INTPは、論理的で理論的な思考を持つ性格タイプです。
そのため、ときに「社会不適合」といわれることがあるようです。
しかし、INTPは本当に社会に適応できないのでしょうか?
今回は、INTPが社会不適合といわれる理由や真実について探ってみたいと思います。
INTPの特性を理解することで、INTPがどのように社会に適応し、成功するかについても考えてみましょう。

「社会不適合」といわれるINTPさんや、INTPの考えていることを知りたい!と思っている人、集まれ~♡

INTPが社会不適合といわれる理由

INTPは、深い思考力と独自の理論的アプローチを持つタイプです。
しかしその特性ゆえ「社会不適合」と見なされることがよくあります。
INTPは論理や理論を重視し、感情や社会的なルールに対してあまり関心を持たないことが多くあります。
他者との関係で誤解を招くことがあるため、社会不適合と思われるのでしょう。
なぜINTPが社会不適合といわれてしまうのか、具体的な理由を見てみましょう。

社会不適合なんて失礼な!
ただオタクなだけなんだぞ~☆
感情より理論を優先するから
INTPは論理的で、理論的な思考を重視します。
コミュニケーションにおいても、感情よりも理屈を重視する傾向があります。
これにより、感情的なサポートや共感を求められる場面では、うまく対処できないことがあるでしょう。

【T】思考型のアルファベットが入ったMBTIを持つ人は、同じように冷たくみられることがあるよ
社交的な場に参加しないから
INTPは内向的で、自分の世界に深く没頭するタイプです。
そのため、社交的なイベントや集まりに参加するのが苦手。
積極的に他者と関わることがありません。
この点が、他者から「社会不適合」とみなされる原因となります。
ルールや規則を嫌うから
INTPは独立心が強く、他人に従うことに抵抗を感じることがあります。
特に、あまりにも厳格なルールや決まり事に縛られると、反発を感じることがあるでしょう。
INTPのこういった行動が、特定の社会的環境や組織内で「社会不適合なのでは?」と思われることがあります。

INTPは思考力が高い上にマイペースだから、会社のルールに従うのもあまり得意じゃないんだ…

わかる!ENTPにとっても「ルールは破るもの」だからね
現実よりも理論を重視する
INTPは抽象的なアイデアや理論に魅力を感じるタイプです。
哲学的な思考にふけったり、興味のある分野について考えを巡らせたりするのが好きなので、現実的な問題には興味を持たないことがあります。
ルーティンワークが求められる場面では、他の人と意見が食い違うことがあるでしょう。

根っからの研究者だから、ルーティンワークをコツコツこなすのは苦痛に感じるんだね
INTPは社会に適合できる優秀な人材!

INTPが「社会不適合」と言われる理由を見てきましたが、その見方は必ずしも正しいわけではないですよね。
実際には、INTPは感情的なやりとりやルール忠実に従うなど苦手なことがあるだけで、社会に適応できないわけではありません。
たとえば、INTPは以下の環境で社会に適合できるといえます。
独自の思考スタイルを活かせる環境
INTPは創造的で、抽象的な思考を得意とします。
この特性を活かせる職場や場面では、INTPはその能力を最大限に発揮できるでしょう。
例えば、研究者や技術者、戦略コンサルタントなど、深い思考と革新が求められる仕事がINTPには合っています。
独特の価値観と思考力を活かして、優れた成果を上げることができるでしょう。
自分のペースで働ける環境
INTPは独立心が強いため、自分のペースで仕事ができる環境で、最も力を発揮するでしょう。
フリーランスやリモートワーク、クリエイティブな職業などでは、INTPはより効率よく仕事を進めることができます。
このような環境であれば、社会的なルールや感情的なやりとりが苦手でも、十分に活躍できますね。
問題解決能力を活かせる環境
INTPは問題解決能力に優れており、複雑な問題に取り組む際に才能を発揮します。
理論的に考えるのが得意で、問題の本質を突き詰め、効率的に解決することができるでしょう。
問題解決能力は、ただ単に頭が良いだけでは備えられないスキルです。
まさに「論理学者」といわれるINTPならではの強みなんですよ。
強い好奇心を活かせる環境
INTPは、常に新しい知識やアイデアを追求しています。
常に自己改善を目指しており、変化に柔軟に対応することができます。
このような姿勢は、急速に変化する現代社会において価値があるもの。
INTPはマイペースであるがゆえ、自分に合った方法で社会に適応していけるのです。
個性が活かせる環境
INTPは他の人とは異なる視点やアプローチを持っており、その個性は社会にとって貴重な資源となります。
INTPは独自の思考や問題解決の方法を持っているため、創造的な解決策を提供できるでしょう。
このような個性は、現代社会でますます求められているものです。
社会不適合と言われるINTPに向いている職業

