MBTIを学んでいると「つまり一言で表すとどんな人なんだろう?」と思うことがありませんか?
16タイプそれぞれに深い個性がありますが、実はわかりやすいフレーズでその本質を言い表せることもあるのです。
本記事では、MBTIの16タイプそれぞれにぴったりのことわざと四字熟語を当てはめてご紹介。
数々の名言から見えてくる性格の傾向や行動パターン、そして知られざる魅力まで、タイプごとの特徴をわかりやすく掘り下げてみましょう。
「自分のMBTIタイプをもっと端的に知りたい」
そんなあなたにおすすめの内容です。

MBTIをことわざに例えてみた!

それでは、MBTI16タイプにそれぞれことわざを当てはめてみましょう!
ことわざは、わたしたちが小学生の頃に授業で習ったものもあれば、日常生活の中で自然と使っているものありますよね。
日本人にとってなじみ深いことわざを、MBTIに当てはめてみると、意外にもしっくり!
そして、各MBTIをより深く理解するためのヒントにもなるかもしれません。
ISTJ:「石の上にも三年」
ISTJは我慢強く責任感があり、地道な努力を続けるタイプ。
「すぐに成果が出なくても、続ければ結果が出る」という価値観は、ISTJの考え方にぴったりですね。
このことわざは、堅実で実直なISTJと相性が良いでしょう。
「石の上にも三年」の由来は諸説あります。
極端な忍耐が語源とされる歴史の深い言葉で、誠実で信頼性の高いISTJを象徴していますね。

1つのことを長く続けてこそ成功します。
コツコツ努力ならISTJにお任せ!
ISFJ:「情けは人の為ならず」
他人のために尽くすことを自然に行うISFJ。
このことわざが示す「人に優しくすることが巡り巡って自分のためになる」という考え方は、ISFJの優しさと共鳴しますね。
このことわざの語源は、鎌倉時代の軍記物語『曽我物語』にあります。
「情けは人のためならず=人のためではなく自分ため」という意味ですが、まれに
情けをかけると、その人のためにならない
という意味だと誤解されることがあります。
ISFJのイメージにも、本来のことわざの意味にも相反した誤解が広まっているんですね。
INFJ:「急がば回れ」
未来を見据えた慎重な行動をとるINFJにぴったりの言葉です。
目先の近道よりも、長期的に確実な道を選ぶ姿勢が表れています。
室町時代の連歌師・宗長(そうちょう)が詠んだ和歌に由来しており、近江の瀬田川の急流を避けて橋を回ったのが元だったそう。
英語でも「More haste, less speed(急ぐほど遅くなる)」という言葉が存在していますよ。

慎重で完璧主義なINFJを上手に表していますね
INTJ:「能ある鷹は爪を隠す」
INTJは、静かに鋭く戦略を練るタイプです。
表立って自分を誇示することはありませんが、確実な成果で信頼を勝ち取る姿は、まさにこのことわざそのものですね。
「能ある鷹は爪を隠す」は、一見日本人の謙虚さがあらわれたことわざのように聞こえますよね。
しかし、英語圏でも似たようなことわざがあるんです。
日本でも「知性とは何を話すかではなく、何を話さないかである」という言い方をしますよね。
つまり、賢い人ほど普段はおとなしいものであるという認識は、世界共通なんですね!

黙ってるだけで頭が良く見られるのは、内向型としては楽でいいわね
ISTP:「百聞は一見にしかず」
情報よりも実践を重視するISTPに最適な表現です。
頭で考えるよりも手を動かして理解するというスタイルが、よく表現されています。
中国起源のことわざで「百回聞くより一度見るほうが真実が分かる」という実体験重視の価値観が、ISTPにぴったりですね。
ISFP:「習うより慣れよ」
感覚的な実体験を大事にするISFPは、マニュアルよりも体感重視。
このことわざは、感覚派のISFPらしいアプローチを象徴していますね!
体験や実践による学びの重要性を説く言葉で、江戸時代から庶民の間でよく使われてきた一般的な教訓です。

難しいことを考えるより、やってみたほうが早いですよね
INFP:「継続は力なり」
理想に向かって静かに努力を続けるINFPにぴったりのことわざです。
目立たないけれど粘り強く、信念に基づいて歩む姿勢が、この言葉に表れていますね。
努力の重要性を説く代表的な言葉で、日本では教育や自己啓発の場面で多用されてきました。
「持続が成果に繋がる」と鼓舞する気持ちが表れており、内向型だけれど情熱を燃やし続けるINFPのイメージに合っていますね。
INTP:「好きこそ物の上手なれ」
探究心と知的好奇心の塊であるINTPは、興味がある分野には深く没頭します。
その結果、専門性が高まりやすく、好きなジャンルで伸びやすいタイプであることが表現されています。
このことわざは江戸時代以前から使われてきて、日本人の技芸や職人文化の価値観に根ざした考え方です。
孔子の教えと共通点があり、現代の心理学でいう「内発的動機づけ」にも通じる内容ですね。

