ENTJは燃え尽き症候群になりやすい?受診のタイミングや防ぐ方法

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ENTJ 燃え尽き症候群 ENTJ(指揮官)

リーダーシップに優れ、目標達成に向けて突き進むENTJ。

MBTIの中でも最強のカリスマ性とリーダーシップ、そして戦略的な組織力にすぐれたタイプです。

しかし、その情熱と責任感の強さゆえに「燃え尽き症候群」に陥りやすい一面もあります。

常に成果を求められる環境や、自ら課した高い基準に追われ続けることで、気づかぬうちに心身が限界を迎えてしまうようです。

本記事では、ENTJが燃え尽きやすい理由や特徴、そこから回復するためのヒントを解説していきます。

燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?

ENTJ 燃え尽き症候群

燃え尽き症候群は「バーンアウト」とも呼ばれます。

過度のストレスや負担が長期間続くことで、心身ともにエネルギーが枯渇し、やる気や達成感を失ってしまう状態を指します。

WHO(世界保健機関)も職業性ストレスの一つとして認めており、単なる疲労ではなく、慢性的な精神的・肉体的疲弊を伴うのが特徴。

参考:グロービス経営大学院

症状は主に、疲れが取れなかったり集中力が続かなかったり、仕事や日常生活に支障があるケースも多くあります。

また、人との関わりを避けたくなったり、自分のすることに意味を感じられなくなったり、メンタルの衰弱も特徴的です。

運営者・スミ
運営者・スミ

放置すると、うつ病などの精神疾患につながることもあるため、注意が必要なんです

燃え尽き症候群のきっかけ

燃え尽き症候群は、特定の職業や性格に限らず、誰にでも起こり得るものなんです。

特に、次のような要因が大きなきっかけとなるようです。

過剰な仕事量や責任がある

長時間労働や過度な業務負担は、心身の限界を超えるストレスを生みます。

特に責任感が強い人ほど自分を追い込みやすく、休むことを後回しにしがちでしょう。

仕事の量や内容がキャパを超える状態が続くと、疲労が蓄積し、達成感や充実感を感じにくくなります。

結果、燃え尽き症候群のリスクが高まり、モチベーションの低下や意欲の喪失につながるのです。

ENTJ
ENTJ

ENTJは責任を課されたり、難しいことに挑戦したりするのが好きだから、要注意かも

自分への期待値が高すぎる

自分に対して過度な目標や完璧を求めると、達成できなかったときに強い自己否定感が生まれます。

理想と現実のギャップが大きいほど、心理的な負荷は増大するでしょう。

完璧主義の人は自分の小さな失敗さえ許せず、常に緊張状態で努力を続けがち。

そのため心身が消耗しやすく、燃え尽き症候群を引き起こすきっかけとなるのです。

運営者・スミ
運営者・スミ

完璧主義になりがちはMBTIは【J】判断型の要素を持つ人たちだね

人間関係のトラブルや孤独が多い

人間関係のトラブルが多かったり、それに対する周囲のサポートが不足することも、燃え尽き症候群の大きな原因になります。

孤立感や、理解されない感覚が続くと、ストレスが慢性的に蓄積するからです。

努力しても認められない環境や、誰からの協力も得られないような状況に置かれている場合は、要注意。

心理的疲労が増し、やる気の喪失や感情の枯渇を招く可能性があります。

それが、燃え尽き症候群につながることがあるでしょう。

運営者・スミ
運営者・スミ

孤独が多くなりがちなのは【I】内向型の人。
ほんの数人でも、気持ちを打ち明けられる人がいると良いよね

ライフワークバランスが乱れている

十分な休息やリフレッシュが取れない生活は、心身の回復力を低下させます。

睡眠不足だったり、休日なのに過密スケジュールだったり、趣味や気分転換の時間がない状態が続いたりしたら、生活を見直してみましょう。

慢性的な疲労が蓄積し、心の余裕がなくなることでストレス耐性が下がってしまいます。

やる気が出ず、燃え尽き症候群に陥りやすくなりますよ。

ENTJ
ENTJ

ENTJは恋愛や遊びより仕事を優先しがち。
楽しんでるつもりだけど、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていることもあるんだね

自分の価値や成果を過小評価する

自分の努力や成果を正しく評価できず、常に満たされない気持ちや焦燥感を抱いていませんか?

