的で軽快な話し方をする人や、場を盛り上げたくて誇張する人など、嘘つきだと思われやすいタイプが存在します。
嘘をつくつもりがなくても、誤解されることがあるのですね。
では、そんなMBTIタイプが気をつけられることは何でしょうか?
嘘をついているつもりがない人にとって、そのように誤解されるのは避けたいもの。
少しの言動を変えてみることで、噓つきというイメージを払拭できるかもしれません。
言葉に具体性を持たせる
抽象的な表現や冗談めいた話し方は、意図せず誤解を招くことがあります。
たとえば「めちゃくちゃ楽しかった!」と言う場合も、具体的に「映画の〇〇のシーンが特に楽しかった」と補足するだけで、相手にリアルさが伝わりますね。

本当に嘘をついている場合、直接的な答えを避けたり、時系列で説明できなかったりするそうです。
一言で答えたり、シンプルに話すことは可能でも、そこからさらに掘り下げた会話ができないのであれば、嘘だと思われても仕方がないでしょう。
よりリアルな気持ちが伝わるよう、いつも簡潔に済ませている一言に少しのディテールを加えることを意識してみましょう。
コミュニケーションの頻度を上げる
親しい相手なら、そもそものコミュニケーションの頻度を上げることで信頼度を底上げすることができます。
連絡や会話が不規則だと、それだけで「なんだかふらふらしている人」「言っていることも事実かわからない」という疑念を持たれやすいでしょう。
パートナーや親友など親しい間柄なら、日常のさりげない報告をする。
仕事でかかわる相手なら、必要な確認をこまめに行う。
このような意識を高めることで、言動と事実の一致を示し信頼感を高められるでしょう。
冗談と本気の線引きを明確にする
社交的で面白い話が得意なタイプは、冗談が誤解されやすい傾向があります。
嘘つきだと思われないために「冗談だよ」と一言添えたり、または文脈で明確に冗談であることを示したりして、相手を困惑させないようにしましょう。
自分の話が面白いかどうかではなく、相手が迷ったり困ったりしないようなコミュニケーションを意識すると良いですね。
「冗談だったけど、面白いからそのままにしとこう」
「鵜呑みにしたかもしれないけど、次会ったときに冗談だって言えばいいや」
というかかわり方だと、悪意をもって嘘をついたわけでなくとも、あなたの印象は悪くなるばかりでしょう。
嘘がつけないMBTIタイプ

MBTIにおける「嘘がつけない」とは、意図的に人を騙すことが苦手、あるいは性格的に正直さを重んじるタイプを指します。
性格傾向や価値観が、正直であることを前提として行動するため、ごまかしや策略が苦手な傾向にあります。
もしあなたが嘘つきと思われやすいことに悩んでいたら、以下のMBTIタイプの考え方や行動が、参考になるかもしれません。
ISFJ:誠実に人と向き合う性格
ISFJは、他人を大切にする思いやりと責任感の強さから、正直であることを重視します。
相手を傷つけないために、あえて「本音を言わない」ことはあっても、意図的に嘘をつくことはないでしょう。
また大切な人を守るためなら、ふだんは本音で語るのを控えているISFJも、しっかり意見を述べることがあります。
嘘をつくよりも、自分ができる限りの形で、相手に寄り添う行動を優先するのですね。

嘘も嫌いだし、人に意見するのも苦手。
でも、それよりも自分の大切な人や弱い人が傷つくのを見ている方が耐えられない!
ISTJ:生まれながらに嘘がつけない
ISTJは、ルールや秩序を尊重するタイプです。
常に、正確さや事実に基づく行動を好みます。
そのため、事実に反することや嘘をつくことが苦手であり、強い嫌悪感を示すでしょう。
まさに、生まれながらにして嘘が苦手な性格といえるタイプです。

嘘をつく必要なんてどこにもない。
常に正直で、実直であるべき!
ESFJ:誠実な対人関係を重んじる
ESFJは、他人との調和を重んじるタイプです。
誠実なコミュニケーションを大切にし、嘘が人間関係に悪影響を及ぼすことを熟知しています。
そのため、無意識に嘘とは縁遠い言動をするでしょう。
自然と率直に接することが多く、嘘をつくのが苦手な傾向にあります。