INTPは「社会不適合」と言われることがあっても、独特の思考力や創造力を活かせる職業においては大きな成功を収めるでしょう。
特性を活かしつつ、社会的なストレスを最小限に抑えられる職業の例を、以下に挙げてみましょう。
職業名 | 向いている理由 |
---|---|
研究者・学者 | 理論的思考や探求心を活かせる。一人での作業が可能。 |
ソフトウェアエンジニア | 複雑な問題を分析し解決する能力が活かせる。独立して働ける。 |
ライター・著述家 | 独創的なアイデアや知識を文章で表現できる。自分の興味に基づいてテーマを選べる。 |
クリエイティブデザイナー | 抽象的なアイデアを形にする、INTPの想像力と独立性が活きる。 |
フリーランスコンサルタント | 自分の知識や分析力を活かして、技術的な分野や戦略設計に強みを発揮できる。 |

専門性と自由度が高い職業が多いね!
INTPは社会不適合といわれますが、環境を選ぶことでその才能と強みを発揮できます。
仕事探しの際には、以下のポイントに気を付けて選んでみましょう!
独立して働ける環境
社会的な交流が少なく、自分のペースで進められるから。
理論的・分析的な仕事
抽象的なアイデアや論理的な思考が得意だから。
自由な発想が求められる分野
既存のルールに縛られず、新しいアイデアを生み出せるから。
自分の興味を深掘りできる仕事
興味を持てるテーマに没頭できるから。
他者との接触が限定的な仕事
人間関係のストレスが少なく、成果が数字や結果で評価されるから。
INTPは生きづらいって本当?

INTPは、深い思考力と独自の視点を持っています。
しかし、その特性が社会的な環境と噛み合わないことも多くあるようです。
その結果「生きづらい」と感じる場面があるでしょう。
INTPが生きづらいとされる理由や場面はどのようなときなのか、見てみましょう。
理論や真実を重視しすぎるから
INTPは、感情よりも論理や事実を重視します。
そのため、感情を重視する場面や「空気を読む」必要がある状況では、周囲とズレを感じることがあるでしょう。
特に、感情的な話し合いや社交的な場面では、相手に冷たい印象を与えてしまうことも。
正論を言ったつもりが、相手の気持ちを傷つけてしまったり、合理性を重視するがゆえ相手の気持ちを無視したように映ってしまうこともあるでしょう。
集団行動が苦手だから
INTPは内向的で、自分の世界に没頭するのが好きなタイプです。
そのため、学校や職場などの集団行動では、ルールや慣習に違和感を覚えやすかったり、疎外感を感じたりすることがあります。
集団行動よりも、自分が1人がやったほうが早くて効率的だと感じるのも、INTPの特徴です。

チームプレーが得意なタイプと、個人プレーのほうが生産性が上がるタイプがいるからね
興味のあることにしか集中できないから
INTPは、自分が興味を持つ分野には全力を注ぎますが、興味のないことには全くやる気が湧きません。
そのため、学校や職場での「やらなければならないこと」や「納期」に対し、ストレスを感じることがあります。
【P】知覚型の特徴を持っているので、マイペースで、苦手な業務は後回しにする傾向もあります。

知的でしっかり者だと思われることもあるんですが、実際はやりたくないことを後回しにしがちです…笑

「マイペースな知能派」って感じだね!逆にカッコいい!
感情表現が苦手だから
INTPは、自分の感情をうまく表現するのが苦手。
そのため、周囲から「何を考えているのかわからない」と思われたり、誤解を招いたりすることがあります。
たとえば、好意を持っている相手にも気持ちが伝わらなかったり、口数が少ないゆえ怒っていると思われたり…
【I】内向型のタイプに多く見られるお悩みですね。
まとめ
INTPが社会不適合と言われる理由には、感情的なやりとりや社交的な場に参加するのが苦手であることが関係しています。
しかし、これはINTPの特性に過ぎません。
INTPは独自の思考スタイルや問題解決能力を活かせる場で、優れた成果を上げることができる人材です。
自分に合った環境を見つけることで、INTPは社会に十分に適応し、貢献できる存在になれるでしょう。
INTPの特性を理解し、その強みを活かせる方法を模索することが重要です。