この記事では、ISFP(冒険家)とISTP(巨匠)の性格の違いや共通点、恋愛や友情における相性を詳しく解説します。
どちらも内向的で、感覚的なタイプであるこのふたり。
静かな時間を大切にしつつも、物事の判断基準やコミュニケーションの取り方には大きな違いがあります。
そのため「相性はいいけどすれ違いやすい」ということがわかりました。
ISFPとISTPが惹かれ合う理由、ぶつかりやすいポイント、そして関係をうまく保つためのコツまで、実例を交えながら丁寧に掘り下げていきます。
ISFP・ISTP本人はもちろん、身近にこの組み合わせがいる方も必見です!

基本的な性格の特徴をおさらい

それではまず、ISFPとISTPの基本的な特徴をおさらいしてみましょう。
ISFPとISTPはMBTIのアルファベットが1文字しか変わらないため、もしかすると「結果を行き来する」「自分がどちらかわからない」という人もいるかもしれません。
ISFPとISTPは基本的に似ていますが、対照的な部分も持ち合わせています。
ISFP(冒険家)とは?

ISFPは「冒険家」と呼ばれ、感性豊かで繊細な感覚を持っています。
美しいものや心地よい空間を好み、人の感情や調和に敏感です。
自分の価値観や感情に忠実で、争いを避けて穏やかに生きることを大切にしているタイプ。
また、内向的な性格なので一人の時間を好みますが、身近な人とは深く親密な関係を築こうとします。
ISTP(巨匠)とは?

一方、ISTPは「巨匠」として知られ、現実的で合理的。
ものごとを、シンプルかつ効率的に解決する能力に長けています。
冷静で状況を客観的に分析し、問題が起こった際には即座に対処。
感情よりも論理や事実を優先し、必要以上に感情を表に出さない傾向があります。
ISTPも内向的で、一人の時間を大切にするタイプです。
ISFPとISTPの共通点は?
ISFPとISTPの共通点は、以下のようなものです。
ISFPとISTPの相違点は?
では、ISFPとISTPの相違点をまとめてみましょう。

どちらも「感覚で何事もこなしてしまう」ハイセンスなタイプだけど、ISFPは芸術的なもの、ISTPは機械的なものに強いんだね!

ISFPは絵や料理、インテリアなど芸術的なセンスが高いんです

ISTPはどんな機械も説明書なしで使いこなしたり、壊れたものを感覚に頼って直せたりするわ
ISFPとISTPの相性が良い理由

ISFPとISTPの相性は良いとされています。
F(感情型)とT(思考型)の違いはありますが、基本的には似た者同士。
感性や社交性も近いものがあるので、一緒にいて居心地の良さを感じるでしょう。
具体的にどういう部分で相性が良いとされているのか、見ていきましょう。
マイペースさを尊重し合える
ISFPもISTPも内向的な性格のため、自分のペースで過ごす時間を大切にします。
お互いに無理に話したり付き合ったりすることを強要せず、相手の「一人の時間」を尊重できる点は大きな相性ポイント。
疲れたときはそれぞれが自分の空間に戻り、気持ちをリセットできます。

恋愛や友達関係は長く続けたいものだから、心地よい空気感を大切にできるのは嬉しいね♡
合理性と感情の相性が良い
ISTPは冷静で客観的にものごとを見られるタイプです。
そのため、感情的になりやすいISFPの心を落ち着かせる力があります。
ISFPが感情の波に飲まれそうなとき、ISTPの論理的なアドバイスやサポートは大きな助けとなるでしょう。
逆にISFPは人の気持ちや情緒の大切さを、クールで独りよがりなISTPに対して教えることができます。
一緒に楽しめるアクティビティが多い
ISFPとISTPは両タイプともに「感覚(S)」機能が発達しているため、五感を使った体験を好みます。
たとえば料理やスポーツ、アウトドアなどを一緒に体験しながら、関係を深めることが得意です。
頭で考えすぎず「今この瞬間を楽しもう!」ができるのも、相性の良さを後押しするでしょう。
ISFPとISTPがぶつかりやすいポイント