そういった感情も、燃え尽き症候群のきっかけです。

「まだ足りない」「もっとやらなければ」と自分を追い込む思考がある人は、注意してください。

その思考を続けていると達成感を感じにくく、モチベーションを消耗させます。

自己評価の低さが慢性的なストレスを生んでしまい、燃え尽き症候群に結びつきやすくなるのです。

燃え尽き症候群のサイン

では、燃え尽き症候群にはどのようなサインが隠れているのでしょうか?

ENTJの人は特に注意したい、心がポキッと折れる寸前かもしれないサインを知っておきましょう。

心理的なサイン

燃え尽き症候群に気付きやすいサインとして、心理的なものがあります。

たとえば、やる気や意欲が湧かず、日常生活や趣味にすら楽しみを感じられないことはありませんか?

いつもは楽しいはずの友人との食事や、パートナーと過ごす時間にも、自然に笑えなくなっていませんか?

ENTJ 燃え尽き症候群
「何をしてても楽しくない」と思ったら要注意

また、何をしていてもボーっとしてしまう「無力感」を感じたり、自己否定感が強くなったりしても、要注意です。

些細なことでイライラしたり、感情のコントロールが難しくなったりしたら、燃え尽き症候群を疑ってみましょう。

身体的なサイン

身体は正直とはよくいったもので、燃え尽き症候群になると身体的な変化があらわれることがあります。

たとえば、慢性的な疲労感やだるさが続いたり、睡眠の質が落ちたり、寝ても寝ても疲れが取れなかったり…

また、頭痛や胃腸の不調など、ストレス由来の身体症状が出ることがあります。

特に心当たりがないのに体調不良が続いたら、燃え尽き症候群に起因していると疑ってみても良いでしょう。

行動的なサイン

燃え尽き症候群になると、普段なにげなく行っていることも心地が悪くなります。

たとえば集中力や判断力が低下したと感じたり、仕事への取組みが遅くなったり、などです。

もしかすると、普段当たり前のようにやっている仕事や業務を突然「回避したい」と思うようになるかもしれません。

そして、徐々に他人との関わりを避けようとしたり、孤立したり…

ENTJ 燃え尽き症候群
何も楽しめない状態から、人との関わりも避けるように…

普段のあなたを知っている人が「どうしちゃったの?」と思うような行動に出ることがあったら、サインだと思って良いでしょう。

燃え尽き症候群は病院に行くべき?

燃え尽き症候群は医学的にいうと、正式な病名ではありません。

しかし、その状態は 心身に深刻な影響を及ぼす可能性がある、ストレス関連の症状です。

そのため、病院に行くべきケースも存在しているんです。

燃え尽き症候群に陥った際、どんなときに病院を受診すべきなのか見てみましょう。

病院に行くべきケース

  • 疲れているのに眠れない
  • 朝起きられない
  • 気力が出ず、仕事や日常生活に支障がある
  • 気分が落ち込み「自分はダメだ」と強く感じる
  • 食欲不振や頭痛・胃痛など身体症状が続く
  • 自分を追い詰める思考が止まらない

上記の章上に当てはまる場合は、心療内科や精神科を受診することが望ましいでしょう。

適切なカウンセリングや治療で、回復が早まることもあります。

では、病院を受診しない場合はそのまま放置して大丈夫なのでしょうか?

実は、病院を受診しなくても気を付けなければならないことがあります。

  • 信頼できる人に気持ちを話す
  • 休養や睡眠を意識的に取る
  • 運動や趣味などでリフレッシュする
  • 業務や責任を抱え込みすぎない

つまり、燃え尽き症候群は「ただの疲れ」ではなく、意識してメンタルを回復させる必要があるのです。

生活や気持ちのコントロールが難しい状態になっているときは、病院へ行く目安と考えるのが安全でしょう。

ENTJが燃え尽き症候群になりやすい理由

ENTJ 燃え尽き症候群

では、なぜENTJが燃え尽き症候群になりやすいのでしょうか?