内向型で内省的なINTPにぴったりのことわざだね!
ESTP:「当たって砕けろ」
スピード感とチャレンジ精神を大事にするESTPは、失敗を恐れず突き進む姿が特徴的です。
行動ありきの精神に合ったことわざですね!
実は、このことわざは太平洋戦争中に米軍の日系二世部隊がモットーにしていたフレーズとしても知られています。
英語では「Go for broke.」といい、日本語とまったく同じ意味です。
「失敗しても構わないから、まず挑戦してみろ」という、軍隊の教えとも共鳴するアクティブさを感じますね。

軍隊で使われてた言葉なんて、メンタルつよつよのESTPにぴったりじゃん!
ESFP:「笑う門には福来たる」
場を明るくする天性のムードメーカーであるESFP。
陽気さや楽しさを人に分け与えることで、人間関係も円滑に築いていきます。
ESFPがいるだけで場が華やかで明るくなり、まさに笑顔と幸せを呼び込む女神のような存在でしょう。
江戸時代から庶民に広く親しまれ、現代でもポジティブな社会心理を象徴するフレーズとして使われていますね。

ESFPといえば常に笑顔で明るい♡
でも「笑顔でいなくちゃ」って特別意識してないのがESFPらしさでもあるよ
ENFP:「思い立ったが吉日」
直感でひらめいたらすぐに動くENFP。
考え込むよりも、まず行動することでチャンスをつかむタイプです。
このことわざは、仏教の暦注「六曜」の“吉日”に由来しています。
ENFPのようにインスピレーションと勢いを大事にする人にとって、行動の後押しになることわざですね。
茶道の千利休も、この考え方に通じる価値観を重んじていたといわれていますよ。

まさにこのことわざ通りに生きてるよ~♡
ENTP:「論より証拠」
理屈をこねるのも好きだけど、最終的には自分のアイデアで結果を出すことにこだわるENTP。
いくら理屈で説明しても、実際の証拠を示すほうが説得力があるという意味を持ちます。
江戸時代の庶民のあいだで使われるようになったことわざで、商売や裁判の場でもよく引用されたそうです。
英語でも、
といった類似表現があるそうです。
ESTJ:「規則は破るためにある、ではなく守るためにある」
責任感が強く、秩序やルールを守ることに安心感を覚えるESTJ。
この価値観は、倫理的または秩序維持の視点からの考え方で「決まりは守るべきもの」という信念と一致しますね。
実はこの言葉は、皮肉や逆説として有名になったフレーズ「規則は破るためにある」への反論として使われるようになりました。

「ルールは破るもの」という意見に真っ向から勝負を挑むところが、ESTJらしい!
ESFJ:「立つ鳥跡を濁さず」
人との関係を大切にし、最後まで丁寧に接するESFJ。
調和を重んじ、去るときもきちんと周囲に配慮する姿が、このことわざに表れています。
茶道の作法にも「見えないところまで丁寧に」という価値観が徹底されています。
そうした、日本的美意識の一部として大切にされていることわざだそうですよ。
ENFJ:「人の振り見て我が振り直せ」
人の気持ちや行動をよく観察し、それをもとに自分を磨くENFJ。
対人関係の中で自省する姿勢が、このことわざにぴったりです。
古くは鎌倉時代から似たような価値観が和歌や説話に見られ、現代の価値観に沿って定着しました。
江戸時代の寺子屋教育では、道徳や礼儀作法の一環として教えられることわざだったそう!

寺子屋で教えられるような、模範的な意味を持つんだね!
「人の振り見て我が振り直せ」の「ふり」とは、振る舞いを意味します。
ENTJ:「勝って兜の緒を締めよ」
勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)は、物事がうまくいっている時ほど油断せず、気を引き締めてかかるべきという戒めの言葉です。
成功しても気を緩めず、常に次の戦略を考えるENTJにぴったり。
結果を出したあとこそ慎重に行動する姿勢が、このことわざを象徴します。
戦国時代の武士の心構えから来ているとされ、戦国武将の上杉謙信や徳川家康もこの言葉を好んでいたとか。

強くて志の高い言葉ね!
MBTIを四字熟語に例えてみた!