基本的には相性の良いISFPとISTPですが、ぶつかりやすい側面も持っています。
特にF(感情型)とT(思考型)という思考力が違うと、さまざまな場面ですれ違う可能性があるでしょう。
感情表現の違い
ISFPは感情を大切にし、共感や理解を求めるタイプです。
感情を、言葉や態度で示すことで安心感を得たいと思うでしょう。
しかしISTPは、逆に感情を内に秘めるタイプ。
表情や態度に出すことが少なく、論理的な対応を好みます。
この違いが「ISTPは冷たい」「ISFPは感情的すぎる」という誤解を生み、すれ違いの原因になりやすいでしょう。
判断基準の違い
ISTPは効率や結果、合理性を優先するタイプです。
問題解決のためには、時に厳しい判断をすることもあります。
一方でISFPは、人間関係の調和や自分の価値観を尊重します。
感情や感覚、センスに基づいて行動する勘の良さを持ち合わせています。
たとえば、ISTPが「この問題はさっさと片付けよう」と考えるときも、ISFPは「相手の気持ちを考えたい」と感じるため、意見の対立が起こることもあるでしょう。
コミュニケーション方法の違い
ISTPは必要最低限の会話を好み、無駄な話は避ける傾向があります。
一方で、ISFPは感情や雰囲気を大切にするタイプ。
会話の中で自分の気持ちを共有したい、相手の気持ちを知りたいと考えます。
この差が「話が合わない」「わかってもらえない」と感じる要因になるかもしれません。
ISTPが無口すぎるとISFPは寂しさを感じやすく、ISFPが話しすぎるとISTPは疲れてしまうこともあるでしょう。
ISFPとISTPがうまく付き合うためのコツ

では、ISFPとISTPがうまく付き合うためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
お互いの違いを理解し尊重する
まずは、お互いの違いを「欠点」ではなく「個性」として受け入れることが大切です。
ISTPは感情を表に出さないけれど、それは「冷たさ」ではなく感情の処理方法が違うだけ。
ISFPは感情的ですが、それは人との関係を円滑に平穏にするために必要な思いやりです。
双方の性格は双方の魅力であり、お互いに受け入れ尊敬すべき点なのだということを、理解するようにしましょう。
共通の趣味や活動を楽しむ
ISFPとISTPはどちらも「体験」を通して学んだり充実を感じたりするタイプ。
そのため、アウトドアやDIY、アート鑑賞など共通の趣味を持つと良いでしょう。
内向的な2組ですが、趣味を通して自然な会話や協力が生まれ、関係が深まるかもしれません。
特に身体を動かすアクティビティは、言葉に頼らずコミュニケーションできるので効果的ですね。
スポッチャやボーリング、登山などを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ISFPはわかりやすく伝える
ISTPはクールでマイペースなため、空気を読む力がそれほど高くありません。
そのためISFPは、感じていることや望んでいることをできるだけ明確に言葉にすることが重要です。
察してもらうことを期待するよりも、具体的な言葉でコミュニケーションを取ることで誤解を減らせるでしょう。

ISTPは基本的に自分の世界に閉じこもるタイプだから「察してほしい」は無理なのよね

ISFPは逆に人の気持ちに気付きやすいから、相手にも気づいてほしいと期待しがち。
でも言葉で分かりやすく伝えるのが一番だよね!
ISTPは思いやりを持つ努力をする
ISTPは、ISFPの感情を理解しようと努めることが関係維持のポイントです。
言葉は少なくても「あなたの気持ちを大切に思っている」という姿勢を態度や行動で示しましょう。
ときにはISFPの話にじっくり耳を傾け、気持ちを再確認する時間も大切ですね。

ISFPは内向型でおしゃべりが得意ではないから、ゆっくりと気持ちを話し合える時間を持てると嬉しいな

ISTPも口数が少なくてコミュニケーション不足になりがちだから、意識的に会話の時間を持つことは大切ね!
まとめ:ISFPとISTPは相性抜群だが努力も必要
ISFPとISTPは、内向的で感覚を重視する点で相性が良いタイプです。
静かな時間を尊重し合える落ち着いた関係が築けますが、感情表現の違いやコミュニケーションスタイルの差は見過ごせないポイントですね。
お互いの違いを理解し、尊重し合う努力があれば、深い信頼関係と心地よいパートナーシップを築ける2組です。
ISFPとISTPのカップルや友人関係は、違いを活かしながら豊かな関係性を育んでいけるでしょう。