実は、ENTJというカリスマ性あふれる完璧主義な性格こそ、燃え尽き症候群を疑うべき特徴を持っているんです。

上手にストレスや疲れを受け流したり、すり抜けたりできれば良いのですが、ENTJはそのあたりで少しの不器用さがみられます。

具体的に、ENTJが燃え尽き症候群になりやすい理由を見ながら、対策について知っておきましょう。

責任感とリーダーシップが強すぎる

ENTJは、周囲を導くことに誇りを持ち、責任を背負うことを自然に選びます。

しかし「自分がやらなければ」という意識が強すぎると、他人に任せられず、結果として過剰な負担を抱え込みやすいのです。

その積み重ねが心身の限界を超え、燃え尽きにつながる原因となります。

達成欲求が止まらない

目標を設定し、成果を出すことに喜びを感じるENTJ。

しかし、その達成欲求は休むことを許しません。

常に「次はもっとこうしよう」「まだまだ改善できたはず」と、自分を追い立てるでしょう。

成功しても、満足する間もなく新しい課題に挑戦し続けるのが、ENTJの特徴でもあります。

そのため、リフレッシュの機会を逃し、気づかないうちに疲労が蓄積してしまうのです。

感情を無視しがち

ENTJは論理や効率を重視し、自分や他人の感情を後回しにすることがあります。

特に自分の弱さや疲れを認めにくいため、休養を取らずに走り続けてしまうのです。

その結果、心のSOSを無視したまま働きすぎてしまうことがあるかもしれません。

そして、ある日突然「もう無理」と燃え尽きた状態に陥ることがあります。

周囲から期待されすぎる

「頼れるリーダー」として信頼されることが多いENTJは、自然と人々の期待を集めます。

その期待に応えようとするあまり、自分の限界を超えてでも成果を出そうとするでしょう。

プレッシャーが常にのしかかることで、気づけば精神的に疲弊し、心が追いつかなくなる危険性があります。

理想と現実のギャップに直面しやすい

ENTJは壮大なビジョンを描き、大きな理想を掲げるタイプです。

しかし現実は、必ずしも理想通りには進まないことがありますよね。

障害や、人間関係の摩擦が発生し「こんなはずじゃなかったのに」と思うこともあるのではないでしょうか。

ENTJは完璧主義な傾向があるため、そんな理想と現実のギャップにストレスを抱えやすいタイプです。

「なぜうまくできないんだ」と、自分を責めてしまうこともあるでしょう。

理想の高さゆえに、挫折で燃え尽きやすいのですね。

ENTJ必見!燃え尽き症候群チェック

ENTJ 燃え尽き症候群

それでは、ENTJの人にぜひやってみてほしい「燃え尽き症候群チェック」をご紹介します。

当てはまるものをタップ!

朝起きても疲れが取れない
情熱が湧いてこない
イライラしやすい
人と関わるのが重荷に感じる
身体に不調が出る
成果に満足できない
責任を手放せない
疲れは溜まっているが気づかないふりをしている
「休んだほうがいい」と言われる
リフレッシュできるものが何もない

いかがでしょうか?

3~4個当てはまったあなたは、少し疲れ気味です。

休息を意識して、心身の不調が悪化しないようにしましょう。

5~7個当てはまったら、燃え尽き症候群の前兆かもしれません。

生活や仕事のペースをすぐに見直し、この段階で引き返せるようにしましょう!

そして、8個以上当てはまったら赤信号です。

専門機関への相談をしたり、可能であれば休みをとって強制的に身体と心を休ませてください。

まとめ

ENTJは目標達成に強い意欲を持ち、常に前進し続ける性格、

それゆえ知らず知らずのうちに、燃え尽き症候群に陥りやすい傾向があります。

自分の限界を見極めずに突き進んでしまうと、心身の疲弊やモチベーション低下、感情の乱れが現れるかもしれません。

早めに休息を取ったり、優先順位を整理したりすることで、予防ができるでしょう。

大切なのは、自己判断せずに専門家に相談すること。

燃え尽き症候群になることを未然に防ぎ、健康的に目標を追い続けることが、ENTJらしい力を最大限に発揮する秘訣といえるでしょう。

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