「なんか冷たい人だな…」と、誰かに対して思ったことはありませんか?
もしかしたらそれ、MBTIタイプの傾向かもしれません。
MBTIの中には、他人と深く関わるよりも自分の世界を大切にしたいタイプが存在します。
他人に無関心なように見えるその性格の裏側には、人との関わり方や疲れやすさが隠れていることも。
この記事では、他人にあまり興味がないように見えるMBTIタイプをご紹介していきます。
その理由についても深掘りしますので、もし身近に当てはまる人がいたら、コミュニケーションのヒントにしてみてくださいね。

他人に興味がないMBTIトップ5

それでは、他人に興味がないと思われがちなMBTIタイプを見てみましょう。
特に誤解されやすいのは、以下のトップ5でしょう。
- INTJ(建築家)
- INTP(論理学者)
- ISTP(巨匠)
- INFP(仲介者)
- ENTP(討論者)
なぜこの5タイプが「他人に興味がない」と思われやすいのか、まずは図解で見てみましょう。

このように、これら5タイプは性格的特徴が独特で、自分の世界に閉じこもったり他人に関わろうとしなかったりするイメージがあります。
中には社交性の高いタイプも混じっていますが、社交的である=他人に興味があると言い切れるわけではないのも、興味深いところですね!
では、それぞれの性格的特徴を見てみましょう。
INTJ(建築家)
論理と思考を優先するINTJは、自分の目標や将来のビジョンを最優先に動くタイプ。
対人関係を効率と目的で見がちなため、表面的な会話には興味を持ちません。
INTJ本人は「他人に無関心」というよりも、無駄な関係を持ちたくないというスタンスで行動しているだけのようです。
物静かで表情豊かではないため、怒っているように見えることもありますが、人が嫌いというわけではないのですね。

基本的に損得勘定なので、無駄だなと思った人間関係は継続しません
INTP(論理学者)
思考の世界に没頭しがちなINTPは、外の世界より自分の頭の中が一番面白いタイプ。
人付き合いは苦手ではないものの「わざわざ絡む必要がない」と感じることが多く、無関心に見られやすいようです。
情報や知的な会話には興味を示しますが、それ以外には反応が薄いことがあるでしょう。
共通の趣味をもつ相手とは積極的にかかわろうとし、仲良くなると心を許してくれます。

気が合いそうと思ったら話しかけますが、基本的には「友達100人ほしい!」っていうタイプではないですね
ISTP(職人)
マイペースで現実主義のISTPは、他人の感情に深入りせず、あくまで自分の時間を重視するタイプ。
共感や気遣いを求められると「めんどくさい」と感じてしまうこともあるでしょう。
クールでドライな印象から「興味がなさそう」と誤解されがちですが、必要な時にはしっかり行動する実務型です。
意外とめんどうみも良いので、頼ると快く対応してくれる人が多いでしょう。

まずは自分のことに集中して、余裕があれば人間関係にも気を配る…
っていう温度感かな
INFP(仲介者)
意外かもしれませんが、INFPも他人に対して距離を取る傾向があります。
というのも、心の中で理想の人間関係を描きすぎて、現実の人間関係に疲れたり幻滅したりしやすいのですね。
誰にでも興味を持つのではなく、心から共感できる人にしか気持ちを向けない「選択型の関わり方」をします。

INFPは意外と頑固ちゃんなので、心から通じ合えると感じる人以外は眼中にないかも
ENTP(討論者)
一見社交的でおしゃべりなENTP。
しかし、実は人に興味があるというより、会話のテーマや対話そのものに興味があるタイプです。
コミュニケーション力が高い反面、感情の奥深くまで理解しようとしたり、相手の気持ちに寄り添ったりすることには重きを置かない傾向があります。
そのため、どこか軽さや距離を感じさせることもあるでしょう。
他人を「話し相手」として見ている傾向があり、結果的に「自分に関心がないのでは」と誤解されやすいタイプなのですね。

ガハーッ!そうそう!
その人と仲良くなって心を通わせて…ってところまでは考えてないかも!
他人に興味がないMBTIの傾向は?