それでは、続いてMBTIを四字熟語に例えてみましょう。
ISTJ:堅忍不抜(けんにんふばつ)
困難にも揺るがず、じっと耐えてやり遂げることを意味する四字熟語。
真面目で責任感の強いISTJの姿勢をよく表しています。
ルールや信念を大切にし、一度決めたことを最後までやり遂げようとする芯の強さが「堅忍不抜」そのものですね。
ISFJ:温厚篤実(おんこうとくじつ)
穏やかで誠実、人情深い性格を表す言葉。
ISFJの優しく思いやりにあふれた性格とぴったり合いますね!
目立たずとも周囲を支え、真面目にコツコツと尽力する姿は「篤実(とくじつ)」という言葉の典型です。
INFJ:深謀遠慮(しんぼうえんりょ)
深い考えと先見の明を持ち、将来を見据えて行動する人に使われる言葉。
INFJの直観力と計画性、そして周囲のためを思う慎重な態度がよく表現されています。
「理想と現実」をつなげる橋渡しができる人です。
INTJ:不撓不屈(ふとうふくつ)
どんな困難にもくじけず、目的に向かって突き進む姿勢を指す熟語。
独自の戦略やビジョンを持ち、ひとりでも理想を実現しようと努力するINTJの強さが表れています。
冷静で、内に闘志を秘めた姿が印象的です。
ISTP:冷静沈着(れいせいちんちゃく)
どんな状況でも落ち着き、的確に対応できる姿を指します。
ISTPは感情に流されず、現実的な判断が得意なタイプ。
「とりあえずやってみる」精神と合理性のバランスが絶妙です。
分析力にも長けていますよ。
ISFP:自由奔放(じゆうほんぽう)
自分の感性とペースを大切にし、周囲に縛られない柔軟さを持つISFPにぴったり。
穏やかながらも芯に美意識があり「どんなときも自分らしく生きたい」と願う姿勢が、この四字熟語に表れています。
INFP:理想郷主(りそうきょうしゅ)
理想郷主は、厳密にいうと正確な四字熟語ではないそう。
「理想郷(ユートピア)」に憧れるという意味合いで使用される言葉です。
INFPの心の中にある美しい理想や、他人の幸せを願う内面的な強さを表現するのに最適ですよね。
INTP:虚心坦懐(きょしんたんかい)
先入観やこだわりにとらわれず、フラットに物事を見つめる姿勢を表します。
INTPは新しいアイデアを柔軟に受け入れる知性派。
何事にもオープンで、論理と探究を大切にするところがこの熟語に通じていますね。
ESTP:快刀乱麻(かいとうらんま)
もつれた問題をスパッと解決する、行動力と判断力を表す言葉。
ESTPの即断即決で物事に立ち向かうエネルギッシュさと、混乱に強い適応力を見事に表しています。
スリルや冒険にも強いタイプですよ。
ESFP:天真爛漫(てんしんらんまん)
純粋で飾り気がなく、無邪気に明るく振る舞う様子。
ESFPの、ポジティブで社交的な性格を象徴する言葉です。
場を和ませ、自然体で人を惹きつける魅力がまさに「天真爛漫」ですね!
ENFP:百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
多彩な才能や個性が、一斉に咲き乱れる様子を意味します。
ENFPの自由奔放でアイデア豊かな性格、多方面に広がる興味関心、華やかなエネルギーが、この四字熟語にぴったりですね。
ENTP:奇想天外(きそうてんがい)
思いもよらぬ発想や言動を表す言葉です。
ENTPの型破りなアイデアやユーモア、思考のジャンプ力にマッチします。
議論好きで、知的好奇心旺盛なENTPらしさが際立つ言葉ですね。
ESTJ:公明正大(こうめいせいだい)
正義感が強く、堂々と正しいことを貫こうとする姿勢。
ESTJのルールや秩序を大切にし、組織の中でリーダーシップを発揮する特性をよく表現しています。
責任感の象徴的存在です。
ESFJ:和衷協同(わちゅうきょうどう)
心をひとつにして協力し合うこと。
ESFJの「周囲との調和」「チーム意識」「人を思いやる気持ち」が、この言葉にそのまま詰まっています。
場をまとめる潤滑油のような存在です。
ENFJ:先義後利(せんぎこうり)
まずは正義や道義を優先し、利益はそのあとに考える姿勢。
ENFJの思いやり深く、人のために尽くす献身的な性格が表れています。
リーダーシップを発揮しながらも、人を見捨てない人格もにじみ出た言葉ですね。
ENTJ:意気軒昂(いきけんこう)
非常に意欲的で、気力に満ちあふれていること。
ENTJの堂々たる態度や高い目標意識、困難に立ち向かうリーダー気質を象徴しています。
目標達成のために、情熱を惜しまない性格にぴったりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ご自身のMBTIにぴったりのことわざや四字熟語は、見つかりましたか?
MBTIは、その人の性格傾向や特徴を細かく表現する指標になります。
ご自身のMBTIに合ったものに出会えたら、ぜひ人生のモットーや座右の銘にしてみてはいかがでしょうか?