ESFJは真面目さとコミュ強を持ち合わせているから、嘘なんてつこうとしても顔でバレちゃうw
嘘に騙されやすいMBTIタイプ

嘘がつけないMBTIタイプもいれば、騙されやすい特徴を持ったMBTIタイプもいます。
嘘が上手な人に出会ってしまうと、どんな出まかせも鵜呑みにしてしまう可能性が。
自分のMBTIタイプが当てはまっていないか、チェックしてみてくださいね。
ISFJ:誠実で人を信じやすい
ISFJは、誠実で人を信じやすいタイプ。
表面的な社交性や、軽い話術に騙されやすい傾向があります。
相手が冗談交じりに話しても、真に受けてしまうこともあるでしょう。
S(感覚型)のため、人の言葉の裏を読んだり意図を深読みしたりせず、そのまま受け止め信頼してしまう性格が影響します。

S(感覚型)の人は、何か言われると言葉通りに受け取ってしまうのがネックになるんだね
INFP:素直でピュア
INFPは感情に敏感で、相手の気持ちを優先する性格です。
つい相手を信じ込みがちで、特に軽妙な話術や魅力的な話に心を動かされやすいでしょう。
F(感情型)の要素が強く、嘘や誇張を見抜く力が弱いことがあります。
理想を追い求める性格も、現実の警戒心を薄めてしまう要因になるでしょう。

そもそも疑念を持って人と話すことが少ないから、嘘を見破れといわれても無理かも…
ENFP:楽観的で乗せられやすい
ENFPは楽観的であるがゆえ、人の話を信じやすいことがあります。
話術巧みなタイプに惹かれやすく、つい話を鵜呑みにしてしまうことがあるでしょう。
また、新しい刺激や出会いを優先する性格も、警戒心を弱める傾向があります。

楽しそうな話にはホイホイついていっちゃうかも~
嘘つきと思われやすい人とそうでない人の違い

MBTIの中には、噓つきと思われやすい人とそうでない人がいます。
嘘つきと思われやすい人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。
そして、嘘つきと思われにくい人と、決定的に違うことは何なのでしょうか。
表現が直接的かそうでないか
嘘つきと思われやすい人は、率直すぎる表現や自己主張が強い傾向があります。
相手の受け取り方次第で、誤解を生むことがあるでしょう。
逆に嘘をつかない人は、自分の意見や事実を整理して冷静に伝えられるため、誤解されにくい傾向があります。
感情の起伏が激しいかそうでないか
感情の起伏が激しく、表情や言動が変わりやすい人は「本心を隠している」と疑われやすいでしょう。
嘘をつかない人は、感情の表現が安定しており、言動に一貫性がある傾向がみられます。
そうすると自然に信頼されやすくなり、どんな発言にも安定感が生まれるでしょう。
弁が立つかそうでないか
話術が巧みで人に好かれやすい人は、無意識に誇張や演出をしてしまうことがあるかもしれません。
相手を喜ばせたり、場を盛り上げたりするために少し誇張しただけでも、結果として「すぐ嘘をつく」と思われることがあります。
一方で、控えめで誠実な態度の人は、余計な演出をせず正直に振る舞うため、嘘をつかない印象を与えやすいでしょう。
人から注目されたいかそうでないか
嘘つきと思われやすい人は、周囲の期待に応えようとして、事実を歪める傾向があります。
嘘をつかない人は、自分の価値観や意見を大切にして行動し、他者の期待に左右されにくいため、信頼されやすいのですね。
嘘をつく人の特徴や理由の中には「人からの評価や反応を気にする」というものがあります。
人からどう思われても構わなければ、わざわざ嘘をついて取り繕う必要もないですもんね。
人からの評価より自分の信念や意見を大事にできる人は、嘘をつきにくい傾向があるようです。
参考:マイナビウーマン
説明や言い訳が多いかそうでないか
嘘つきと思われやすい人は、言い訳や細かい説明が多くなる傾向があります。
嘘をつく人は、無意識のうちに「聞いてもいないのに話し出す」「多弁になる」という特徴があるそうです。
参考:スタジオパーソル
逆に正直な人は、余計な言い訳をせず簡潔に事実を伝えます。
そのため、自然と嘘をつかない印象を与えるでしょう。
おしゃべりな人=嘘つきというわけではありませんが、少なくとも噓つきな人はおしゃべりになる傾向があるのかもしれませんね。
まとめ:嘘つきに見えるのは性格の特徴
MBTIで「嘘つき」と誤解されやすいのは、意図的に嘘をつくタイプということではありません。
性格やコミュニケーションの特徴が原因で、そのように見えてしまうことがあるというだけ。
ENTPの話術、INFJの本音の隠し方、ISTPの無口さなど、タイプごとの特徴を理解すれば、誤解される行動の理由が見えてくるでしょう。
性格タイプを知ることで、相手を疑いすぎず、より良い人間関係を築くヒントになるでしょう。