他人に興味がないMBTIを深掘りしてみると、やや規則性があることがわかりました。
「他人に興味がない」と思われやすいMBTIには、以下のような傾向があります。
内向型(I)が多い
内向型は外向型(E)に比べて、自分の内面世界や思考に意識が向きやすいタイプです。
他人との交流を「エネルギー消費」「疲れること」と感じやすいため、無関心にみられやすいのでしょう。
該当タイプ
- INTJ
- INTP
- ISTP
- INFP
直観型(N)が多い
N(直観型)は、目の前の事実や人の感情よりも、抽象的な考えや未来の可能性に関心を向けるタイプ。
そのため、対人関係の細かな感情には興味を持ちにくい傾向があります。
該当タイプ
- INTJ
- INTP
- INFP
- ENTP
感覚型(S)は比較的少ない
上記N(直観型)と対照的な特徴を持つのが、S(感覚型)です。
S(感覚型)は、目に見える情報や今目の前で起きていることに注意を向けられるタイプ。
N(直観型)よりも「現実が見えている」タイプなので、相手の感情の変化や空気を読むのが得意でしょう。
\ NとSの違いはこちら /
その結果「人に興味がない」とはあまり言われにくいのですね。
ただし、ISTPのように現実主義でマイペースなタイプは、無関心に見えやすい面もあります。
他人に興味がないMBTIは冷たいのか

MBTIタイプによっては、他人とうまくやることよりも「誠実であること」「自立していること」を重視する人がいます。
その結果、共感力が高くても距離を置きがちだったり、コミュニケーション力が低くはないけれど、かかわりを最小限にしたりする人もいるでしょう。
つまり、そのような人は他人に興味がないのではなく、無駄な関わりを避けることで疲れを防いでいるとも言えますね!
なぜ他人に興味がないと冷たいと思われる?
人は誰しも、自分に対して興味や関心を持ってくれる相手に、安心感や好意を感じるものです。
逆に、相手が自分に関心を示さなかったり、話しかけても反応が薄かったりすると、
と感じやすいのです。
特に感情豊かで社交的な人ほど、他人からの共感や反応を重視する傾向にあります。
そのため「興味がない=冷たい」という印象を持ちやすいのでしょう。

こう考えると、F(感情型)や一部のS(感覚型)の人は、冷たくされるだけで「他人に興味がないんだ」と感じやすいんだね

確かにT(思考型)だと、相手の感情をそんなに気にしないからか、冷たくても気づかないことが多いかも…笑

わかる!ESTJのようにリーダーシップがあると、冷たい人やそっけない人が1~2人いたとしても「性格かな」「個性かな」と感じるくらいで、気にならないかも
「他人に興味がない=冷たい」は誤解!
実際には「他人に興味がない」と思われる人たちが、必ずしも冷淡や無関心というわけではありません。
そのように見える人は単に、自分の内面世界や思考に意識を集中させているだけ。
感情が乏しいわけでも、相手を軽んじているわけでもないのです。
また、関心の向け方が異なるだけで、人間関係を大切にしているタイプも多く存在します。
たとえば、内向的で慎重な性格の人は、ごく一部の信頼できる相手にだけ心を開くでしょう。
つまり「他人に興味がない=冷たい」と決めつけるのは、表面的な行動や言動だけを見て判断した誤解にすぎないのですね。
まとめ
MBTIのなかでも「他人に興味がなさそう」に見えるタイプは、決して冷酷ではなく、むしろ繊細で疲れやすい一面を持っています。
大切なのは、その人がどんな関わり方を自然と好んでいるのかを理解し、押し付けずに尊重すること。
相手の“心の距離感”を見極めるヒントとして、MBTI診断は非常に有効でしょう!